withアプリで気づいた、趣味マッチングの本当の意味
趣味が合う人と出会えると思っていた。でも実際に使ってみて、「趣味」は入口にすぎなかったとわかった。
withを始めた理由は単純だった。「趣味ベースでマッチングできる」というコンセプトが、他のアプリより合理的に見えたから。共通の話題があれば、会話に困らない。そう思っていた。
実際に登録して、最初に驚いたのはコミュニティ機能の細かさだった。「邦楽ロック好き」「コーヒー探求中」「週末ランナー」など、数十個のタグから自分に合うものを選ぶ。プロフィールに並ぶコミュニティマークを見るだけで、「この人はどんな週末を過ごしているか」がぼんやり浮かぶ。
最初にマッチしたのは、同じ「一人旅」コミュニティに入っていた女性だった。
共通の趣味があっても、話が続かなかった
「一人旅、どこに行きましたか」「最近は京都です、○○さんは」「私は先月台湾に。台南が良くて」。会話の出だしは順調だった。でも3日くらいで止まった。
旅の話をしていたのに、どこかで「お互いの旅の報告をしあっている状態」になっていた。共通の趣味が「会話のネタ」になっていて、「相手そのものへの興味」に変わらなかった。
しばらく使って気づいた。趣味が合うことは「最初の話題に困らない」だけで、「気が合う」とは別の話だ。
withでうまくいったパターン
コミュニティの話題で終わらせない
「一人旅が好き」で終わるのでなく、「なぜ一人旅が好きか」まで聞く。「自分のペースで動けるから」と言う人と「知らない街で孤独を楽しみたいから」と言う人では、価値観が全然違う。
マッチング後24時間以内に具体的な質問を1つ入れる
「よろしくお願いします」だけで終わると、相手も返しようがない。「コーヒーコミュニティに入ってますが、行きつけのお店はありますか」みたいに、プロフィールを見て作った質問を1つ入れると、返信率が上がった。
ゲーム機能は使ってみる価値がある
withには「一緒に遊べるゲーム」機能がある。最初は不要だと思っていたが、ゲームをしながら会話すると、テキストだけのやりとりより相手のリアクションが見えてくる。競争心が出たり、わざと負けたりするところに、その人の性格が出る。
3ヶ月使って変わったこと
最終的に、withで一番長くやりとりが続いた相手は「ゆるランニング」コミュニティで出会った人だった。走ることが好きという共通点ではなく、「タイムより景色を楽しむ」という同じ姿勢が合った。
恵比寿で初めて会って、2時間話した。走る話は5分しかしなかった。映画の話と、仕事のしんどい話と、東京に出てきた理由の話をした。
趣味は扉だ。扉を開けた先に何があるかは、自分で確かめるしかない。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。