恋愛体験談
映画で泣いた彼女と、泣けなかった私
12月の新宿、「花束みたいな恋をした」を隣で見ながら、私だけ泣けなかった。泣けなかったことより、泣けると思っていた彼女の気持ちが、じわじわと中央線の車内まで追いかけてきた。
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12月の新宿、「花束みたいな恋をした」を隣で見ながら、私だけ泣けなかった。泣けなかったことより、泣けると思っていた彼女の気持ちが、じわじわと中央線の車内まで追いかけてきた。
マッチングアプリで出会って1年。記念日に特別なことは何もしなかった。それでも、グラスが鳴った小さな音が、ちゃんと耳に届いた夜のこと。
ケンカはするもの。問題は、終わらせ方だ。
「好き」という気持ちは維持するものじゃなく、更新していくものだった。
同じくらい好きなのに、なぜかうまくいかない。それは愛し方が違うからかもしれない。
1月の夜、表参道のビル前で4時間待った。花束は萎れ、フレンチの予約は消え、残ったのはデニーズと、止まらない笑い声だけだった。