Bumbleで女性から来ると思っていた男の話
「女性から来るならラク」という期待でBumbleを入れた男性の話。マッチングはするが24時間以内にメッセージが来ないと消えるルールが、思ったより厳しかった。3ヶ月使って分かったBumbleの現実と、日本での使い方のコツ。
「Bumbleは女性から先にメッセージを送るシステム」という説明を読んで、インストールした。なんとなく、「向こうから来てくれるならラク」と思っていた。
Pairsを3ヶ月使って、「いいね」を送り続けるのに疲れていた時期だった。とにかく先手を打つのが男の仕事、みたいな暗黙のルールが息苦しくなっていた。Bumbleは違う、という噂をXで読んで、「試してみるか」という気分でダウンロードした。その夜、プロフィールを書いて、10枚くらいの写真から3枚を選んで、翌朝起きたら2件マッチングしていた。「これは幸先がいい」と思った。それが甘かった。
結果から言うと、マッチングはするが24時間以内にメッセージが来ないと消える——このルールが思ったより厳しかった。
Bumbleの24時間ルールが日本でキツい理由
マッチングした後、24時間以内に女性側からメッセージを送らないと、マッチングが自動で消えるシステムがある。女性側のプレッシャーを取り除くために作られたルールだが、日本では「最初のメッセージを送るのは勇気がいる」という感覚が強く、結果として多くのマッチングが無言のまま消える。
3ヶ月で約30件マッチングして、メッセージが来たのは11件だった。
消えたマッチング19件分、スマホの通知を見るたびに少しだけ胸がざわついた。「ただ試しにいいねしただけなのか」「それとも忙しくて時間が来てしまったのか」——考えても仕方ないとわかっていても、気になった。Bumbleのサポートページによると、「ファーストムーバーシステムは女性の心理的障壁を下げるため」とある。海外では機能しているのかもしれない。でも日本の女性ユーザーに聞くと「送りたいけど、何を言えばいいかわからなくて時間が来てしまった」という人が多い。システムの意図と、使う人の心理のズレ。
Bumbleのアプリ内には「Extend」機能があり、男性側が1回だけ期限を24時間延長できる。この機能を使うと女性側に通知が届くので、「まだ間に合う」という合図になる。3ヶ月使ってみて、Extendを使った10件中4件でメッセージが来た。使わなかった20件中7件。数字で見ると大きな差はないが、「忘れていた」という人が返信してくれた経験がある。
男性ができること——待つだけじゃダメだった
Bumbleは男性からはメッセージを送れないが、「Super Swipe」を使うと相手に通知が届く。これがメッセージを送る背中を押すきっかけになることがある。
私が試して一番効いたのは、スワイプする前に「Compliment」(一言コメント)を送ることだ。「プロフィールの写真、どこで撮ったんですか? 光の感じが好きです」とか、「好きな映画のリストが自分と3つかぶってた」とか、具体的な一言を書く。この状態でマッチングすると、相手が「このコメントに返さなきゃ」という気持ちになりやすい。実際に、Complimentを使ったマッチング8件中6件でメッセージが来た。使わなかった22件中5件。体感として「準備してくれた相手には返しやすい」という原理が働いているのだと思う。
もう一つ試したのが、プロフィールに「お話しかけてもらえると嬉しいです。どんな話でも」と書くこと。「待ってます」という雰囲気を作ると、送る側のハードルが少し下がるらしかった。
日本でのBumbleユーザー層の正直な話
Hingeと同様、Pairsに比べてユーザー数は少ない。東京都心部・外資系・帰国子女など、国際的な環境に慣れた女性が多い印象がある。英語プロフィールのユーザーも一定数いる。婚活目的より、「ゆるく出会いを探している」層が多い。
私がマッチングした11人中、3人が外資系勤務か留学経験者だった。「Bumbleって日本でも流行ってるんですか?」と聞かれたこともある。まだそこまで一般的ではないという感覚。逆に言えば、アプリに慣れていてコミュニケーションに積極的な人が使っている傾向がある。恵比寿・港区・渋谷あたりに住んでいる人、外資やスタートアップで働いている人とのマッチングが多かった。地方在住だとさらにユーザーが少なくなるので、都市部でないと効率が悪いかもしれない。
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3ヶ月使ってわかった正直な結論
Pairsと比べると、マッチング後の会話が続く確率が高かった。女性が自分から送ったという「意志」があるため、返信率も高い。ただしマッチング自体の絶対数が少ないので、Pairs・withと並行して使う方が効率がいい。
11件メッセージが来た中で、実際に会ったのは4人。そのうち2人と2回以上会った。数字だけ見るとPairsより少ないが、「会ってよかった」という確率は高かった。向こうから連絡してくれた人は、会おうという意志があるので話が早い。「女性から来る」というのは本当だが、来るのを待つだけでは不十分だ。Super Swipeなど、男性からの働きかけを最大限に使う必要がある。
Bumbleで最も印象に残っているのは、25歳の商社勤務の女性とのやりとりだ。最初のメッセージが「Complimentへのお礼と、逆質問」という形で来て、会うまでの3日間の会話が今まで使ったどのアプリより自然だった。「彼女が先に送った」という事実が、お互いの緊張を最初から少し解いてくれていた気がする。実際に会ったのは恵比寿のカフェで、2時間が本当にあっという間だった。
Bumbleはマッチングより、連絡してくれる勇気に感謝させてくれた。あの25歳の女性みたいに、先に動ける人間の方が、たぶん恋愛が得意なんだとも思った。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。