マッチングアプリ 仕事 忙しい|時間がない人の効率的な使い方
残業続きの私がマッチングアプリを週3時間で回し、半年で彼女に出会った方法
水曜22時、帰りの山手線の中でいいねを30件押す。それだけで週の活動が回っていた。「忙しくてアプリを続けられない」という人は、続け方が違う。週3時間で半年間マッチングアプリを使い続けた31歳、都内メーカー勤務の男が実際にやっていたこと。
「忙しくてアプリ続けられないんだよね」
飲み会でそう言う人が多い。私もかつてそう言っていた。最初に登録したのは30歳の春。1ヶ月で使わなくなった。理由は「返信するのが面倒になった」。
仕事は朝9時から終わるのが21時過ぎ。繁忙期は23時を超えることも週に2〜3回あった。メーカーの開発部門で、プロジェクト管理をしている。帰宅して風呂に入ると日付が変わる。アプリを開く余裕がなかった、というより、開いても文章を考える頭が残っていなかった。ペアーズを開いて、プロフィールを見て、何も送れずに閉じる。それを3日繰り返して、そのまま1ヶ月が過ぎた。
もう一度始めたのは31歳の秋。「仕組みを作ってみよう」と思ったのがきっかけだった。
週3時間の設計図
最初に決めたのは、「使う時間帯を固定する」ことだった。毎日少しずつやろうとすると、「今日はいいか」の積み重ねで全部消える。だから曜日を決めた。
月曜朝:通勤電車でプロフィール確認、いいねを送る(30分)
水曜夜:帰りの山手線でメッセージ確認、返信(30分)
土曜午前:デートの段取り、新規メッセージの返信(1時間)
これで週約2時間。残り1時間は、土曜の夜や日曜の空き時間に充てた。合計で3時間以内に収めることを意識した。3時間を超えたら、どこかを削った。
月曜の朝が意外と集中できた。頭が動いている時間帯で、コーヒーを飲みながら新宿駅のホームで立ったままプロフィールを見る。この人に何を聞こうか、5秒で考えてメッセージを送る。電車を待ちながらできた。余計なことを考える時間がないから、むしろテンポよく進んだ。
帰りの電車はメッセージの返信だけ。新しいマッチングは探さない。来ているものだけ処理する。1件につき2〜3行。長い文章は書かない。「笑」「そうなんですか、それ面白いですね」でいい返信は返ってくる。完璧な文章より、テンポを優先した。返信に迷ったら、シンプルに感想を一言と質問をひとつ。それだけで会話は続いた。
「断る勇気」を持ったら、逆に余裕が生まれた
最初に詰まったのは、会う約束だった。マッチングして会話が続いた相手とは、なんとなく会う方向に進める。でも忙しい週に2〜3人と会う約束を入れると、その週が完全に潰れる。
仕事の疲れが残ったまま会うと、会話が盛り上がらない。帰り道に「今日は無理だったな」という感覚が残る。相手に失礼だとも思った。自分がベストな状態でない時のデートは、お互いに時間のムダになる。
だから、会う約束は週1件までに決めた。1件に絞ると、断る必要が出てくる。最初は断りにくかった。でも「今週仕事が立て込んでいて、来週の週末でもいいですか?」と送ると、ほぼ全員が「大丈夫です」と答えてくれた。嫌われなかった。
「仕事が忙しい」は、マッチングアプリの文脈だと嘘くさく聞こえることがある。でも実際に忙しいなら、正直に言ってよかった。「ちゃんとした人」という印象を持ってもらえることの方が多かった。それに、余裕のある人に見える、という副作用もあった。「今週土曜の昼はどうですか」より「来週の土曜か日曜の午後でいければ」の提案の方が、相手も予定を合わせやすかった。
「隙間時間」の使い方で変わったこと
昼休みにアプリを開くのはやめた。昼は飯を食う時間にした。昼に開くと、食べながら操作することになって、どちらも中途半端になる。食べ物の写真をSNSに上げながら半ば義務でスワイプしている感覚になって、それが気持ち悪かった。
代わりに使ったのが、コンビニのレジ待ちと、エレベーター待ちの時間だ。30秒でいいねを2〜3件押せる。この積み重ねが、月曜朝の30分を補っていた。ながら作業ではなく「待ち時間の専用タスク」にした。
「プロフィールのテンプレ返信」を3種類作っておいたのも助かった。
パターンA:趣味について聞く「〇〇さんの休日の過ごし方、教えてもらえますか」
パターンB:仕事について「〇〇さんのお仕事、初めて聞くジャンルで気になります」
パターンC:共通点から「私も〇〇好きで、最近だと〇〇が特に良かったです」
この3パターンを頭に入れておくと、最初のメッセージに迷わなくなった。迷わない分、時間が減った。ゼロから考えると3分かかるメッセージが、テンプレをベースに変えるだけなら40秒で済む。
半年後、渋谷で会った人が今の彼女
6ヶ月間、週3時間を守り続けた。会った人の数は、合計21人。多くはないが、少なくもない。
彼女と最初に会ったのは渋谷の代官山寄りのカフェ、平日夜の19時だった。「仕事の終わりに会いませんか」という提案を私がして、相手が合わせてくれた。21時には解散する前提で入っていた。
終わったのは23時だった。2時間の予定が4時間になった。途中でカフェから近くのバーに移動した。彼女が「もう一杯だけ」と言い出して、その「もう一杯」が3杯になった。翌日、仕事中も何度かその夜の会話を思い出した。スマホを取り出して「昨日楽しかったです」と送ったら、「私も」と返ってきた。既読から返信まで、5秒もかかっていなかった。
忙しいと、マッチングアプリは続かない。でも「週3時間を設計する」なら続く。細く、長く、続けた先に会えた。
それだけのことだった、とも言えるし、それだけのことができなかったのが最初の失敗だったとも言える。仕組みを作る前に諦めるのは、早すぎた。
忙しい人がマッチングアプリを続けるための心構え
6ヶ月やり続けて、気づいたことがある。マッチングアプリは、暇な人のツールだという思い込みがあった。時間がある人が、ゆっくりメッセージを送って、会いに行く。自分には無理だと思っていた。
違った。忙しい人ほど、「設計」次第で動ける。毎日1時間使う人より、週3時間を効率よく使う人の方が、意外と成果が出やすい。忙しいと伝えることで「この人は本気で管理している」という印象になる。スキマ時間をうまく使う技術は、仕事の習慣が活きる場所でもある。
「忙しいから無理」と言っていた頃の自分に言いたいのは、「週3時間の設計をまず試してみて」ということだけだ。それだけで、6ヶ月後の景色は変わるかもしれない。変わらなかったとしても、忙しいままの自分が何かひとつ試した事実は残る。
渋谷のバーで「もう一杯」が3杯になった夜は、週3時間の積み重ねの先にあった。
よくある質問
仕事が忙しくてマッチングアプリを続けられない場合、どうすればいいですか?↓
忙しくてデートの約束を断るのが申し訳なく感じます。断り方はありますか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。