マッチングアプリ デート 誘うタイミング|何通目で誘うのが正解か
「10通目になっても誘えなかった」という失敗が教えてくれたこと
マッチングアプリで知り合った人に、デートの誘い方がわからなくて気づいたら2週間が過ぎていた。早すぎると「軽い人」と思われる気がして、待ちすぎると熱が冷める。その綱渡りの中で気づいた、誘うタイミングの本当の正解を体験談とともに。
正直に言う。私はマッチングアプリで「誘うタイミング」に異常なほど悩む人間だった。
2通目で誘うのは早すぎる、でも10通目になっても誘えていない——そんな状態で3人の相手を取り逃がした。3人目を失った夜、中目黒の川沿いを一人で歩きながら、「この優柔不断をなんとかしないと一生誘えない」と思った。夜風がひんやりして、桜の時期より前のあの川沿いは、なんとなく余計に孤独感があった。
それでも2週間後には4人目にマッチングして、また同じことを繰り返しかけた。「誘わないと」と思いながら、「でも早すぎるかも」と思って止まる。スマホを持ったまま10分間、メッセージの画面を開いたり閉じたりしていた。情けなかった。
「早すぎた」失敗と「遅すぎた」失敗、両方やった
最初の失敗は、早すぎたパターンだ。
マッチングしてすぐ、3通目で「今週末、よかったら恵比寿で一杯どうですか」と送った。会話がまだ名前も職業も知らない段階で。返信は来た。「ありがとうございます、まだちょっと早いかなって感じで…」。丁寧な断り文句だった。その後フェードアウトした。
傷ついた。でも、相手の気持ちはわかった。3通目の人間と二人で会うのは、怖い。知らない人間だ。プロフィール写真と数行のテキストしか知らない相手と、夜の恵比寿で二人きりで飲む——そこに踏み込む勇気は、まだ生まれていなかったはずだ。
次の失敗は逆だった。慎重になりすぎて、10通を超えても誘えなかった。共通の話題で盛り上がって、毎日やりとりしていた。「いい感じ」だった。でも気がついたら向こうから「実はちょっと忙しくなってて」という空気が漂い始めた。会話の温度が1度ずつ下がっていくのが、スマホ越しでも分かった。
11通目で「よかったら今度会いませんか」と送ったとき、返信まで2日かかった。「また落ち着いたら」と来て、そのまま音信不通になった。
テキストでのやりとりは「関係」じゃない。「関係の準備期間」だ。準備期間が長すぎると、相手の気持ちはその間に他の方向に動いていく。アプリは複数人と並行してやりとりするのが普通で、誘うタイミングを逃した相手は、別の誰かに先を越される。
早すぎる誘いは「軽い人」に見える。遅すぎる誘いは「機会損失」に終わる。じゃあ、どこが正解なのか。
「5〜7通目、1週間以内」という基準を見つけた経緯
3人失ってから、ルールを作ることにした。感覚じゃなく、数字で考えてみようと思った。
振り返ると、実際にデートまで行った人との共通パターンが見えてきた。最初のやりとりから会う話になるまで、おおよそ5〜7通のメッセージ、期間にして5〜10日以内。そのゾーンに誘いを入れた場合だけ、会話が実際の「会う」につながっていた。
「通数」より「密度」の問題でもある、と途中で気づいた。5通でも1週間に1通だったら関係は薄い。7通でも3日でやりとりしていたら、かなり親しみが生まれている。「通数」はあくまで目安で、本当に見るべきは「お互いの名前や日常が出てきたか」というレベル感だと思う。
相手の日常がちらっと見えたとき——「今日は仕事でちょっとしんどかった」とか「週末はいつも吉祥寺に行く」とか——そこが誘うサインだった。抽象的な質問より、そういう具体的な生活の断片が出てきた時点で、関係は「誘える温度」になっている。
4人目の相手が来たとき、6通目で誘った。「よかったら今週か来週、恵比寿の方で飲みませんか」とだけ送った。5分後に「行きたいです!いつ空いてますか」と来た。手のひらが少し汗ばんでいた。
あのときの「行きたいです」は、今でも覚えている。返信が来るまでの5分間、スマホを机に置いて別のことをしようとして、でも2分後にはまた手に持っていた。情けなくて笑えた。
誘い文句の「型」と、失敗しない送り方
「会いませんか」の文章自体も、何度か失敗して変えた。
悪かったのは、誘い文句が唐突だったこと。「よかったら飲みに行きませんか」とだけ送ると、「この人いつでも誰でも誘ってる人なのかも」と思われやすい。プロフィールや会話から拾った具体性を足すだけで、印象がまるで変わる。
「映画の話しましたよね、中目黒に小さい映画館があって、よかったら今度」とか。「渋谷のあのカフェ、行ったことないって言ってましたよね」とか。会話の中で出てきたキーワードを誘いに織り込むと、「この人はちゃんと話を聞いていた」という安心感が生まれる。その安心感が、「会ってみてもいいかも」という気持ちに変わる。
時間の提案も具体的な方がいい。「今度」より「今週末か来週」。「来週」より「来週の土曜日の夜、19時以降とか」。漠然とした誘いは、相手が返事しにくい。「いつがいいですか?」という問いかけで相手に丸投げするより、自分から日時を提案して「もしその日が難しければ調整します」と添える方が、動きやすい。
あと、これは体感だけど、昼間や夕方に誘う方が返信率が高かった。深夜に「明日ヒマですか」と送ると、なんとなく焦りが伝わる気がする。相手が落ち着いて返せる時間帯を選ぶ、それだけでも変わった。
断られたときの返し方も準備しておくといい。「あ、そうですか、またいつかぜひ」と引くか、「じゃあ来週以降はどうですか」と一回だけ押すか。後者は押しすぎに見えるかもしれないが、一回だけなら「この人は本当に会いたいんだ」と受け取る人が多い。二回目の断りが来たら、そこで引く。
誘うタイミングに、数学みたいな正解はない。でも「遅すぎる後悔」は「早すぎる後悔」より後を引く。3人を逃がして、4人目でようやくそれを身体で覚えた。
誘えない夜はもうやめよう、と思った中目黒の川沿いのこと、今でもたまに思い出す。あの夜があったから、今がある気がしている。
もう一つ、誘うタイミングについて言っておきたいことがある。「誘うのが怖い」という感覚は、相手に失礼だと思われることへの恐怖だけじゃない。断られることへの恐怖でもある。断られたら「自分には魅力がない」という証拠になる気がして、だから先に動けない——そういう心理がある。
でも、断られても終わりじゃない。断られた後の返し方で、印象は全然変わる。「そうですか、残念です。またいつか」とだけ返せば、「感じのいい人」のまま終われる。ぐずぐず引き留めたり、理由を聞いたりすると、「面倒な人」になる。断られてからの5秒の返し方が、その後の印象を決める。
スマホを開いたり閉じたりしながら誘えなかった夜を、何度も繰り返した。でも今は動ける。誘う勇気は、誰かが与えてくれるものじゃない。自分で何度か失敗して、やっと手に入れるものだ。
よくある質問
マッチングアプリで何通目にデートに誘うのが正解ですか?↓
デートに誘う文章はどう書けばいいですか?失敗しない誘い方を教えてください。↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。