初デート おすすめ エリア|マッチングアプリ体験談からわかった成功の場所
渋谷で失敗して、恵比寿で成功した。初デートのエリア選びで変わるもの
初デートの場所は「どこでも同じ」だと思っていた。渋谷で3回失敗してから、恵比寿・代官山・中目黒を試してみたら、会話の質も帰り際の空気も別物だった。エリアが変わっただけで、なぜそこまで違うのか——マッチングアプリ5人との体験から答えを出す。
渋谷で待ち合わせをして、失敗したことが3回ある。
3回とも、その後連絡が続かなかった。1回目は「またね」と言われてLINEが来なくなった。2回目は帰り際に妙なよそよそしさがあって、翌日以降フェードアウトした。3回目は2時間話したのに「今日ありがとうございました」という丁寧すぎる締めが来て、終わった気配がした。
「私の話し方が悪かったのか」「服装が合わなかったのか」と一人でぐるぐる考えて、友人に相談したら「渋谷、やめたら」と言われた。え、場所の問題なの?そう思ったのが、全部の始まりだった。
友人曰く、「渋谷はデートのエリアじゃない、ショッピングするエリア」とのことだった。最初はピンと来なかったけれど、実際に変えてみて、その意味がわかった。
なぜ渋谷・新宿は初デートに向かないのか
渋谷と新宿が「失敗しやすい」というのは、使ってみるとよくわかる。
人が多すぎる。ハロウィンじゃなくても、渋谷は平日の夜でもスクランブル交差点付近は人でごった返している。待ち合わせ場所を決めるだけでも「どこ?」「ハチ公前?」「センター街の入口?」という確認が必要で、会う前からすでにコミュニケーションが消耗する。待ち合わせ場所が分かりにくくて、相手を探すのに5分かかる——そのスタートのバタバタが、緊張感を余計に上げる。
店の選択肢が多すぎるのも問題だ。「どこ行く?」「どこでもいいですよ」「えー、○○さんが決めてください」というやりとりを、初対面でやることになる。どちらも相手に合わせようとして、決まらない。最終的に「じゃあとりあえず入ろっか」と選んだ居酒屋が、うるさくて会話が聞こえない——というのが2回目の失敗だった。
環境音の問題は思ったより大きい。初対面の人と会話するとき、人間は普段より神経を使っている。そこに騒音が加わると、「聞こえましたか」「え、なんですか」という往復が生まれて、会話のリズムが壊れる。話の内容じゃなくて、声量に意識が持っていかれる。気づいたら2時間、「うるさい場所で怒鳴り合う」みたいなやりとりをしていた。それは会話じゃなかった。
渋谷・新宿が悪いわけじゃない。3回目以降、お互いを知ってからなら全然いい。でも「初めまして」の人と行く場所として、あのエリアは刺激が強すぎる。初デートに必要なのは「話しやすい環境」で、渋谷・新宿は「楽しい環境」を提供するエリアだ。その違いが、大きかった。
恵比寿・代官山・中目黒で変わったこと
友人に言われてから、エリアを変えた。4人目の相手との初デートは恵比寿にした。
恵比寿に変えただけで、まず待ち合わせがスムーズになった。「恵比寿駅の西口改札、出てすぐのところで」と送ったら「わかりました、そこで」と返ってきた。それだけで、出会う前の緊張が少し和らいだ気がした。
街の空気が渋谷と全然違う。恵比寿は駅から出ると急に静かになる。人はいるけど、ごった返してはいない。歩くスピードが少し落ちる感じがして、それが会話のペースにも乗り移った気がした。彼女と並んで歩きながら、「どこか入ります?」と聞いたら「せっかくだしちょっと歩きますか」と返ってきた。渋谷なら「とりあえず入りましょう」という流れになっていたと思う。
イタリアンのお店に入って、2時間半話した。渋谷の失敗3回と比べて、会話の中身が全然違った。静かな店内で、相手の声がちゃんと聞こえた。声のトーンが分かると、話の温度も分かる。笑い声のタイミングも自然だった。彼女が「それ、わかる」と言ったとき、声が少し高くなった。その変化が分かるくらいの静けさが、あの店にはあった。
帰り際に「また来ましょう」と言われた。それまでの3回は、帰り際に何を言われたか覚えていない。
5人目は代官山にした。カフェから始めて、その後は近くの路地をぶらぶらした。代官山はゆっくり歩けるエリアで、「並んで歩く」という状況が自然に作れる。向き合って話すより、並んで歩きながらの方が、初対面の人と話すのはずっと楽だった。隣に人がいるのに視線を合わせなくていい、その距離感が絶妙だった。ショーウィンドウを覗いたり、路地の奥の小さな花屋の前で立ち止まったり、そういう小さな出来事が会話を生む。
中目黒の川沿いも試した。目黒川沿いを歩くだけで、話のネタが途切れない。「あの店知ってる?」「あのカフェ気になってた」「あの木、すごくない」——街が会話を作ってくれる。自分が話を振らなくても、景色が次の話題を持ってくる。
エリアを選ぶときに使っている3つの基準
今は「静かか」「小さい個人店があるか」「歩けるか」の3つで判断している。
静かであること——環境音が多いと会話の消耗が激しい。初対面の人と話すだけでエネルギーを使うのに、騒音まで加わると疲弊する。恵比寿、中目黒、代官山、吉祥寺、下北沢あたりは比較的クリアしやすい。同じ理由で、チェーン店の居酒屋は避けた方がいい。BGMと周囲のざわめきで、声を張らないといけなくなる。
小さい個人店があること——チェーン店だと「どこでもよかった」感が出る。初デートに選んだお店は、相手への「こういう空気感の場所が好きです」という無言のメッセージでもある。個人経営の小さいカフェや、入り口に木が植えてある落ち着いたレストランは、それだけで「この人はちゃんと考えてくれた」と思われやすい。事前に調べておくことで、「ここ知ってるんですか?」という会話が自然に生まれる。
歩けること——移動が苦痛じゃないエリア。中目黒は目黒川沿いを歩くだけで1時間潰せる。代官山は路地を歩いているだけで会話のネタが途切れない。歩くことで「歩くだけで楽しい時間」が生まれて、会話の重圧が減る。座ってずっと向き合い続けるより、時々景色を見ながら歩く方が、初対面の人との距離を縮めやすい。
渋谷でも恵比寿でも、どちらも東京の真ん中だ。でも初対面の人と「また会いたい」という気持ちを生む環境は、どう考えても恵比寿の方が作りやすかった。場所が会話を作り、会話が次のデートを作る。それだけは、5人の体験を経て確かになった。
よくある質問
初デートにおすすめのエリアはどこですか?渋谷や新宿はダメですか?↓
初デートの場所を選ぶ基準を教えてください。↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。