雨の日のデートで距離が縮まった話
晴れの日に計画して、雨で全部変わった。でもその変更が、一番良かった。
デートの日に雨が降った。
代官山を散歩しようと計画していた。桜が咲き始めた3月下旬で、川沿いを歩いてから食事、という流れを考えていた。当日の朝に雨の予報を見て、「どうしましょう」とLINEを送った。
「傘さして歩きますか?それとも室内に変えますか?」
「室内の方がゆっくりできそうですね」という返信が来た。
急いで計画を変えた。代官山の蔦屋書店に入って、本をそれぞれ選んで見せ合うことにした。
雨の日のデートで起きたこと
蔦屋書店で、お互いに「気になった本」を1冊選んで持ってくるというゲームをした。
彼女が選んできたのは、旅のエッセイだった。「旅先でこういう気持ちになることがあって」と言いながら、ページを開いて見せてくれた。晴れの日に散歩していたら、この話は絶対に出なかった。本が「話す理由」になっていた。
雨は予定を壊した。でも「即興で動く」という状況が、お互いの柔軟さと「一緒に何かを乗り越える」という感覚を生んだ。
雨の日のデート場所リスト
蔦屋書店や大型書店
本を選ぶという行為が「その人の世界観」を見せる。読んでいる本や気になる本は、プロフィールより本音が出る。代官山の蔦屋書店は広くて、カフェも併設されているから長居できる。
美術館・ギャラリー
六本木の森美術館や国立新美術館は雨でも混んでいない場合がある。「同じ作品を見て違う感想を言い合う」体験が、意外な相手の一面を見せる。
水族館
品川の「マクセル アクアパーク品川」や「すみだ水族館」は屋内完結で、照明が暗くて距離が縮まりやすい雰囲気がある。
料理教室・ワークショップ
2人で何かを「作る」体験は、テーブルを挟んで話すより関係が動きやすい。一緒に失敗したり成功したりする時間が、共通の記憶になる。
雨で良かったこと
計画通りに散歩していたら、「きれいですね」「そうですね」という感想で終わっていたかもしれない。
雨が降って計画が変わって、本屋で本を選んで、コーヒーを飲みながら3時間話した。
その日のことを、今でも一番よく覚えている。雨はじゃまじゃなかった。ただ、違うデートになっただけだった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。