カフェデートが正解だったと気づいた夜、後悔した初デートの選択
「初デートはカフェって地味じゃない?」と思っていた。映画館、居酒屋、観光スポットで3回試してから、しぶしぶカフェを選んだ4回目。2回目のデートにつながったのはそこだけだった。マッチングアプリ攻略の定番が正解だった理由。
正直に言う。「初デートはカフェ」を軽く見ていたのに、正解だった。
地味じゃないか。もっと印象に残る場所を選んだ方がいい。そう思って、最初の3回のデートにカフェを選ばなかった。映画館、居酒屋、観光スポット。どれも何かしら問題があって、4人目のデートでしぶしぶカフェを選んだ。
結果、その人と2回目のデートにつながった。
最初の3回で何が起きたか
1回目は映画館だった。渋谷のTOHOシネマズ。「映画好きって言ってたから」という理由で選んだ。2時間、隣に座ってスクリーンを見た。出てきたら「どうでしたか」「良かったですね」で会話が終わった。映画の感想で30分は持つかなと思っていたが、彼女の感想が短くて、私も返しようがなかった。映画館は「話さない」が前提の場所だった。最初の2時間で、一度も顔を見なかった。
2回目は恵比寿の居酒屋だった。「飲み会みたいな雰囲気の方が話しやすい」と思っていた。でも飲みすぎて、帰り際の記憶がぼんやりした。「また来週どこか行きましょう」と言ったらしいが、翌朝彼女からのLINEは来なかった。
3回目は浅草で待ち合わせて、雷門の前で写真を撮った。でも人が多くて声が聞こえにくくて、歩きながら話していたから、相手の表情がよく見えなかった。「楽しかったです」と言ったが、正直よくわからなかった。
3回の失敗に共通していたのは「話すことが目的になっていなかった」ことだ。映画を見ること、飲むこと、歩くことが目的になっていて、話すのはその合間だった。
なぜカフェが機能するのか
4人目の相手に提案したカフェは、代官山の路地裏にある小さな店だった。BGMはジャズで、窓際の席に通されて、向かい合って座った。
カフェには「何かを一緒にする」要素がない。食べるか飲むかしながら、ただ話す。それが初デートには合っていた。映画館は「話さないこと」が前提。居酒屋は「飲むこと」が前提。カフェは「話すこと」が前提だった。
時間の調整がしやすいのも良かった。1時間で切り上げることも、3時間いることもできる。話が盛り上がれば延長できる。気まずくなっても「じゃあそろそろ」と自然に言える。映画のように「終わるまで出られない」拘束感がない。
アルコールなし、過度な演出なし。フラットな状態での会話が見えやすい。その日の自分の調子も、相手の素の反応も、カフェの方がわかりやすかった。
カフェ選びで意識したこと
音楽がBGM程度の音量であることは必須だった。完全に静かなカフェは沈黙が怖くなる。かといって音楽が大きすぎると声が聞こえない。ジャズやボサノバがゆるく流れているくらいが理想だった。
席間隔が狭すぎないことも確認した。隣のテーブルとの距離が近いと、話の内容を気にしながら話すことになる。向かい合って話せる、ある程度のスペースがある席を選ぶ。
立地は主要駅から少し離れた、路地裏のカフェが良かった。渋谷や新宿のど真ん中より、代官山や蔵前のような路地裏のカフェの方が、「こういう店、知ってるんですね」という会話が生まれやすい。場所を選んでくれた、という印象が残る。1人2,000円前後で、払いやすい金額の選択肢が多い。
カフェに固定してから変わったこと
初デートの場所選択肢をカフェに固定してから、デートの「次につながる確率」が上がった。カフェで2時間話して「もっと話したい」と思う相手とは、2回目が決まりやすかった。「カフェで話してみてどうだったか」が、その人との相性を測る一番シンプルな基準だった。
4人目の彼女と代官山のカフェで話した日、帰り際に「次、どこか行きますか」と私が言った。「行きたいです」と彼女が言った。それだけで、次の約束ができた。
初デートは「会ってみた」の確認作業だ。好きになるかどうかは2回目以降でいい。カフェはその確認作業を、最もシンプルにできる場所だった。
中目黒のカフェで、1時間だけのデートをした理由
カフェデートが正解だと気づいたのは、中目黒のカフェで1時間だけ会ったときだった。それまではディナーを選んでいた。2時間、3時間と拘束される。お酒が入ると判断力が鈍る。帰りたくなっても「まだ料理が来てない」と席を立てない。
カフェなら1時間で自然に解散できる。コーヒー一杯分の時間で、相手の空気感がわかる。心臓がバクバクする時間が1時間だけで済むのは、精神的にも助かった。
カフェデートを成功させるポイント
場所選びは相手のエリアに合わせる。相手が渋谷方面に住んでいるなら、渋谷か恵比寿のカフェを提案する。わざわざ遠くまで来てもらうのは、初回では気が引ける。
目を合わせ続けなくていいのに、会話が楽になった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。