デートに誘えなかった夜。後悔したタイミングの正解
メッセージ20往復で誘ったら「ちょっと考えます」で終わった。3往復で誘ったら「早すぎませんか」と引かれた。両方経験して、ちょうどいい誘い方がわかってきた話を全部書く。
正直に言う。20往復で遅すぎたのに、3往復では早すぎた。
メッセージを20往復してから「よかったら会いませんか」と送ったら、「ちょっと考えます」と返ってきて、その後連絡が途絶えた。恵比寿のアパートで、既読のついたスマホを見つめたまま5分間動けなかった。
逆に、別の人に3往復でデートに誘ったら「え、早すぎませんか?」という返信が来た。「すみません……」と送ったけど、もう遅かった。気まずくなって、その人とは自然消滅した。
どっちが正解なのか、しばらくわからなかった。
7〜10往復がちょうどいい理由
いろいろ試した。5往復で誘ったり、15往復まで引っ張ったり。半年くらいかけて、「7〜10往復でデートに誘う」という自分のルールができた。
根拠は単純で、7〜10往復は「この人と会話が成り立つ」ことと「相手の基本的な人となりがわかる」の両方が達成できる回数だと感じた。
5往復以下だと、相手は「この人のこと、まだ何もわからない」と感じる。だから「早い」と思われる。逆に15往復以上になると、メッセージだけの関係に安住してしまって、「会うモチベーション」が消える。相手が「この人、会う気あるのかな」と不安になるタイミングが、だいたい10往復前後だった。
誘い方で気をつけている3つのこと
1つ目。相手の趣味に絡めて誘う。
「カフェが好きとのことですが、恵比寿に最近開いた自家焙煎のお店が気になっていて、よかったら一緒に行きませんか」という形。
「会いましょう」という単純な申し出より、相手が行く理由と場所のイメージを同時に渡す。「いつか会いたいですね」みたいな曖昧な表現は最悪。いつかは来ない。
吉祥寺のスタバで友達に相談したとき、「デートの誘いは、場所の提案セットで出せ」と言われた。会う理由を相手に渡す。それだけで承諾率が変わる。
2つ目。候補日は2つ出す。
「今週末か来週末、どちらかご都合よければ」のように、YESかNOではなく、どちらかを選ぶ形にする。
「いつがいいですか」という開放型の質問は返信のハードルが上がる。相手はカレンダーを開いて、空いてる日を探して、それを文字にして送るという3ステップを踏まないといけない。「AかB」なら1ステップで済む。
3つ目。断られた場合の受け方を準備しておく。
「そうなんですね、別のタイミングでまた話しましょう」と自然に返せる言葉を持っておく。
断られることへの恐怖が、誘うのを遅らせる最大の原因だ。「断られたらどうしよう」が頭にあると、メッセージを20往復まで引っ張ってしまう。でも準備していれば、怖さが半分になる。渋谷の帰り道、iPhoneを見ながら深呼吸して、送信ボタンを押した夜を覚えている。指が震えた。でも押した。
実際に使ったメッセージ例
メッセージ7往復目くらいで、相手が「最近カフェ巡りにハマっていて」と言ってきた。
「カフェ巡り、いいですね。中目黒に最近できた自家焙煎の店が気になってるんですが、よかったら一緒に行きませんか? 今週末か来週末、ご都合合えば」
1時間後に返信が来た。「来週土曜の午後なら空いてます!」
手のひらが汗でべたべたしていた。嬉しさと緊張が同時に来て、スマホを握ったまま天井を見上げた。
誘うのが遅いと起きること
メッセージが続くほど「この人は会うつもりがないのかも」と相手が感じ始める。または別の人と先に進んで、こちらへの返信が遅くなる。
マッチングアプリは、常に「他の候補」がいる場所だ。自分が20往復かけて準備している間に、別の人が7往復目でデートに誘っている。その現実を知ってからは、「遅い方がリスクが高い」と思うようになった。
7〜10往復は「早すぎず、遅すぎず」のライン。誘う勇気を持てるのは、断られても立ち直れる準備ができたときだ。
恐怖を消す方法はない。でも、恐怖があるまま送れる自分を作ることはできる。
断られた時のために
誘って断られることもある。新宿の帰り道、一度だけ断られた経験がある。「その日は予定があって」と返ってきた。代わりの日程を提案してこなかった。それが答えだった。心臓がきゅっと縮んだ。でも、誘わなかったら何も始まらなかった。断られることより、誘えなかった後悔の方がずっと長く胸に残る。恵比寿の夜道を歩きながら、次はもっと早く誘おうと決めた。躊躇している時間がもったいない。その気持ちが、次の一歩を軽くしてくれた。
誘わなかった後悔より、誘った痛みの方が短いのに。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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