7回デートして告白されなかった。私は待ちすぎていたのか
Pairsで出会った人と7回デートした。手は繋いで、キスもした。でも「付き合おう」という話は一度も出なかった。友達に「7回って多くない?」と言われた夜、初めて自分に問いかけた。待つのか、自分から聞くのか。
7回目のデートが終わって、また「また会おう」で別れた。
最寄り駅のロータリーで見送って、家まで歩いて、ベッドに倒れた。
7回、全部覚えている。中目黒のご飯、吉祥寺の映画、新宿御苑の散歩、代官山のカフェ、渋谷で夜ご飯、上野の美術館、恵比寿でワイン。手は繋いだ。キスもした。でも「付き合おう」という言葉は、一度も出なかった。
なぜ7回も続けたのか
途中で「これって何の関係だろう」と思ったことは何度もあった。4回目のデート帰りに「このままでいいのかな」と思った。5回目に「次が来たら聞こう」と決めて、来たら聞けなかった。6回目も同じだった。
なぜ聞けなかったかというと、シンプルに怖かったからだ。「どういう関係?」と聞いて「友達として会ってる」と言われたら、7回分の記憶が一気に塗り替わる気がした。それが怖くて、聞けないまま7回になった。
「7回って多くない?」
6回目の次の日、品川のスタバで友達のサチに相談した。アイスのソイラテを2つ注文して、「なんか進まなくて」と言った。
「え、7回? もう付き合ってるんじゃないの?」
「違う。明確に告白されてない」
「手は繋ぐんでしょ。キスは?」
「する」
「じゃあもう付き合ってるじゃん……」
そう言われると、そうなのかもしれない。でも私は「付き合おう」と言葉にしてほしかった。その言葉がなければ、相手の頭の中に「別の誰かとも会っている」可能性を排除できない。それが怖かった。
なぜ告白してこないのか、3通りの可能性
帰り道の山手線の中で考えた。
ひとつ目。本当に慎重な人で、確信が持ててから言いたいだけ。Pairsのプロフィールには「じっくり関係を築きたい」と書いてあった。字義通りに受け取れば、まだ時間が必要なだけかもしれない。
ふたつ目。デートは楽しいけど、付き合う気がない。「楽しい友達」として見ている可能性。7回という数字が出てくるのは、こっちの方が怖い。
みっつ目。複数の人と並行していて、一番いい人が決まるのを待っている。キープ。この単語が頭をよぎった瞬間、胃の底が少し重くなった。
3つのうちどれなのかを判断する方法は、直接聞くしかなかった。
7回目の帰り際に聞いた
「また会おう」と言われた瞬間、喉の奥で何かが動いた。
「ちょっと聞いていい? 私たち、どういう関係なの?」
声は思ったより普通だった。ロータリーのライトが横顔に当たっていた。電車のアナウンスが遠くで流れていた。
彼は2秒くらい黙って、「……ちゃんと話したかった。この間からずっと言えてなかっただけで、付き合いたいと思ってる」と言った。
喉の奥の何かが、ゆっくり動いた。
7回待った理由は、怖かっただけだった
「じゃあなんで7回も待ったの」と思った。思ったけど、声には出さなかった。
後で聞いたら、「好きだという気持ちが固まってから言いたかった」と言っていた。固まったのが、7回目の直前だったらしい。
一方、私が7回待った理由は「聞いて断られるのが怖かった」だけだった。
7回という数字が長いのか短いのかは、正直わからない。「7回会って告白されないなら脈なし」と言う人もいる。でも私の場合はそうじゃなかった。
ひとつわかったのは、「何回デートしたか」ではなく「聞けるかどうか」の問題だったということだ。私が8回目を待たずに先に切っていたら、このまま終わっていた。
今も付き合っている。先週末、2人で新宿御苑に行った。桜の季節で混んでいた。「あそこのベンチで最初来たとき何も言えなかった」と言ったら、「え、いつの話してる」と笑われた。
聞くことの怖さは本物だ。でも聞かないまま待つことの消耗も本物だった。7回分、どちらが大きかったかは、今もよくわからない。
よくある質問
何回デートしても進展しない場合、脈なしと判断すべきですか?↓
自分から「どういう関係か」と聞くのは怖いですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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