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マッチングアプリで初めて会う。足が動かなかった。そのとき効いた一言

待ち合わせ場所に着いた。相手の姿が見えた。足が動かなかった。心臓が喉まで上がってきて、口の中が乾いた。マッチングアプリで初めて会うときの緊張は異常。10回会って見つけた「緊張を味方にする方法」を書く。

25・femaleの体験
·橘みあ·8分で読める

待ち合わせ場所に着いた。相手の姿が見えた。足が動かなかった。


新宿駅の南口、金曜の18時半。Omiaiで3週間やりとりした人と初めて会う日だった。改札を出て、約束の場所に向かった。相手がいた。紺のコートを着て、スマホを見ていた。


その姿を見た瞬間、心臓が喉まで上がってきた。口の中が乾いて、足の裏がベタベタと地面に張り付いている感じがした。


25歳、保険会社の事務。この感覚を10回経験して、ようやく「緊張との付き合い方」がわかった。



最初の3回——緊張で失敗したこと


1回目:声がうわずって、最初の「はじめまして」が裏返った。相手が一瞬ぽかんとした顔をしたのが、さらに緊張を加速させた。


2回目:手が震えてコーヒーカップを持てなかった。テーブルの上に置いたまま、ストローで飲んだ。不自然だったと思う。


3回目:緊張を隠そうとして、テンションを上げすぎた。早口になって、相手が話す隙を与えなかった。帰りの電車で「あー、やってしまった」と頭を抱えた。



4回目で変えたこと——「緊張してます」と言った


4回目のデートの前に、友達のカナに相談した。恵比寿のタリーズで。「緊張しすぎてまともに話せない」。


カナは即答した。「最初に言えばいいじゃん。『緊張してます』って」。


「えっ、それダサくない?」


「ダサいとか関係ない。向こうも緊張してるから、言ってくれたほうが楽なんだよ」


4回目の相手に、開口一番「すみません、めちゃくちゃ緊張してます」と言った。


相手が笑った。「私もです。朝から3回着替えました」。


一気に空気が和んだ。緊張を隠そうとするから苦しかった。見せたら楽になった。



10回で見つけた「緊張対処法」5つ


1. 「緊張してます」を最初に言う。これが圧倒的に効く。10回中7回、相手も「私もです」と返してくれた。共感から始まるので、最初の5分が格段に楽になる。


2. 待ち合わせ場所に10分前に着く。先に着いて場所を確認しておくと、「どこだろう」の不安がなくなる。その分の心理的余裕が大きい。代官山のカフェで先に座ってメニューを見ておいたときは、かなり落ち着けた。


3. 相手の顔を見すぎない。最初の5分、目が合うたびに心拍が上がる。メニューを一緒に見る、窓の外を一緒に見る、など同じ方向を向く時間を作ると楽。


4. 手が震えるときはカバンを持つ。テーブルの上で手が震えるのが一番バレる。膝の上にカバンを置いて、手を添えておく。不自然じゃない。


5. 最悪の事態を決めておく。「15分話してダメだったら帰ろう」と決めておく。退路を確保するだけで、不思議と緊張が和らぐ。10回中10回、15分で帰ったことはなかった。



緊張は「相手に良く思われたい」の裏返し


10回の初対面を経験して気づいたことがある。


緊張しているのは、相手のことをちゃんと「人間」として見ているから。どうでもいい相手には緊張しない。緊張するのは、「この人に良い印象を持ってほしい」と思っているから。


だから緊張は、悪いことじゃない。


緊張してる自分を隠すより、「緊張してます」と言ったほうが、100倍楽だった。



緊張は回数で減る——ただし消えはしない


1回目:緊張度100%。声が裏返った。

3回目:緊張度80%。手が震えた。

5回目:緊張度60%。最初の5分だけ。

10回目:緊張度30%。「あ、また緊張してる」と自覚できるレベル。


10回経験しても、緊張はゼロにならなかった。でも「緊張している自分を客観視できる」ようになった。これが大きい。


1回目は「緊張してることに気づかず、パニックになる」。10回目は「緊張してるな、でも大丈夫、5分で落ち着く」と冷静に対処できる。


「また会いたい」と思わせるのは、完璧さじゃない


10回の初対面で、2回目に繋がったのは5回。その5回に共通していたのは、「完璧なデートだった」ことではなく、「自分の素を見せた」こと。


緊張していることを隠して完璧を装った回は、1回も2回目に繋がっていない。「緊張してます」「ちょっと声裏返りましたね(笑)」と素を見せた回のほうが、相手も心を開いてくれた。


人は「完璧な人」ではなく「正直な人」に惹かれる。緊張してる自分を隠すより、「緊張してます」と言ったほうが、100倍楽だった。



緊張を「武器」にする方法


10回の初対面で気づいたのは、適度な緊張は好印象になるということ。


7回目に会った人に、後日聞いた。「最初会ったとき、緊張してましたよね。あれ見て、『この人、ちゃんと真剣に来てくれたんだ』って思いました」。


緊張していることは「真剣さの証拠」。ヘラヘラしている人より、少し緊張している人のほうが、「私のことをちゃんと考えてくれている」と伝わる。


だから緊張を消そうとしなくていい。「緊張してる自分を受け入れて、そのまま行く」。これが10回の経験で出た結論。待ち合わせ場所で足が動かなくても、3歩だけ踏み出せばいい。残りの距離は、相手が笑顔で埋めてくれる。

よくある質問

マッチングアプリで初めて会うとき緊張しすぎるのは普通ですか?
完全に普通です。相手も同じように緊張している場合がほとんどです。初対面の緊張は「相手に良い印象を与えたい」という気持ちの裏返しなので、むしろ健全な反応です。回数を重ねると徐々に慣れていきます。
緊張で声が出ない・手が震えるときはどうすればいいですか?
「緊張してます」と最初に宣言するのが最も効果的です。隠そうとすると余計に緊張します。また、手が震える場合は荷物を持つ、ポケットに手を入れるなどで対処できます。深呼吸を3回するだけでも心拍数は下がります。
マッチングアプリの初対面で何分くらいの約束がいいですか?
最初の約束は1時間程度のカフェがおすすめです。短すぎると会話が深まらず、長すぎると緊張が持たないためです。「楽しかったらもう少し」という余白を持たせておくのがベストです。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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