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マッチングアプリ攻略

「本気で結婚したいなら」とすすめられたゼクシィ縁結びを3ヶ月使った正直な感想

「ゼクシィって雑誌じゃなかったの?」——そう思いながらダウンロードしたのは32歳の春。Pairs・Omiaiと使い比べた私が気づいた、リクルート運営アプリならではの信頼感と、逆に「思ってたのと違う」ポイント。3ヶ月の正直な記録。

·橘みあ·15分で読める

「そろそろ本気で考えないと」


その言葉を最初に言ったのは、母でも友人でもなく、自分自身だった。32歳、出版社勤務。結婚願望がないわけではない。でも仕事が好きで、恋愛に割くエネルギーが少ない生活を5年続けた結果、気づいたらカレンダーが1月になっていた。


Pairsは2年使った。Omiaiも半年。どちらも悪くなかったが、「本気で結婚したい人だけが集まっている感」が欲しかった。同僚に話したら「ゼクシィ縁結び使ってる?ちゃんとした人しかいない気がする」と言われた。


リクルートが運営するマッチングアプリ。あの「ゼクシィ」ブランドの名を冠したアプリ。怖いような、安心なような。


ゼクシィ縁結びとは——リクルートブランドの信頼感


ゼクシィ縁結びは、リクルートが運営するマッチングアプリ。「結婚を前提としたお付き合いを目的とする会員のみが利用するアプリ」という立場を明確にしており、登録時に婚姻意向の確認が行われる。


会員数は非公表だが、業界推計では2026年時点で100万人前後とみられる。Pairs(400万人超)やタップル(約200万人)には及ばないが、婚活目的に絞ったアプリとしては国内トップクラスの規模。年齢層は25〜35歳が中心で、30代前半が最も多い。男女比はほぼ5:5。


最大の特徴はリクルートによる身元確認の厳格さ。年齢確認書類に加え、独身証明書の提出を推奨(必須ではないが提出者は「認証済み」バッジが表示される)。既婚者・業者の排除に力を入れており、他の恋愛系マッチングアプリとは明確に文化が異なる。


プロフィールの詳細さも特徴的。年収・職業・学歴・喫煙習慣・飲酒習慣・結婚に対する考え方・子供の希望・義両親との同居意向まで記入欄がある。婚活書類に近い詳細さで、初対面でこのくらいの情報を相手に開示するし、相手の情報も確認できる。


料金の実態——Pairsと比べてどうなのか


ゼクシィ縁結びは男女ともに有料プランが必要。無料では「メッセージを受け取れる・読める」が、送信は有料会員のみ。


男性:月額約3,900〜4,900円程度(プランによる)

女性:月額約1,900〜2,900円程度


Pairsと比べると、男性の料金はほぼ同水準。女性は若干高め。ただし、Pairsが女性無料を打ち出しているのに対し、ゼクシィ縁結びが女性にも料金を課していることが「真剣度フィルター」として機能している、という見方もある。無料で入れるアプリには「とりあえず登録」層が入りやすいが、有料だとその層がはじかれる。


長期プランを使うと月額は下がる。3ヶ月プランで男性約3,500円/月、6ヶ月プランで約3,200円/月程度の感覚。結婚を目的とするなら3ヶ月〜6ヶ月の契約で始めるのが一般的。


プロフィールの作り方——「婚活書類」として整える


ゼクシィ縁結びのプロフィールは他のアプリより記入量が多い。全部正直に書くことを前提に設計されているため、「なんとなく」では済まない。


失敗プロフィールの典型は「空欄が多い」と「希望条件が厳しすぎる」。年収や学歴の条件欄で上限を設け過ぎると、表示されるプロフィール数が激減する。特に女性で「年収600万円以上・大卒以上・都内在住」と絞り込みすぎると、マッチングがほぼ発生しないケースもある。


成功プロフィールのポイントは「具体的なエピソード」を自己紹介欄に入れること。「休日はカフェが好きです」ではなく「毎週日曜の朝は中目黒の川沿いを歩いてコーヒーを飲みます。最近のお気に入りは猿田彦珈琲」のような具体性が、メッセージのきっかけになる。


写真は5〜8枚推奨。1枚目は自然な笑顔の正面写真、2枚目は趣味の場面、3枚目は日常シーン。プロ撮影の写真は「気合いが入りすぎ」と感じる人もいるが、清潔感のある自然な写真が一番受けがいい。


ゼクシィ縁結びカウンセラー——他アプリにない機能


ゼクシィ縁結びにはアプリ内で「ゼクシィ縁結びカウンセラー」に相談できる機能がある。プロフィールの書き方・メッセージの送り方・デートの断り方・活動の方向性など、婚活に関する様々な相談にオンラインで対応してくれる。


この機能は、結婚相談所の「婚活サポート」をアプリ内に取り込んだ形で、完全DIYの他アプリにはない独自の強み。「どこから手をつければいいかわからない」「プロフィールを客観的に見てほしい」という婚活初心者には特に役立つ。


実際に使ってみた感想としては、プロフィールの改善提案が的確だった。「この一文を具体的にするともっと伝わります」「写真の2枚目を別のシーンに変えてみては」といったフィードバックが、メッセージ数の増加につながった。


PairsとOmiaiとの違い——3つを使い比べた正直な話


Pairs:会員数最多・カジュアルから真剣まで幅広い・コミュニティ機能で共通趣味の人を探せる・女性無料。婚活だけでなく恋愛も含めた幅広い出会いを求める人向け。ただし「結婚を前提としていない」ユーザーも少なくない。


Omiai:本名非公開・真剣度やや高め・年齢層が25〜35歳・料金はPairs並み。婚活寄りだが、ゼクシィ縁結びほど「結婚一択」という雰囲気ではない。


ゼクシィ縁結び:婚活一択・プロフィール詳細・身元確認厳格・カウンセラー機能あり・男女ともに有料。「結婚したい」を前面に出せる空気感があり、話の方向性が最初から一致しやすい。


3つを使い比べた実感は「ゼクシィ縁結びは会話の方向性が決まっている」こと。「いつ頃結婚したいと思っていますか」「住まいはどのあたりを考えていますか」という話題が自然に出てくる。Pairsで同じ話題を切り出すと、タイミングを計らないといけない。


成功パターンと失敗パターン


失敗パターンNO.1:プロフィールを埋めずに送信するメッセージ。「はじめまして、よかったら話しましょう」だけ。ゼクシィ縁結びユーザーは情報量を重視する層が多く、プロフィールが薄い相手からのメッセージは返信されにくい。


失敗パターンNO.2:最初から条件交渉のような会話。「お子さんの希望は?」「義両親との同居は?」を最初のメッセージで聞くのは重すぎる。プロフィールに書いてあることへの共感や質問から始める方が自然。


成功パターンNO.1:プロフィールの「好きなこと・休日の過ごし方」への具体的な共感から始める。相手の趣味や日常の記述に「それ、私も好きです。○○にも行ったことありますか?」と続けると会話が広がりやすい。


成功パターンNO.2:早めに電話・ビデオ通話へ移行する。ゼクシィ縁結びにはアプリ内通話機能があり、メッセージのみより通話した方が真剣度が伝わる。2週間程度メッセージが続いたら「よかったら少し話しませんか」と提案するのが有効。


3ヶ月の正直な感想


良かった点。プロフィールを読み込む習慣がついた。「この人いいな」と思う基準が変わった。Pairsで「なんとなくいいな」だったのが、ゼクシィ縁結びでは「価値観が合いそう」「生活スタイルが近そう」という見方になった。


悪かった点。会員数が少なく、同じ人が何度も表示される。地方在住者や年齢層が外れる場合はマッチングが難しい。女性にも料金がかかる点は他アプリと比べてハードルが高い。


3ヶ月でマッチング数は約40件、メッセージが続いたのは8件、実際に会ったのは4人。そのうち1人とは3回目のデートで「同じ方向を向いていそう」と感じた。


初デートの設計——婚活アプリならではの進め方


ゼクシィ縁結びで知り合った人との初デートは、普通の恋愛アプリとは空気が少し違う。


「婚活」という前提がある分、お互いの「意図」が見えやすい。それが安心感になる場合もあるし、プレッシャーになる場合もある。私が経験した中で、うまくいったデートとそうでなかったデートの差は、最初の30分の「雰囲気の解き方」にあった。


場所の選び方から変えた。六本木ヒルズのラウンジや、代官山のおしゃれなレストランに連れて行こうとしていた初期は、相手も私も「ちゃんとしなきゃ」というモードが続いてしまった。


変えたのは、もう少し普段使いに近い場所にすること。表参道のカフェか、中目黒の川沿いを歩きながら話す形。堅苦しさが半分になった。「婚活っぽくない婚活」をするための場所の選び方が、ゼクシィ縁結びでは特に響く。


NG例→改善例:初デートの提案メッセージ


NG:「ぜひ一度お会いしてお互いについてお話できればと思います。よろしければ今週末はいかがでしょうか」

(丁寧すぎて距離が縮まらない。ビジネスメールのような文体が、会話の温度を下げる)


改善:「プロフィール読んで、話してみたいなと思いました。今週か来週、コーヒーでもどうですか?代官山か中目黒あたりが動きやすいんですが」

(「読んだ」という具体性+カジュアルな誘い方+場所の提案でスムーズに動ける)


デートの提案を受け取った側の立場で考えると、「会いましょう」より「どこで何をするか」がイメージできる方が動きやすい。「コーヒーを飲みながら2時間」という枠組みは、双方にとって心理的なハードルを下げる。


メッセージ継続のコツ——返信が止まる理由と対処


ゼクシィ縁結びでよく起きる「マッチング後のフェードアウト」問題。原因の多くは、メッセージの質にある。


アプリの中では、相手も複数の人と並行して会話している。その中で「続けたい」と思ってもらうには、「読む価値のある返信」を送る必要がある。


返信が止まるパターンとして一番多いのは「単純な質問の繰り返し」だ。


NG例

「休日は何をしていますか?」

→「カフェ巡りをしています」

→「どのあたりのカフェが好きですか?」

→「渋谷や恵比寿が多いです」

→「そうなんですね、私も好きです。他には何かしていますか?」


これは尋問になっている。相手は「また質問か」と感じ始める。


改善例

「休日は何をしていますか?」

→「カフェ巡りをしています」

→「私もカフェ好きで。渋谷の南部によく行くんですが、先週コーヒーの酸味が苦手なのにエチオピア産を頼んでしまって後悔しました(笑)。○○さんはブラック派ですか?」


自分の話を一つ挟んで、質問は一つ。これだけで会話の温度が変わる。「この人、一緒にいると話が弾みそう」と感じてもらえる返信の型だ。


3ヶ月以上使い続けるための「疲れないコツ」


婚活アプリを続ける上で、誰もが一度は経験する「疲弊期」がある。私は登録から2ヶ月目に一度落ちた。


メッセージが続かない、会っても「違う」と感じる、何度も同じ自己紹介をする疲れ——これが重なると、アプリを開くこと自体が億劫になる。


疲れないためにやっていたのは、3つのことだった。


ひとつ目は「週に1人だけ」と決めること。マッチングした全員とメッセージを同時進行しようとすると、誰の話も頭に残らなくなる。1週間に1人、その人のプロフィールをちゃんと読んで、1通に時間をかける。それだけで返信率が変わった。


ふたつ目は「会うハードルを下げること」。最初から「この人と付き合えるかどうか」を考えると、緊張感が先に来る。「カフェで1時間話せる人かどうか」だけ判断する、と決めた方が気持ちが楽になった。恵比寿のドトールで1時間話した相手が、結果として一番長く続いた。


みっつ目は「1ヶ月に一度、休止する」こと。ゼクシィ縁結びにはアカウントの「活動一時停止」機能がある。月に1週間だけ止めて、アプリのことを考えない時間を作る。再開したときに気持ちがリセットされていて、プロフィールを読む目が新鮮になった。


婚活アプリは、続けることに意味がある。でも続けるためには、自分のペースを守ることが先に来る。


「本気の婚活に、観光気分は要らない。覚悟で入れば、覚悟の人が来る。」

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:婚活体験談

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