恋愛体験談
同じシェアハウスで半年間すれ違い、ようやく気持ちを伝えた話
杉並区の古いシェアハウス。毎日顔を合わせるからこそ、半年間何も言えなかった。引越しの知らせを受けた夜、初めて「もう怖くない」と思えた。
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杉並区の古いシェアハウス。毎日顔を合わせるからこそ、半年間何も言えなかった。引越しの知らせを受けた夜、初めて「もう怖くない」と思えた。
3ヶ月、アプリを閉じたまま過ごした。怖かったのは傷つくことじゃなくて、出会わないことだと気づくまでに、誰かの言葉が何度も必要だった。
まだ4回しか会っていない人が、38度の熱の夜に現れた。コンビニの袋を提げて。「近くにいたので」という言葉が嘘だとわかったのは、30分後のことだった。
在宅勤務で体がなまって入ったバドミントンサークル。ネット越しに羽を打ち合ううちに、気づいたら毎週土曜日の夕方を待つようになっていた。ゆっくり積み上がった半年間の話。
起きる時間と寝る時間が同じ、そんなふたりが重なれたのは1日たった8時間だけ。下北沢の土曜日と、寝ぼけた声の電話が、すれ違いを愛おしさに変えていった。