恋愛体験談
本の趣味が同じだった夜、3ヶ月かけてゆっくり好きになった後悔
最初のメッセージが「どの村上春樹作品が好きですか」だった。宣言じゃなく、問い。それだけで、この人とは話せると思った。3ヶ月かけてゆっくり好きになっていった話——本の趣味が同じだっただけで、こんなに時間が豊かになるとは思っていなかった。
女性30歳
6分♡
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最初のメッセージが「どの村上春樹作品が好きですか」だった。宣言じゃなく、問い。それだけで、この人とは話せると思った。3ヶ月かけてゆっくり好きになっていった話——本の趣味が同じだっただけで、こんなに時間が豊かになるとは思っていなかった。
オンラインゲームの野良パーティーで知り合って3年。顔も本名も知らないまま、深夜2時のDiscord通話が一番落ち着く場所になっていた。初めて同じ空間で会った瞬間、胸の奥で何かが静かにほどけた、ゆっくりした恋のエピソード。
マッチングから半年、私たちは一度も会わなかった。会えなかったのではなく、会う必要を感じなかった。3日に一度届く少し長い文章が、いつの間にか私の一番深いところに届いていた——声も知らない人に好きになった話。
吉祥寺の料理教室、月2回の授業、定員8人。自炊のバリエーションを増やしたくて通い始めた。玉ねぎを焦がしながら「好意なのか居心地がいいだけなのか」答えを探していた4ヶ月——「知ってます」と返ってきた告白の話。
在宅勤務で体がなまって入ったバドミントンサークル。ネット越しに羽を打ち合ううちに、気づいたら毎週土曜日の夕方を待つようになっていた。「動き方が似てる」と思った瞬間から始まった、ゆっくり積み上がった半年間の話。