3人同時にやりとりして気づいた、同時進行の正しいやり方と限界
マッチングアプリで3人と同時にやりとりした。罪悪感でスマホを見るのが怖くなった夜がある。何人までが限界?本命が決まったらどう切る?体験から導いた同時進行のリアルなルールを書く。
3人と同時にやりとりしていた水曜の夜、LINEの通知が3件続けて鳴って、誰に何を話したか一瞬わからなくなった。
Aさんには「週末空いてます」と送り、Bさんには「最近忙しくて」と送り、Cさんには「映画好きなんですね」と送った。Aさんに送った「週末空いてます」を、Bさんにも送っていないか不安になって、トーク履歴を3つ開いて確認した。渋谷のドトールで、アイスコーヒーが溶けていくのを見ながら。
同時進行は、マッチングアプリでは「普通」だと言われている。でも誰も、そのしんどさの中身を具体的に教えてくれなかった。
同時進行を始めた理由と最初の1週間
同時進行を始めたのは、1人に集中して失敗した経験があったからだ。
半年前、Pairsで出会った男性に全力で向き合った。他の人とのやりとりは全部切って、その人だけに返信していた。3週間後にフェードアウトされた。メッセージを開くたびに「既読」の2文字だけが残っていて、胸の底が冷たくなった。1人に賭けて負けると、ダメージが全部そこに集中する。
だから次は分散させようと思った。Pairsで2人、Omiaiで1人。合計3人と同時にやりとりを始めた。
最初の1週間は意外とうまくいった。返信を考える時間が分散されて、1人のことを考えすぎなくて済む。「既読なのに返信がない」という不安も、他の人からメッセージが来ると薄まる。精神的なバランスが取れている感覚があった。
2週間目に起きた3つの問題
でも2週間目から崩れ始めた。
1つ目、情報の混乱。
Aさんに話した内容をBさんにも話しそうになる。「先週観た映画の話」をAさんにしたのに、Bさんとの会話でも同じ映画の感想を言いかけて、慌てて消した。相手にとっては「私だけに話してくれている」と思っている内容を、使い回しているような後ろめたさ。喉の奥がざらついた。
2つ目、返信の質が落ちる。
3人分の返信を毎日こなすと、1人あたりにかける時間が短くなる。最初は「今日何してたんですか?」に対して丁寧に返していたのに、2週間目には「仕事でした!」の一言で済ませるようになった。相手は気づいていたと思う。Cさんからの返信が、少しずつ短くなっていった。
3つ目、罪悪感。
これが一番きつかった。Aさんとデートした翌日に、Bさんと電話する。Bさんと「来週会いたいですね」と約束しながら、Aさんのことを考えている。日曜の夜、3人のトーク画面を順番に見ながら、自分が何をしているかわからなくなった。スマホを裏返しにして、しばらく天井を見ていた。
マッチングアプリの同時進行は何人までが限界か
体感として、2人が限界だった。
3人だと情報管理がパンクする。誰に何を話して、誰とどこまで進んでいるか。メモを取ろうとしたこともあったけど、「デートの感想をメモする自分」が嫌で3日でやめた。
2人なら、それぞれの会話をちゃんと覚えていられる。返信の質も保てる。「この人は土曜が休み」「この人は猫を飼っている」くらいの情報量なら、頭の中で混ざらない。
あと、「やりとりの段階が近い人」を同時進行するのは避けた方がいい。マッチしたばかりの人と、3回目のデートを控えている人を同時に進めると、比較が始まる。比較は相手にも失礼だし、自分の判断力も鈍る。
同時進行で本命が決まったら、どう切るか
Aさんと3回目のデートをした後、「この人だ」と思った。中目黒の川沿いを歩いていて、彼が「ちょっと寒くないですか」と聞いてきたとき、心臓がきゅっと縮んだ。その瞬間に、BさんとCさんのことが頭に浮かんで、手のひらに汗がにじんだ。
本命が決まったら、他の人には早めに伝えた方がいい。
私はBさんに「正直に言うと、他に気になる方ができました。やりとりを続けるのは不誠実なので」と送った。返信は「正直に言ってくれてありがとうございます」だった。Cさんには「少しお休みします」と伝えた。どちらも嘘は言わなかった。
フェードアウトで消える方が楽だし、相手も気づくかもしれない。でも、ちゃんと言葉にした方がいい。アプリの向こうにいるのは画面じゃなくて人間だ。自分がされたら嫌なことは、しない。それだけのルールだった。
同時進行のルール、実体験から
半年間の同時進行を経て、自分なりのルールができた。
「2人まで」を守る。 3人以上は確実に破綻する。返信の質が落ちて、結局全員に対して中途半端になる。
会った人の方を優先する。 メッセージだけの人とデートした人がいたら、デートした人を優先する。会った感覚はテキストでは代替できない。
比較を始めたら、一度止まる。 「Aさんの方が話しやすいけど、Bさんの方が見た目が好み」みたいな天秤が始まったら、それは判断じゃなくて迷いだ。迷っているときに選ぶと、後悔する。
本命が決まったら即伝える。 「もう少し様子を見よう」は相手の時間を奪っている。決めたら24時間以内に連絡する。
同時進行は悪いことじゃない。でも「効率よく恋愛する方法」でもない。複数の人と向き合うことで、自分が本当に何を求めているかに気づく作業だった。3人と同時にやりとりして、結局わかったのは「1人を大事にしたい」という当たり前のことだった。
同時進行は手段であって、答えじゃない。答えは、いつも目の前の1人の中にしかなかった。
よくある質問
マッチングアプリの同時進行は何人までが適切ですか?↓
同時進行で本命が決まったら、他の人にはどう伝えればいいですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。