マッチングアプリ 盛り上がる話題 ネタ帳|初デートから続く会話の作り方
会話ネタを100個用意して、全部使えなかった話
初デートの前夜、スマホのメモに会話ネタを30個書き出した。翌日使えたのは3個、しかも全部滑った。マッチングアプリで会話が続く人が使っているのは、質問リストじゃなかった。盛り上がる話の「構造」を体験談から解説する。
初デートの前夜、スマホのメモに「会話ネタ」を書き出した。出身地、趣味、好きな映画、行ってみたい国、最近ハマっていること……30個くらい書いた時点でやめた。
翌日のデートで使ったのは3個だった。しかも全部滑った。
渋谷のカフェで、「出身どこですか?」から始めた。「愛知です」「あ、名古屋ですか?」「市内ではないんですけど」——そこで止まった。次の話題に切り替えるまで2秒あった。2秒のうち何かを見つけようとしたけど、頭の中はメモの一覧をスクロールしていた。
会話ネタリストが使えない理由
「ネタ」として用意した話題は、質問の形になりやすい。「好きな映画は何ですか?」「趣味はなんですか?」——これが続くと、相手はだんだん面接を受けている感覚になる。
面接官が好きになる人はいない。
質問は一方向の情報収集だが、会話は双方向の情報交換だ。相手から引き出すより、自分から出す方が会話の温度が上がる。
あとから気づいたのは、「ネタ」を使おうとしている間、私はずっと相手の話を聞いていなかったということだ。相手が話している最中に、次の質問を検索していた。それは相手にも伝わる。
渋谷のカフェの帰り道、「今日楽しかったですか」と自分で振り返って、「楽しいというより、疲れた」と思った。会話の内容ではなく、次のネタを探すことに消耗していた。それが正直なところだった。ネタリストを作ることで、「準備している自分」への安心を買っていただけだった。
盛り上がる話の構造
自己開示から始める
「好きな映画は?」と聞く前に、「最近見た映画でめちゃくちゃ泣いたんだけど」と自分から話す。すると相手は「何見たんですか?」と聞いてくる。質問が来る前に自分から話す形にする。
「先週、一人でずっと行けてなかった中目黒の焼き鳥屋に行ったんだけど、カウンターで隣のおじさんに話しかけられて2時間いた」——こういう話は聞いてみたくなる。
感情の言葉を入れる
「先月、友達の結婚式があって」より「先月、友達の結婚式があって、なんか急に焦った」の方が話が続く。「焦った」という感情が、共感か反論を引き出す。
「そういえば」で繋ぐ
「そういえば、前に言ってた旅行どうだった?」——前回の会話や連絡を「覚えていた」という形で話題に入ると、相手は「ちゃんと聞いてくれてたんだ」と感じる。
実際に盛り上がった話題3種類
「最近失敗した話」
笑える失敗談は場の空気を柔らかくする。相手も「私も先週こんなことがあって」と話しやすくなる。仕事のミス、料理の失敗、道に迷った話——何でもいい。
「子供の頃の話」
意外と共通点が出やすい。どこに住んでいたか、どんな遊びをしていたか、親がどんな人だったか。「あー、それわかる」という共感が生まれやすい話題だ。
「最近感動したこと」
映画でも本でも料理でも、感動した話は感情を共有する入口になる。「それ、私も知りたい」となれば、話がどんどん広がる。
「子供の頃の話」は特に機能した。2回目のデートで下北沢のバーに行ったとき、「小学生のとき一番好きだったもの」という話題になった。相手が「どんぐり拾いを本気でやってた」と言って、私が「わかる、なんかめちゃくちゃ集めてた」と返した。なぜか2人で笑い続けて、15分くらいその話をしていた。「どんぐりランキング」を付けていたとか、どこのどんぐりが一番丸いかを研究していたとか。バカみたいな話なのに、あれが一番盛り上がったデートだった。ネタリストにはそんなこと書いていなかった。
会話ネタより、自分のネタの方が大事だった。
30個のメモを作った夜の自分に言いたい。ネタなんて要らない。今日あった話をそのまま話せ。笑えた話、驚いた話、ちょっと困った話。それだけで2時間は余裕で持つ。
あの渋谷のカフェのデートから半年後、別の人と下北沢のバーで話していた。ネタを一つも用意しなかった。その日あった「タクシーの運転手に道を間違えられて全然違う場所に着いた」話から始まって、3時間いた。よく笑った。ネタを用意しなかったデートが、一番楽しかった。
よくある質問
会話ネタリストが使えない理由は何ですか?↓
盛り上がる話の構造はどういうことですか?↓
実際に盛り上がった話題3種類にはどんなものがありますか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。