マッチングから付き合うまでに、「あること」だけが決定的に違った
30回以上の初デートを経験して気づいた。マッチング数でも顔でもメッセージのうまさでもない。付き合えた人には、ある共通点があった。
失敗の話をさせてほしい
30回以上、初デートに行った。
渋谷のカフェ、中目黒の川沿い、吉祥寺のイタリアン。Pairsで出会った人、タップルで出会った人。顔がタイプだった人、話が合いすぎて怖かった人。「この人かもしれない」と思いながら帰り道に胸が高鳴った夜が、何度もあった。
でも、付き合えたのはそのうちの数人だけだ。
最初は「マッチング数が少ない」「プロフィールが弱い」「メッセージが続かない」という問題だと思っていた。だから頑張った。写真を撮り直して、自己紹介文を書き直して、返信のテンポを研究した。それでも、何かが足りなかった。
「また会いたい」という気持ちはあるのに、次に繋がらない。
デートの翌日、LINEで「昨日ありがとう、楽しかった」と送る。「こちらこそ」で返ってくる。それきり。
何が違うんだろう、とずっと考えていた。
「また会いたい」と「また会おう」は、まったく別の言葉だ
友人の莉子ちゃん(27歳)が、Pairsで出会った男性と3回デートして音信不通になったとき、「彼、私に興味なかったんだと思う」と言った。
「え、でも3回会ってるじゃん」
「なんか、毎回終わりが曖昧で。また会えたら、みたいな感じで終わるの」
また会えたら。
その言葉を聞いた瞬間、喉の奥に何かがつかえた。私も言ってた。何度も言ってた。「また機会があれば」「よかったらまた」「タイミングが合ったら」。
全部、逃げの言葉だったのかもしれない。
付き合えた人と付き合えなかった人の差は、外見でも収入でも話の面白さでもなかった。マッチング数でも、メッセージのセンスでもなかった。たった一点だけ、決定的に違うところがあった。
「また会いたいと思わせたか」ではない。「また会いたいと言えたか」だ。
当たり前に聞こえるかもしれない。でもこれが、信じられないほどできていない。私もできていなかった。
改札を通り過ぎた話
恵比寿で2時間半、ダラダラと話し込んだ夜のことを今でも覚えている。相手は29歳の会社員で、話がおもしろくて、笑い方が好きだった。駅に向かいながら「また来週もこうして話したい」と思っていた。
でも言えなかった。
「断られたら気まずい」「まだ3回目だから早い?」「LINEで改めて誘えばいいか」「というかもう改札が」。
気づいたら改札を通り過ぎていた。「今日ありがとう」「こちらこそ」「またね」「うん、またね」。
そのあとLINEでやりとりして、4回、5回とデートを重ねた。でも6回目の帰り道、彼から「ちょっと気持ちの整理をしたくて」と言われた。
あのとき、改札の前で「来週の土曜、空いてる?」と言えていたら、何かが変わっていたかもしれない。確認する方法は、もうない。
でも今はわかる。言えなかったことは、相手には「興味がない」に見える。温度差じゃなくて、無関心に見える。
付き合えた人が実際にやっていたこと
友人の話を集めて、自分の経験を振り返って、気づいたことがある。
付き合えた相手は、言葉が具体的だった。「また会いたい」じゃなくて、「来週の水曜か木曜、空いてる?」と言ってきた。ふわっとした「いつか」じゃなく、カレンダーに書ける日時で話してきた。「よかったら」も「タイミングが合えば」も、使わなかった。
それだけじゃない。素直だった。「今日めちゃくちゃ楽しかった、正直また会いたいと思ってる」と、下北沢の駅前でまっすぐ言ってきた人がいた。「マジで?」って思わず返してしまったくらい、予想外だった。
「えー、なんで急に」「恥ずかしいな」と笑いながら話してくれた。でもちゃんと言ってくれた。
怖くなかったわけじゃないと思う。怖いまま言ったんだと思う。
その差が、その後の展開をまるごと変える。
本当の問題は、タイミングじゃない
「どのくらい経ったら告白すればいい?」という質問を何度も受けてきた。そのたびに答えに詰まる。
期間の問題じゃないからだ。
マッチングから付き合うまで、早い人は2週間、遅い人は半年かかる。でも期間より先に見るべきことがある。「言うべき瞬間に、言えたかどうか」だ。
その瞬間は、特別な場所で来るわけじゃない。信号が青になる前の3秒かもしれない。帰りの電車のドアが閉まる直前かもしれない。改札を抜けた後の、何でもない別れ際かもしれない。
準備ができていなくても、来る。完璧な言葉が思い浮かばなくても、来る。
実際に試してみた方法を書いておく。
1. デートの終わりに、必ず次の約束を口頭でする。「また来週か再来週、ご飯どう?」くらいで十分。LINEに持ち越さない。
2. 「よかったら」「タイミングが合えば」を意識的に使うのをやめる。代わりに「行きたい」「会いたい」を主語にする。
3. 気持ちを伝えるとき、タイミングを待たない。「今日楽しかった」という事実から始めて、「だからまた会いたい」を続ける。それだけでいい。
うまく言えなくていい。ちゃんと伝わる言葉より、ちゃんと言った事実のほうが、相手の記憶に残る。
「完璧なタイミング」は、存在しない
中目黒のカフェで「この人のこと、もっと知りたいな」と思いながら黙っていた夜の私に、今なら言える。
完璧なタイミングを待っていると、その人は別の誰かの「ちゃんと言えた」のほうへ行ってしまう。
言えた人だけが、次のページに進める。怖くても言えた人だけが。
勇気の問題じゃなくて、練習の問題だと思う。23時のLINEで「今日楽しかった」と打つのと同じくらい、対面で「また会いたい」と言うことも、繰り返せば体が慣れていく。
言葉は、言った回数だけ、少しずつ怖くなくなる。
よくある質問
マッチングアプリで付き合える人の特徴は何ですか?↓
マッチング数が多いのに付き合えない理由は?↓
初デートから付き合うまでのコツは何ですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。