マッチした。メッセージを送った。3往復で止まった。これを20回繰り返した
マッチングした相手に「はじめまして」と送る。返信が来る。「お仕事何されてますか」。返ってくる。「そうなんですね」。……止まる。この流れを20回繰り返した。メッセージが続かない本当の原因は、会話の「構造」にあった。
マッチした。メッセージを送った。3往復で止まった。これを20回繰り返した。
28歳、不動産の営業。PairsとOmiaiを併用して半年。マッチング数は合計40件。そのうちメッセージが5往復以上続いたのは8件。デートに至ったのは3件。
残りの32件は、3〜4往復で止まった。パターンはいつも同じ。
私「はじめまして、よろしくお願いします。お仕事何されてますか?」
相手「看護師です。○○さんは?」
私「不動産の営業です。大変ですよね看護師」
相手「そうですね、夜勤もあって」
私「お休みの日は何してますか?」
相手「Netflix見てます」
私「そうなんですね、何のドラマ見てますか?」
(既読、返信なし)
友達に見せたら「面接だよこれ」と言われた
20回目の既読スルーのあと、大学時代の後輩・ダイキにスクリーンショットを見せた。新橋の居酒屋で。
ダイキはビールを飲みながらスマホを見て、「先輩、これ面接ですよ」と即答した。
「質問して、答えが返ってきて、また質問してるだけ。相手からしたら、答えるだけで疲れるんです。先輩の話が一切入ってないから、先輩がどんな人かわからない」
グラスを持つ手が止まった。
ダイキに教わった「会話の構造」
ダイキが教えてくれたのは、メッセージの「構造」だった。
NG:質問 → 回答 → 質問 → 回答(面接型)
OK:質問 → 回答+自分の話 → 共感+新しい質問(会話型)
具体的にはこう変える。
NG:「休みの日は何してますか?」→「Netflix見てます」→「何のドラマ見てますか?」
OK:「休みの日は何してますか?」→「Netflix見てます」→「Netflixいいですよね、自分も最近韓ドラにハマって、ウ・ヨンウ見始めたら止まらなくなりました(笑)。○○さん韓ドラは見ますか?」
違いは「自分の話を足しているかどうか」。自分の話を入れることで、相手は「この人はこういう人なんだ」とわかる。わかるから、返しやすい。
変えた後の数字
21回目のマッチングから「会話型」に変えた。
結果:21〜40回目の20件で、5往復以上続いたのが12件(以前は8件/40件)。デートに至ったのが5件(以前は3件/40件)。
返信率が1.5倍、デート率が1.7倍になった。
特に効果が大きかったのは、「自分の失敗談を入れる」こと。「自分も料理始めたんですけど、この前カレー作ったら焦がして部屋中スパイス臭くなりました」——こういう自虐が入ると、相手が「(笑)私も先週やらかして〜」と返してくれる。
失敗談は最強の会話の燃料だった。
メッセージが止まるのは「相手のせい」じゃない
20回止まったとき、「返信しない相手が悪い」と思っていた。でも違った。返信しにくいメッセージを送っていた自分の問題だった。
質問だけ投げて自分を出さないのは、壁越しに声だけ聞かせるようなもの。相手は「この人と会いたい」と思うための情報がない。
メッセージが続かないのは、相手のせいでも自分のせいでもなく、会話の構造のせいだった。
よくあるNG例と修正例
NG1:「そうなんですね」で終わる
→ 修正:「そうなんですね。自分も似たような経験あって〜」(自分の話を足す)
NG2:質問攻め
→ 修正:質問は1通に1つまで。答えたあとに自分の話を入れてから、次の質問。
NG3:一問一答が長い
→ 修正:3行以内で返す。長文は読む気が失せる。短く、テンポよく。
NG4:「笑」「(笑)」を使わない
→ 修正:テキストに温度を持たせるために、適度に「笑」を入れる。硬い文面は返しにくい。
21回目以降——「楽しい」が生まれた
構造を変えてから、メッセージが「作業」から「楽しい時間」に変わった。自分の話を入れると、相手も自分の話を返してくれる。お互いの日常を少しずつ共有する感覚。
「最初のメッセージ」は入口にすぎない。そこから先の会話の構造を変えないと、20回でも100回でも結果は同じ。
メッセージが続かないのは、相手のせいでも自分のせいでもなく、会話の構造のせいだった。
メッセージが続くようになった後に起きた変化
構造を変えてメッセージが続くようになると、不思議なことが起きた。デートの質も上がった。
メッセージで自分の話をしているから、初デートの時点で相手は「この人はこういう人」とわかっている。「初めまして感」が薄くなって、いきなり中盤から始められる。
カレーを焦がした話をメッセージでしていたから、初デートで「カレーその後どうなりました?」と聞かれて爆笑した。スパイスの匂いの話で15分持った。
メッセージは「会うまでの通過点」じゃない。メッセージの段階で関係性を作っておくと、初デートが格段に楽になる。
よくある質問
最初のメッセージは何を送ればいいですか?↓
メッセージは何往復でデートに誘うべきですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。