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マッチングアプリ攻略

返信速度で「脈あり」は判断できない、という話

即レスが好意とは限らない。既読スルーが無関心とも限らない。

·橘みあ·7分で読める

「即レスは脈あり」と信じていた時期があった。


Pairsで知り合った彼が、最初の3日間、私のメッセージに10分以内に返信してきた。夜の22時に送っても、翌朝の7時に送っても、ほぼ必ずすぐ返ってくる。胸が高鳴った。「絶対に気になってるんだ」って。


結果から言うと、3回会ってフェードアウトされた。



私が「速度」に騙されていた話


当時の私は、LINEのトーク画面を定規みたいに使っていた。


返信が早い=好き。遅い=冷めてる。


友達に「また10分以内に来た!」と報告するたびに、根拠のない確信が積み上がっていった。3回目のデートのあと、返信ペースが急に30分になった日、胃のあたりがきゅっとなって、もう何も手につかなかった。


「何かした?」「嫌われた?」


そんなこと考えながら、彼のトーク画面を5分に1回開いてた。28歳の秋の話。


でも冷静になって思い返すと、彼のメッセージの内容、ほぼ覚えていない。即レスのわりに、「笑」「そうなんですね」「いいですね」で終わることが多かった。私が質問しても、質問が返ってきたことはほとんどなかった。話を広げようとしていたのは、いつも私の方だった。


速度だけを見ていた。内容を見ていなかった。



即レスにはいくつかの「理由」がある


そもそも即レスって、好意の証明じゃない。


スマホをいつも手に持っている人は、誰に対しても早く返す。仕事の連絡も、家族のグループLINEも、マッチングアプリのやりとりも、全部おなじテンポで処理している。それがその人の生活リズムなだけ。


暇な時期、という理由もある。繁忙期が終わった直後とか、在宅ワーク中とか、手持ち無沙汰なタイミングに、たまたま私とマッチした人は、結果的に即レスになる。


逆に、返信が遅い人を「脈なし」と切り捨てていたこともある。


withで知り合った人で、返信が平均6時間かかる人がいた。「忙しいアピールかな」と思いながら、半分流し気味に返信していた。でもその人のメッセージ、毎回すごく丁寧だった。私の「好きな映画は?」という軽い質問に、3段落の返信が来た。「実は昔、映画の仕事がしたくて」という話から始まって、最後に「〇〇さんが最後に泣いた映画、聞いてもいいですか」で終わった。


「え、ちゃんと聞いてる」と思った。


結局その人とは4ヶ月付き合った。返信は最後まで遅かった。夜中に仕事してることが多くて、23時を過ぎてから長文が来ることも珍しくなかった。でも内容は、ずっと私のことを覚えていた。



本当に「気になってる」ときの返信って、どんなものか


速度より、中身。頭ではわかっていても、実感するまで時間がかかった。


気になってる人からのLINEには、たいてい「続き」がある。


私が「今日仕事しんどかった」と送ったとき、「お疲れ、何があったの?」と返してくる人と、「お疲れ!俺も今日会議ばっかで〜」と自分の話に切り替える人。どちらが早く返信するかは関係ない。どちらが私のことを知りたがっているかは、文章に出る。


会う提案があるかどうかも、わかりやすいサイン。


「いつか行きましょう」は提案じゃない。「来週の土曜、恵比寿でご飯どうですか」まで言ってくる人は、会いたいと思っている。この具体性、速度では測れない。


あと、過去の会話を覚えているかどうか。


「前に好きって言ってたお店、もう行きました?」とか「誕生日来週でしたよね」とか。こういう一言が来たとき、返信が3時間後だったとしても、喉の奥があたたかくなる感じがある。ちゃんと読んでくれてた、ってわかるから。



「返信速度分析」にエネルギーを使っていた話


正直に言うと、「2時間で返ってきた」「昨日は1時間だったのに今日は3時間」を比べていた時期、結構長い。


ノートに書いたこともある。日付と、返信が来るまでの時間。我ながらどうかしていたと思う。でもそのくらい、「気持ちの証拠」が欲しかった。手がかりが欲しかった。


でもその時間、全部「内容を読む」ことに使えばよかった。


何を聞いてきたか。どんな言葉を選んでいるか。私のどの部分に反応しているか。そっちの方が、何百倍も情報量が多い。


速度は「環境」を反映する。内容は「気持ち」を反映する。



返信速度に振り回されないための、具体的な話


1. 自分が送りたいときに送る。「返信ペースに合わせなきゃ」は不要。テンポを乱したくない気持ちはわかるけど、返信が来るタイミングは相手の事情と生活リズムによる。自分がコントロールできない部分に振り回されない。


2. 既読がついてから30分以内に返信がなかったとき、すぐにネガティブな意味を乗せない。会議中かもしれない。電車に乗ったかもしれない。考えながらご飯食べてるかもしれない。


3. 「内容チェック」の習慣をつける。返信が来たとき、最初に速度を確認するのをやめた。代わりに、「何を聞いてきているか」「どこに反応しているか」を先に読む。そこに、本音が出ている。


4. 自分の返信も速度で頑張らない。気持ちがないのに即レスするのも、相手への誤解を生む。送りたい内容が固まったら送る。それだけでいい。



結局のところ


中目黒のカフェで友達に「最近どう?」と聞かれて、「返信速度が気になって眠れない」と答えたとき、「それって相手の話してる? 自分の話じゃない?」と言われた。


刺さった。胃のあたりに。


相手の気持ちを知りたい、という気持ちの裏側に、「不安を消したい」という自分の都合があった。速度を数えることは、相手を理解しようとしているようで、ただ自分の不安を処理しようとしていただけだった。


即レスが好意とは限らない。既読スルーが無関心とも限らない。


返信速度は、相手の「今」を教えてくれるけど、相手の「気持ち」は教えてくれない。


気持ちは、言葉の中にしか、ない。

よくある質問

好きな人からの返信が遅い場合、脈なしの可能性はどのくらい?
返信速度だけでは脈の有無は判断できません。忙しさや性格、習慣など多くの要因が影響します。相手の行動パターン全体を観察し、一つの要素だけで判断しないことが大切です。
既読スルーされたら相手は私に興味がない?
既読スルーが必ずしも無関心を意味しません。返信内容に迷っている、後で返そうと思って忘れた、など様々な理由があります。相手の全体的な態度で判断することが重要です。
すぐに返信をくれる人は本当に好意がある証拠?
即レスが好意を示すとは限りません。人によって返信の習慣は異なり、社交的な性格や仕事の性質も影響します。相手のコミュニケーションスタイルを理解することが大切です。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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