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やきもちを焼きすぎて別れた。あの頃の自分に言いたいこと

「なんで返信遅いの」「誰といたの」「その人、元カレ?」全部聞いていた。結果、別れた。

·橘みあ·6分で読める

「なんで昨日の夜、返信遅かったの」


付き合って2ヶ月で、それを聞いていた。


彼のスマホが震えた音まで聞こえていたのに、返信が来なかった夜23時。Pairsで出会って、最初の3週間はあんなに毎日やりとりしていたのに。枕に顔を埋めながら、何度もトーク画面を開いたり閉じたりした。


翌日、カフェで向かい合ったとき、自然な顔で「昨日忙しかったの?」と聞くつもりだった。でも出てきた言葉は全然違った。「なんで昨日の夜、返信遅かったの」。責めるトーンで。自分でもわかっていた。


彼の表情が、一瞬だけ曇った。ほんの少し、でも確かに。それに気づいても、止められなかった。



やきもちの連鎖


返信が遅いと不安になる。不安になると確認したくなる。確認すると相手が窮屈に感じる。窮屈に感じると返信が余計遅くなる。


この悪循環を、3ヶ月繰り返した。


Instagramに男性と映った写真が上がると「この人は?」と聞いた。「友達と遊んでたのに連絡来なかったじゃん」と詰めた。彼が渋谷で飲み会だと言えば、何時に終わるか確認した。「え、男だけ?女の子もいるの?」って、さりげなく聞いたつもりで全然さりげなくなかった。


「なんでそんなに気にするの」と彼に言われたとき、「だって心配じゃん」と返した。でも本当は心配じゃなかった。怖かったのだ。彼が自分から離れていく感覚が。


付き合って4ヶ月目、彼のインスタのストーリーに知らない女の子が映り込んでいた。吉祥寺のバルっぽい場所。私はすぐにDMした。「この子誰?」。送ってから、ああまたやった、と思った。胃のあたりがずんと重くなる感覚。でも送信取り消しはしなかった。



別れ際の言葉


5回目のデート以降、彼の返信は確実に短くなっていた。「うん」「そうだね」「了解」。中目黒を並んで歩いていた頃の、あのよく喋る彼じゃなかった。


別れを切り出されたのは、付き合って5ヶ月が経った頃。ファミレスの、やたら明るい照明の下だった。


「一緒にいると疲れる」


静かな声だった。怒鳴られるより、ずっときつかった。喉の奥に何かつかえて、しばらく何も言えなかった。


でも怒りより先に、納得感があった。そうだよな、と。反論できなかった。むしろ「正直に言ってくれてありがとう」と思った。ひどい話だけど、それが本音だった。ファミレスを出て、一人で恵比寿の駅まで歩きながら、泣くより先にぼーっとしていた。5ヶ月間の自分の言動が、スライドショーみたいに流れてきて。全部自分がやったことだった。



原因を掘り下げた


別れてから2週間、何もする気になれなかった。with も Omiai も開かなかった。


やることもなくて、本棚から引っ張り出したカウンセラーの本にこんなことが書いてあった。嫉妬心が強い人の根本には「自分への不信頼」がある、と。自分が魅力的じゃないと感じているから、奪われるのが怖くなる。奪われるのが怖いから、監視したくなる。


読んで、しばらく本を閉じた。


当たっていた。当時の私は仕事がうまくいっていなくて、職場でもミスが続いていて、「自分にはこれしかない」みたいな気持ちで彼にしがみついていた。「この人まで失ったら終わりだ」という感覚が、どこかにずっとあった。


彼を信頼できなかったんじゃなくて、自分を信頼できていなかった。そっちが先だった。



変えたこと


半年後、タップルで知り合った人と付き合い始めた。下北沢が好きな、穏やかな人。


意識して「聞かない」ようにした。返信が遅かった理由も、誰といたかも。相手を100%信頼できていたわけじゃない。「マジで?」って思う瞬間もあった。でも聞いたとしても、何も変わらない。それに気づいたら、少し楽になった。


不安になるたびに、スマホを置いてシャワーを浴びた。歯を磨いた。ストレッチをした。聞きたい気持ちを、物理的に時間でずらした。


それでもやきもちは焼いた。彼が職場の女の子と飲みに行った夜、布団の中で天井を見つめながらいろいろ想像した。でも口に出す前に「これを言ったら彼はどう感じるか」を1秒だけ考えた。


たった1秒が、ずいぶん変えてくれた。


「最近楽しそうだね」と彼に言われたとき、ああそうか、と思った。聞かなくなったことで私も楽になっていた。監視するって、する側も疲れるのだ。



あの頃の自分へ


もし戻れるなら、付き合って2ヶ月の自分に言いたい。


「その質問、答えを聞いても安心しないよ」と。


「なんで返信遅いの」と聞いて、「仕事で忙しかっただけ」と返ってきても、次の夜また不安になる。どんな答えをもらっても、不安の根っこが自分の中にある限り、終わらない。


やきもちを焼くのは悪いことじゃない。好きだから焼く。それは本物の感情だ。でも全部ぶつけるのは、愛情じゃなかった。確認作業だった。相手を安心させるためじゃなく、自分を安心させるための。


好きな人に「疲れる」と言われる前に、気づけてよかった、と今は思っている。遅かったけど。

よくある質問

やきもちを焼きすぎて彼氏彼女に嫌われた場合どうする
まず自分の不安の根源を認識することが大切です。相手を信頼できていない理由を整理し、必要に応じてカウンセリングを受けることをおすすめします。相手への過度な質問や確認は関係を壊す原因になります。
嫉妬が多くて恋愛がうまくいかない理由
過度な嫉妬は相手のプライバシーを侵害し、信頼関係を損なわせます。自分の不安や自己肯定感の低さが原因の場合が多いため、セルフケアや専門家のサポートで内面を整えることが解決への第一歩です。
別れた後にやきもちが多かった理由に気づいた時どうする
自分の行動パターンを認識できたことは成長の証です。次の関係では同じ過ちを繰り返さないよう、不安感を健全に処理する方法を学び実践することが重要。必要に応じて心理カウンセリングも活用しましょう。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:別れ・失恋体験談

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