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マッチングアプリ攻略

褒め方を変えたら、「また会いたい」と言われるようになった

「可愛いですね」より「その話の仕方が好きです」の方が、相手の目が変わった。

·橘みあ·6分で読める

「可愛いですね」の限界


Pairsを始めて4ヶ月。マッチングした相手と会うたびに、私は同じことを繰り返していた。


「髪、切りましたか?似合いますよ」「その服、センスいいですね」「笑顔が可愛いですね」。


嘘じゃない。本当にそう思って言っていた。でも何回目かのデートが終わる頃、じわじわと気づいてしまった。褒めているのに、なぜか手応えがない。相手は笑ってくれる。「ありがとうございます」と返してくれる。でも会話の熱が、どこかで冷めている。


2ヶ月で4人と会って、「また会いたい」と連絡が来たのは1人だけだった。


何が足りないんだろう。帰りの電車でスマホの画面を見つめながら、中目黒の駅を乗り過ごした。



そのデートのこと


転機は、5回目にマッチングした彼との恵比寿でのデートだった。


待ち合わせはガーデンプレイス前、19時。彼はIT系の会社に勤める27歳で、話しやすい人だった。最初の30分はよくある自己紹介トーク。どこ住んでるとか、休日なにしてるとか。


1時間くらい経ったとき、彼が少し声のトーンを落として話し始めた。


「最近、チームの新人がちょっと行き詰まってて。気づいたら一緒に残業してたんですよね。まあ、放っておけなくて」


さらっと言った。本当にさらっと。


私はグラスを持ったまま、その言葉を頭の中で何秒か転がした。放っておけなくて、か。


「その話し方、好きです」と言っていた。気づいたら口に出していた。


「え?」と彼が聞き返した。


「さらっと言ってるんですけど、ちゃんと人のことを見てるのが伝わってくる話し方で。なんか、好きだなと思って」


しばらく間があった。2秒か、3秒か。


「そんなこと言われたの、初めてです」


彼の目が、さっきまでと少し違った。驚いているというより、なんというか、焦点が合ったような感じ。ちゃんとこちらを見ている、という感じ。


その夜の23時すぎ、LINEが来た。「今日楽しかったです。また会えませんか」。



何が違ったのか、考えてみた


翌朝、コーヒーを飲みながら前日のことを振り返った。


見た目を褒めることに問題はない。「髪型が似合う」も「笑顔が可愛い」も、悪い言葉じゃない。でも、誰でも言える言葉だ。というより、相手はもう何度も言われている言葉だ。


「きれいですね」は、見た瞬間に誰でも言える。観察しなくていい。相手のことを何も知らなくていい。


でも「あなたの話し方が好き」は、聞いていないと出てこない。その人が何を大切にしているか、どんな言葉を選ぶか、どんな間を作るか。それを受け取って、初めて出てくる言葉だ。


「ちゃんと見てもらえた」という感覚。たぶんそれが、目を変えたんだと思う。


見た目への褒め言葉は、鏡に映った自分への言葉だ。内面への褒め言葉は、その人そのものへの言葉になる。



私が変えた3つのこと


それ以来、褒め方を少し変えた。大きく変えたわけじゃない。でも意識の向け先が変わった。


1. 見た目より、言葉と行動を見る


相手が何を話すかじゃなくて、どう話すかを聞くようにした。言葉の選び方、話の順番、誰かのことを話すときの温度感。そこに、その人が出る。


2. 「それって〇〇ということですか」と確認してから褒める


理解した上での褒め言葉は、重さが全然違う。「放っておけなくて残業したんですね、それって普段からそういう感じなんですか?」と聞いてから「だからそういう話し方になるんですね」と続けると、相手はもっとちゃんと受け取ってくれる。


3. 「〇〇なところが好き」と具体的に言い切る


「なんかいいですよね」じゃなくて「人の話を聞くときの顔が、好きです」。ぼかさない。言い切る。照れるのはこっちも一緒だけど、具体的な言葉ほど刺さる。


時間はかかる。相手の話をちゃんと聞いて、頭の中で整理して、言葉にする。見た目を褒めるより3倍くらい手間がかかる。


でも、その3倍分だけ、届く。



吉祥寺のカフェで気づいたこと


先月、with で知り合った人と吉祥寺で会った。彼女の話を聞きながら、自分が変わったことをじわっと感じた。


相手がアイスコーヒーのストローをくるくる回しながら「私って、決めるまで時間かかるタイプで、それがたまにコンプレックスで」と言った。


「慎重に考えてる、ってことじゃないですか。そういう人が出す答えって、ちゃんと根拠があるから、信頼できますよね」と返した。


「えー、そういう言い方してもらえたの初めてです」


また、その言葉が来た。


「初めて言われた」という言葉が来るたびに、喉の奥がほんの少しあたたかくなる気がする。その人だけに向けた言葉が、ちゃんと届いた瞬間の感触だ。



褒めることより、何を褒めるかで、人はこんなに変わる。

よくある質問

相手に好かれる褒め方のコツは何ですか
外見より行動や話し方など内面的な特徴を褒めることが効果的です。相手が大切にしている部分を認識されると、より深い信頼関係が築けます。
外見の褒め方より性格を褒める方が良い理由は
性格や能力を褒めると、相手は自分の努力が認められたと感じます。一方、外見への褒め言葉は瞬間的で、長く心に残りにくい傾向があります。
相手に「また会いたい」と思わせるには
相手の言葉選びや考え方など、個性的な部分に気づいて褒めることが重要です。相手の本質を理解していることが伝わると、信頼と好感が深まります。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:初デート体験談

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