33歳でユーブライドを始めた。役所に独身証明書を取りに行ったあの日のこと
役所の窓口で「独身証明書を申請したい」と言ったとき、窓口の人は普通の顔をしていた。恥ずかしいのは自分だけだった。33歳、婚活の始まり。
役所の窓口で「独身証明書を申請したいんですが」と言ったとき、手が少し震えていた。
窓口の女性は普通の顔で「はい、こちらに記入してください」と書類を出してくれた。周りに人はいなかった。でも耳が熱かった。婚活をしているということを、公的な書類という形で証明することの、なんとも言えない感覚。
独身証明書は本籍地で申請が必要で、私は横浜市が本籍地だったため、平日の午後に仕事を半休して取りに行った。書類が届くまで数日かかって、封筒を開けるとき一人で部屋にいたのに、なぜか正座して開けた。
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ユーブライドにアップロードして、審査完了まで4日待った。
承認のメールが来た夜、プロフィールを仕上げて、初めていいねを送った。
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ユーブライドを始めたとき「8ヶ月で結婚が決まる」なんて思っていなかった。でも婚活は、真剣な人のいる場所で真剣にやると、ちゃんと終わる。
最初の2週間で来たいいねは12件。Pairsと違うのは、いいねを送ってきた人全員のプロフィールに「独身証明書提出済み」のマークがついていたことだ。その3文字が、画面の中に安心感を作っていた。
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3人目に会ったのは、登録から5週間後。
六本木のイタリアンで夕食をとりながら、彼が「独身証明書、恥ずかしかったですよね、取りに行くとき」と言った。
「恥ずかしかった」と即答した。彼も笑った。
「でも、同じ手間をかけた人だけがいる場所って、それだけで安心しませんか」
そうかもしれないと思った。役所に行った自分の手間が、会う相手への信頼の根拠になっていた。
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まだ交際には至っていない。でも、ユーブライドで出会った人たちは、Pairsで会った人たちより「ちゃんと話そうとしている」感覚があった。
33歳でようやく婚活と正面から向き合えた気がする。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。