ユーブライドの有料プランを使った夜、後悔しなかった1ヶ月の話
マッチングしてるのにメッセージが送れない。ユーブライドの無料会員で1週間もどかしさに耐えた末に課金した結果、2週間で3件のデート。変わったこと、変わらなかったこと。
正直に言う。マッチングしたのに、課金しないと話せなかった。
ユーブライドを無料で始めて、最初の1週間でいいねが10件来た。通知が光るたびに胸がざわついた。でもメッセージ欄を開くと「有料プランに登録してください」の画面。指が止まる。
日曜の夜、新宿のドトールでアイスラテを飲みながらスマホの画面をずっと見ていた。いいねをくれた人のプロフィール写真をスクロールして、「この人と話してみたい」と思っているのに、話しかけるボタンが押せない。ガラス越しに誰かを見ているみたいな、もどかしさ。
1週間我慢して、結局課金した。
ユーブライドの有料プラン、料金はいくらか
スタンダードプランで月額約3,600〜4,378円(1ヶ月契約)。3ヶ月契約にすると月額換算で少し安くなる。Pairsより若干高めの設定。
「高い」と思った。正直に言う。でもユーブライドには独身証明書の提出制度がある。役所に行って書類を取って、アップロードして、審査を待つ。その手間をかけた人だけがいる場所に月4,000円を払うのは、合コン1回分より安い。
そう思ったら、クレジットカードの番号を入力する手が軽くなった。
課金して変わったこと:返信率83%と2週間で3件のデート
メッセージが送れるようになって、いいねが来ていた10人のうち6人に返信した。
最初のメッセージを打つとき、指先が少し冷たかった。ユーブライドのユーザーは婚活前提の人が多いから、「軽い挨拶じゃ失礼かな」という緊張があった。
結果、5人から返信が来た。返信率83%。Pairsで同じ時期にメッセージを送ったときは50%くらいだったから、かなり高い。
理由はたぶん、独身証明書だ。お互いに「この人は本人確認と独身証明を通っている」とわかっている状態でメッセージが始まる。その前提があるだけで、最初の壁が低くなる。
5人のうち3人とデートの約束ができた。2週間で3件。
1件目は丸の内のカフェでランチ。2件目は恵比寿のイタリアンで夕食。3件目は表参道を歩きながら雑談。どれも「まず会いましょう」という温度感で、さくさく進んだ。
ユーブライドのメッセージは、Pairsと違って往復が短い。
「どんなお仕事されてますか?」「IT系です。○○さんは?」「会計事務所です」「よかったら会いませんか」「いつ空いてますか?」
こんな感じ。長文の自己開示より、会う前提の確認作業。Pairsでは5〜10往復してからデートの話になることが多かったけど、ユーブライドは3〜4往復で「じゃあ日程決めましょう」になる。婚活アプリの空気が、話の速度ごと変えている。
課金しても変わらなかったこと
いいね数は増えなかった。
有料プランは「会話を始める権利」であって、自分のプロフィールが表示される回数やいいねの数には影響しない。プロフィールの質が変わっていなければ、課金しても出会いの入口は同じ。
ここが落とし穴で、「課金したのに何も変わらない」と感じる人は、たいていプロフィールか写真に問題がある。課金はアクセルだけど、エンジンが動いていなければ踏んでも進まない。
課金する前にやるべきこと:写真とプロフィールの順番
振り返ると、課金する前にプロフィール写真を撮り直しておけばよかった。
私は課金してメッセージを送り始めてから、「返信の反応が薄い人がいるな」と気づいた。新宿御苑で自然光のもと、友達に撮ってもらった写真に差し替えたら反応が変わった。課金前にこれをやっていれば、最初の1週間のいいね10件がもっと多かった可能性がある。
課金タイミングの判断基準はシンプルだ。
週に5件以上いいねが届いているなら、課金してメッセージを始める価値がある。5件未満なら、先にプロフィール・写真を改善する。順番を間違えると、月4,000円が消えるだけになる。
「元が取れた」と思った瞬間
3件目のデートのとき、表参道のケヤキ並木の下を歩きながら、相手がぽつりと言った。
「独身証明書出してる人としか会わないって決めてたんですよ」
「なんでですか?」
「……前に、既婚者に騙されたことがあって」
少し声が沈んだ。私は何も返せなくて、ただ横を歩いた。ケヤキの落ち葉を踏む音だけが続いた。
「だから、あの書類を出してる人がいるだけで、少し安心するんです」
その言葉を聞いたとき、役所の窓口で恥ずかしかった記憶が、少しだけ違う意味を持った。自分がかけた手間が、会ったこともない誰かの安心になっている。課金の4,000円より、あの日の半休のほうが価値があった気がした。
ユーブライドの課金は「メッセージを送る権利」を買うものだ。でもその先にあるのは、同じ手間をかけた人同士が出会える場所に立つことでもある。
払ったお金は戻らないけど、かけた手間は信頼になって返ってくる。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。