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3人を逃した夜。Bumbleで最初に送れなかった後悔と変えたこと

Bumbleをインストールした27歳の秋、「送らなきゃ」が怖くて最初の夜にアプリを閉じた。PairsとOmiaiで「待つ」生活に疲れていたのに、いざ自分が先に送る側になったら怖かった。女性が最初にメッセージを送るコツと、変わった景色の話。

27歳・女性の体験
·橘みあ·6分で読める

正直に言う。最初は全部間違えていたのに、変えた。


「送らなきゃ」が怖かった、あの夜


Bumbleをインストールしたのは、27歳の秋だった。


Pairsを2年使って、なんとなく疲れていた。「いいね」を待つ生活。通知が来るたびにスマホを開いて、そうじゃなかったときの微妙な落差。それを繰り返すうちに、恋愛そのものが億劫になりかけていた。


友達から「Bumbleは雰囲気違うよ」と聞いて、軽い気持ちで始めた。でもアプリを開いてすぐ、システムを見て固まった。


マッチングしたら、24時間以内に女性から送らないと消える。


「えー、私から?」


声に出してしまった。一人の部屋で。


怖かった理由、正直に言うと


しばらくアプリを開けなかった。


マッチングの通知は来る。でも画面を開くと「メッセージを送ってください」の文字があって、そのたびに指が止まった。何を送ればいい。断られたら。既読無視されたら。そもそも何か変なことを書いてしまったら——考えれば考えるほど、24時間のカウントダウンだけが進んでいく。


結局、最初の週にマッチングした3人を、全員タイムアウトで消した。


喉の奥に何かつかえた感じがした。もったいない、というより、自分が情けなかった。


でもそのとき気づいた。他のアプリで男性が最初にメッセージを送ってくるとき、相手だって同じ気持ちだったはずだ、と。「何送ればいいかな」「無視されたら嫌だな」——Bumbleはその役割を逆にしただけで、怖さの中身は同じだ。ということは、みんなどうにかして最初の一文を送っている。


怖がっているのは、損だ。


実際に送ってみた


4人目のマッチングが来たとき、意地でも送ると決めた。


23時ごろ。相手のプロフィールをもう一度読んだ。中目黒の写真があって、「週末は川沿いを散歩するのが好き」と書いてあった。


「中目黒の写真、雰囲気よかったです。あの辺よく行くんですか?」


送信ボタンを押した瞬間、心臓が変な音を立てた。


返信は翌朝来た。「よく行きますよ!お気に入りのカフェがあって」という文章と、カフェの名前。そこから会話が続いて、3週間後に恵比寿で会った。


最初のメッセージは19文字だった。


送りやすいメッセージの型


あれこれ試した結果、一番打率が高かったのはシンプルな形だ。


「プロフィールに書いてあること」+「それについての質問」。


たとえば相手が「最近キャンプにはまってる」と書いていたら、「キャンプ、どのあたりまで行くんですか?」でいい。「登山が好き」なら「どのくらいのペースで行くんですか?」。読書好きなら「最近読んだ中でおすすめあれば聞きたいです」。


短くていい。むしろ短いほうがいい。


ポイントは三つだけ。プロフィールに書いてある内容に触れること、「はい・いいえ」で終わらない質問にすること、重たすぎないこと。「将来どんな人と結婚したいですか?」みたいな質問を最初に送ると、相手は答え方に困る。雑談ができる人かどうか、まずそれだけ伝えられれば十分だ。


最初のメッセージで全部決めようとしなくていい。


送る前に確認すること


これだけチェックすれば迷わない。


1. 相手のプロフィールを読んで、一個でも気になった部分があるか

2. 質問が一問だけか(複数並べると圧迫感が出る)

3. 三行以内に収まっているか

4. 自分のことを過剰にアピールしていないか


特に4番は陥りやすい。「私も同じで〜」「実は私も行ったことあって〜」と自分の話を続けてしまうと、最初から重くなる。最初のメッセージは、相手に気持ちよく話してもらうための入口だ。


24時間というプレッシャーの使い方


最初は制限が嫌だった。でも今は、あれがなければ私は永遠に送れなかったと思っている。


「あとで送ろう」は、送らないと同じだ。Pairsで「いいね」を受け取ってから返信を迷って、気づいたら相手にブロックされていたことが何回あったか。Bumbleの24時間は、その迷いを物理的に締め切ってくれる。


タイムアップの1時間前に「今日中に送れ」と背中を押されている感じ。焦りじゃなくて、背水の陣。


締め切りを使って動ける人間は、恋愛以外でも強い。そういうことかもしれない、とぼんやり思う。


Bumbleに集まっている人たちのこと


Bumbleを半年使ってわかったのは、このアプリには「女性が送ってくれることを当たり前だと思っていない男性」が集まりやすいということだ。


システムを知って使い始めているわけだから、女性が最初に送ってきたことを「マジで?送ってくれたんだ、うれしい」と素直に受け取る人が多い。構えなくていい。


吉祥寺でごはんを食べた人は、開口一番「送ってくれてよかった、男から送るより全然いい」と言っていた。そういうものかもしれない。


下北沢のバーで会った別の人は、「こっちもどう声かけようか迷うんだよね、正直」と笑っていた。


送る側も、待つ側も、どこかで同じことを考えている。


積極性は、うつる


最初に送った19文字から、何かが変わった気がする。


恋愛に限らず、「動かないと始まらない」という感覚が体に入った。気になる人がいたとき、友達に「この人どう思う?」と聞く前に、自分がどうしたいかを先に考えるようになった。


Bumbleのシステムは、一回の経験として終わらない。


最初の一歩が怖くなくなると、二歩目からはもう怖くない。それを知っているかどうかで、アプリの使い方も、たぶん恋愛の仕方も、少しずつ変わっていく。


怖いなら怖いまま送ればよかったのに、3人を逃した。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:メッセージ攻略

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