「この人ヤバい」の直感は正しかった——危険なユーザーを見抜く7サイン
初めて会った日の帰り道、なんとなく怖かった。あの感覚は正しかった、と今なら言える。マッチングアプリで出会う「危険なユーザー」には、事前に気づけるサインが必ずある。プロフィール・メッセージ・デート中、それぞれの段階で拾えるサインを全部まとめた。
会って「しまった」と思った夜のこと
渋谷で飲んでいた。2時間が限界だった。
相手は一見普通だった。プロフィール写真通りの顔、話し方はむしろ丁寧。でも1時間を過ぎたあたりで、何かがずれてきた。
店員さんへの態度が変わった。最初は感じよかったのに、2杯目を頼むときに「もっと早く来てよ」とつぶやいた。私には聞こえなかったと思っていたのか、それとも気にしていなかったのか。
次の日、Omiaiの友達に「あの人大丈夫そうだった?」とLINEしたら「なんかDMしてきて怖かった」と返ってきた。同じアプリ内で、別の友人にもアプローチしていた。しかも私と会った翌日に。
振り返ると、サインはあった。メッセージの段階で、2つ気になることがあった。ただ、「気のせいかも」と流してしまった。
「気のせいかも」は、気のせいじゃないことが多い。
危険ユーザーの種類
マッチングアプリで出会う「危険なユーザー」は、大きく5種類に分類できる。
①既婚者(不倫目的)
家族構成・結婚歴を非公開にしていて、会える時間が平日昼間や週末夜に限られる。スマホの扱い方が妙に慎重で、画面を伏せる癖がある。「将来の話」を意図的に避ける。
②ネットワークビジネス(MLM)勧誘目的
「自分磨き」「夢を語れる仲間を探してる」「稼ぎ方を変えたい」などの言葉を好む。話の流れで「いいセミナーがあるんだけど」「友人を紹介したい」と持ち出してくる。コミュニティや勉強会への誘いも典型パターン。
③モラハラ気質
最初は過剰に褒める(ラブボミング)が、少し経つと批判が増える。「そういう服装はどうかと思う」「え、それ普通知ってるでしょ」といった言葉が混ざり始める。相手の意見を遮って自分の話に戻す頻度が高い。
④ストーカー気質
返信スピードへの執着が強く、少し遅れると「なんで返信しないの?」と来る。一度会っただけなのに「独占したい」「他の人と話さないで」という言葉が出る。SNSへのアクセスが異常に早い(Instagramをマッチング直後にフォローしてくるなど)。
⑤体目的(セフレ候補として見ている)
会話が早い段階で体の話になる。「タイプはどんな人?」から「どんなことされるのが好き?」へのエスカレートが速い。「今日会えない?」「家どこ?」が早期に来る。「ホテル行ったことある?」という何気ない確認も含まれる。
プロフィールで気づける危険サイン
プロフィールは「自己申告」だが、何を書かないかにこそ情報がある。
写真なし・1枚のみ
顔を出さない理由があることが多い。「写真が苦手」と言うが、出会いを本気で求めているなら顔出しは基本。既婚者・素行に問題のある人が多い傾向がある。
年収・職業を全て非公開
隠す理由がある場合と、慎重なだけの場合がある。ただし、プロフィールの他の項目も「なし」「未回答」が多い場合は注意。情報が少ないと、判断材料がなくなる。
「誠実な出会いを求めています」のみ
自己紹介欄に具体的な趣味・価値観・生活スタイルが一切なく、「誠実」「真剣」の2語だけで埋まっている。誠実な人は「誠実」と書かなくてもプロフィールから伝わる。
SNSを一切教えないことを事前宣言
「SNSは教えません」と最初から書いてある場合、身元を辿られたくない理由がある可能性がある。
メッセージで気づける危険サイン(会話例あり)
テキストのやりとりで見えてくるサインが、一番多い。
【サイン1】返信が異常に速い
24時間365日、5分以内に返ってくる。最初は「マメな人だ」と思えるが、相手の生活リズムを考えると不自然。依存気質・執着気質の可能性。
【サイン2】深夜しか連絡してこない
23時以降にしかメッセージが来ない。昼間に送っても無視で、夜になると急に活性化する。家族のいる生活パターン(既婚者)の可能性が高い。
【サイン3】体の話へのエスカレートが速い
【例】
「どんな人がタイプ?」
→「スタイルよさそうですね、どのくらいの体型ですか?」
→「胸とか気にしたりしますか?」
3〜5往復で体のことを聞いてくるパターン。会ったこともない段階でこの話題が出るのは完全にアウト。
【サイン4】すぐ会おうとする
【例】「今日の夜、空いてますか?」
マッチング当日か翌日に「今日会えません?」が来る。相手を人として見ていない証拠。真剣な出会いを求めている人は、ある程度話してから会う提案をする。
【サイン5】怒りっぽい
「もう少し早く返信してほしいな」「それって冷たくないですか?」。責めるような言葉が早い段階で出てくる場合、付き合ってから爆発する可能性が高い。
デートで気づける危険サイン
実際に会ってからも、目を開けておく必要がある。
個室・人目のない場所を最初から選ぶ
「落ち着いた店知ってるんで」と言って個室居酒屋や薄暗いバーに連れて行こうとする。初対面は人目のある明るい場所が基本。その提案を断ったときに「えーなんで?」と言うなら、なおさら注意。
お酒を強制する
「飲めないんですか?一杯くらいいいじゃないですか」「ビール頼みましょうよ」。「飲まない」を一度言った後も引き下がらない場合、境界線を尊重しない人間だとわかる。
自分の話しかしない
2時間いて、相手の話を一度も聞かない人間がいる。質問しても「そうなんですね。ぼくはね——」と自分の話に戻る。共感力と想像力の欠如。
支払いを「また今度」と言う
「今日はぼくが払いますよ。でも次、ごちそうしてね」。初回デートの会計で貸し借りを作ろうとする行動。「貸し」を利用する気があると見ていい。
危険を感じたら——逃げ方・断り方・通報の仕方
その場から逃げる
デート中に怖いと感じたら、「急に体調が悪くなった」で退席していい。体調不良は誰も否定できない理由。バッグとスマホは手元に持っておく。帰り道は一人で帰れる状態を確保する(相手に住所エリアを教えない)。
断り方の例文
「申し訳ないんですが、今後お会いするのは難しそうです。ご縁がなかったということで。」
これ以上の説明は不要。理由を聞かれても「すみません、そういう気分ではなくて」で通す。謝りすぎない。
通報する
アプリ内の「報告」機能を使う。特にストーキング的な行動(会った後の執拗なメッセージ・SNSへの不審なアクセス)が続く場合は、警察相談窓口(#9110)に連絡する。ストーカー規制法の対象になるケースもある。
証拠は消さずに保存しておく。スクリーンショット、メッセージ履歴、相手のプロフィール。感情が動いても消去しない。証拠があるかどうかで、その後の対応が大きく変わる。
「なんか嫌だな」と感じた瞬間に、続ける義理は何もない。
NG対応と改善対応の比較(実際の会話例)
危険なサインに気づいた時、どう対応するかで結果が変わる。実際のやりとりをもとにした例を挙げる。
ケース①:会う前から「今夜来れる?」が来た場合
NG対応:「今日は難しいです……でも今週末はどうですか?」
→ 断っているようで断っていない。相手は「タイミングの問題」と解釈して、また似た提案を繰り返す。
改善対応:「初めてお会いする場合は、もう少しお互いを知ってからが良いと思っています。もし真剣に会うことをお考えでしたら、まず普通にやりとりしませんか?」
→ 自分の基準を明確に伝えている。これで連絡が止まるなら、それがその人の答え。
ケース②:デート中に店員への態度が急に変わった場合
NG対応:見なかったふりをして、話題を変えてその場をやり過ごす。
→ 心の奥でじわじわと違和感が積まれていく。帰り道に「なんか嫌だった」と気づくが、もう遅い。
改善対応:そのシーンを「見た自分」の感覚を信じる。デートを続けながら「もう会わなくていい」と心の中で決める。その場で「帰ります」と言えるかどうかより、「次はない」と決断することの方が先だ。
ケース③:返信が極端に速く、少し遅れると責められた場合
NG対応:「ごめんなさい、仕事中で」と謝り続ける。
→ 謝ることで「返信が遅れると怒る」という相手の行動パターンが強化される。毎回謝るうちに、自分が悪いような気持ちになっていく。
改善対応:「返信が遅くなることはあります。責められると続けにくいなと思っています」と一度だけ伝える。それでも続くなら、やりとりを止める。
「なんか嫌だな」を言語化するためのサインリスト
感覚は正しいことが多い。でも、その感覚を「具体的に何が嫌だったのか」に変換できないと、次に活かせない。
以下のどれかが当てはまった場合、それが「サイン」だ。
プロフィール段階
- 写真が1枚で、角度が全部同じ(顔をはっきり見せたくない)
- 自己紹介文に「真剣な出会い」「誠実」しか書いていない(具体性がない)
- 年収・職業・居住地が全て非公開(情報を見せたくない理由がある)
メッセージ段階
- 深夜しか連絡してこない(昼間はなぜかいない生活)
- 体型や外見への質問が早い(会う前から体を意識している)
- 少し返信が遅れると「どうしたの?」が来る(監視に近い関心)
- LINEをすぐに求めてくる(アプリ内の証拠を残したくない)
デート段階
- 個室・暗い場所を最初から選ぼうとする
- お酒を断っても引き下がらない
- 2時間ずっと自分の話しかしない(質問が来ない)
- 帰り際に「もう一軒」を強引に誘う
3個以上当てはまったなら、続けない判断をしていい。
「なんか嫌だな」は、体が先に受け取ったサインだ。頭で「気のせいかも」と打ち消す前に、その感覚を一度ちゃんと聞いてあげてほしい。
よくある質問
既婚者を見分けるにはどうすればいいですか?↓
ネットワークビジネスの誘いはどう断ればいいですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。