「いいね」が増えない理由とその解決策——マッチング率を2倍にする完全戦略
登録して最初の1週間、いいねが3件しか来なかった。プロフィールを何も変えていなかったから当然だった。いいね数は運ではなく、設計で決まる。マッチング率を2倍にした具体的な改善策を全部書く。
最初の1週間で来たいいねは、3件だった。
登録してから毎日スマホを開いて、通知を待った。1日目は0件。2日目は1件。3日目も0件。「アプリって、こんなもんか」と思い始めた頃、友人が「プロフィール見せて」と言ってきた。
「写真、暗すぎ。自己紹介文、短すぎ。あと趣味欄が空欄になってる」
3つ直して翌週、1週間でいいねが17件来た。
プロフィールを整えるだけで、何もしなかったときの5倍以上になった。いいねは運ではない。設計の問題だ。
登録して1週間、いいねが3件だった話
最初に登録したのはPairs。「とりあえず入れてみよう」で、プロフィール写真は自撮り1枚だけ。部屋の薄暗い場所で撮ったもので、表情は無表情。自己紹介文は「映画と料理が好きです。よろしくお願いします」の2行。趣味の欄は「後で埋めようと思いながら」放置。
この状態で1週間、1日10件のいいねを送り続けた。合計70件いいねを送って、マッチングは2件。いいねのもらえる数は週合計3件。これが「とりあえず始めた」プロフィールの現実だった。
何が悪かったか、今なら説明できる。
写真:暗い・無表情・1枚のみ。プロフィール写真は「第一印象のすべて」で、0.5秒で判断される。暗くて表情が見えない写真は、その0.5秒を無駄にする。
自己紹介文:「映画と料理が好き」は全員が書く内容。引っかかりがゼロ。「よろしくお願いします」で終わる文は、会話のきっかけを一切生まない。
趣味欄の空白:Pairsのアルゴリズムは、プロフィールの完成度をスコア化している。空欄が多いほど、他のユーザーのタイムラインに表示されにくくなる。見てもらえなければ、いいねは来ない。
いいねが来ない・マッチングしない本当の理由
「いいねが来ない」理由は大きく3つに分類できる。
理由1:そもそも表示されていない
プロフィールの完成度が低いと、アルゴリズムで他ユーザーへの表示が抑制される。Pairsは「最終ログイン時間」「プロフィール完成度」「アクティブ度」で表示順位が変わる。毎日ログインして、プロフィールを100%埋める。これだけで表示回数が変わる。
理由2:見られているが通過されている
表示はされているがいいねをもらえない場合、写真か自己紹介文が原因。写真は「清潔感」「表情の明るさ」「自然光」の3点が基準。自己紹介文は「この人と話してみたい」と思わせる具体的なエピソードがあるかどうかで決まる。
理由3:いいねを送っているが返ってこない
送っている相手のプロフィールを読まずにいいねを送っている場合、相手も「誰でもいいね送ってるな」と気づいている。コメント付きのいいねと、コメントなしのいいねでは返信率が大きく違う。
「いいね」を正しく送るための基準
闇雲に送るより、少数精鋭で送る方がマッチング率は上がる。
ターゲットの絞り方
「全員にいいね送れば誰かと合う」という発想は間違い。プロフィールを見て、「この人のプロフィールを読んで何か聞きたいことが浮かんだ」という相手だけにいいねを送る。それ以外はパス。
マッチングしてから会話が続く確率が格段に上がる理由は、「相手のことを本当に知ろうとした」結果のいいねかどうか、が会話の質に出るから。
コメント付きいいねの書き方
NGコメント:「プロフィール素敵ですね、よろしくお願いします」
→ 何も読んでいないのがバレる。相手への興味がゼロ。
改善コメント:「○○さんのプロフィールに書いてあった『スーパーのタイムセール常連』の話、我が家も同じで笑いました。いつごろ行くのが一番戦利品多いですか?」
→ 読んだことが伝わる。具体的な質問があるから返しやすい。
コメントは1〜2行で十分。長文は圧になる。「読んだ」「気になった」「聞いてみたい」の3点が伝わればいい。
プロフィールを変えてからいいね数が変わった話
友人に指摘されて変えたのは3点。
写真の入れ替え
自撮りを削除して、昼間に外で撮った写真に変えた。ユニクロの白シャツで恵比寿の公園で撮ったやつで、特別でも何でもない。ただ自然光の中で笑っている写真になった。これだけ。
自己紹介文の書き直し
「映画と料理が好きです。よろしくお願いします」を全消しして書き直した。
新しい文:「映画は年100本ペースで観てます。最近ハマったのは『哀れなるものたち』で、ヨルゴス・ランティモス作品を全部漁り中。料理は再現レシピが専門で、松屋の牛めしを家で作ろうとして3回失敗した記録保持者。渋谷より下北沢派、コーヒーはミルクあり派、犬に近づいたらかならず触りに行く派です」
固有名詞(映画名・監督名・地名)と自分だけの具体的なエピソード(松屋失敗)が入ったことで、「返信したくなる引っかかり」が生まれた。
趣味欄・ライフスタイル欄を全部埋めた
「趣味」「食の好み」「お酒の頻度」「タバコ」「将来の夢」「子供」「休日の過ごし方」、全部埋めた。作業時間は20分くらいだった。
この3点を変えて翌週、いいねが17件来た。さらに2週間後、プロフィール写真を1枚追加して(旅行中の写真)、週24件まで増えた。同じ人間のプロフィールが、変えただけで8倍近くになった。
スーパーいいね・プレミアムいいねの効果的な使い方
各アプリの「スーパーいいね的な機能」は、正しく使えば強力な武器になる。
Pairsのプレミアムいいね
通常のいいねと違って、相手のトップ画面に優先表示される。1ポイント100円(目安)で購入。「絶対に会いたい」と思った相手だけに使うこと。誰彼構わず使うとポイントが消えるだけ。
TinderのスーパーLike
通常のいいねと違って、相手が「あなたがスーパーLikeをした」と通知で知ることができる。1日1回無料。追加購入も可能。相手が右スワイプした場合、通常のマッチングよりも最初のメッセージがもらえる確率が高い。
Hingeのローズ
相手のプロフィールに「ローズ」を贈ると、自分のプロフィールが相手に優先表示される。週1回無料で使える。「確実に見てもらいたい相手」へのアプローチとして有効。
誰に使うべきか
スーパーいいね系を使うべき相手の条件:
- プロフィールを全部読んで「会いたい」と思えた相手
- 自己紹介文や写真から「この人は本気で活動している」と感じた相手
- 自分のタイプに合っている相手(マッチングしてから続く話題がありそう)
「顔が好み」だけでスーパーいいねを使うのは、もったいない。
いいね数より大切なマッチング率の考え方
週50件のいいねをもらってマッチング2件の人より、週10件のいいねをもらってマッチング7件の人の方が、アプリ活動として正解に近い。
マッチング率=マッチング数÷受け取ったいいね数。この数字を上げることを意識する。
マッチング率を上げる絞り込み
自分がいいねを「返したくなる相手」に絞り込む条件設定をする。年齢・居住地・活動意欲(ログイン頻度)の3点を絞る。ログイン頻度が低い相手へのいいねはほぼ返ってこない。「24時間以内にログイン」「3日以内にログイン」フィルターを使う。
量より質の考え方
100件送って0マッチングなら、送り方の問題か、プロフィールの問題だ。このとき「もっと送る」は間違い。「なぜ返ってこないか」を考える。コメントなしのいいねばかり送っていたなら、コメント付きに変える。送っている相手が自分の活動エリアと全然違うなら、エリアを絞る。
マッチング数の多さは、目的ではない。「会いたいと思える相手と会う」ことが目的で、いいねはその手段に過ぎない。
「いいね」1件を丁寧に送れる人が、最終的に一番いい出会いをしている。それだけは間違いない。
マッチングアプリ別・いいねの送り方の違い
アプリによって、いいねの「重み」は全然違う。知らずに使うと、同じ行動でも結果が変わる。
Pairs(ペアーズ)は国内最大手で母数が多い分、競争も激しい。いいねを「送った順」より「プロフィールの充実度」が表示に影響する。コメント付きいいねは通常のいいねより圧倒的に返信率が高い。Pairs内の「コミュニティ機能」を使って、共通の趣味を持つ相手にいいねを送ると、話題のとっかかりが最初からできている状態になる。「山登りコミュニティ」「映画好きコミュニティ」などのグループ内でのいいねは、完全な見知らぬ人へのいいねより返ってきやすい。
with(ウィズ)は心理テストやゲーム的な機能が多く、プロフィールだけでなく「価値観スコア」で相性を示してくれる。相性スコアが高い相手へのいいねは、共通点を明示しやすい。「withの相性診断で一致していたこと」を最初のコメントに入れると、会話の糸口になる。
タップルはスワイプ形式で、趣味・カテゴリでの絞り込みが得意。「カフェ好き」「映画好き」などのカテゴリ内でマッチングするため、話題が最初から共通している。Pairs比でカジュアル寄りのユーザーが多く、最初のメッセージのトーンを少し軽めにした方が返ってきやすい。
NG例と改善例(アプリ別コメント)
[Pairsのコミュニティ経由のいいね]
NG:「プロフィール見て気になりました!」
改善:「映画コミュニティで見つけました。プロフィールに『哀れなるものたち』とあって、ランティモスの映画って語れる人が周りにいなかったので嬉しかったです。あのラスト、どう受け取りましたか?」
[withの相性機能を使ったいいね]
NG:「相性よかったですね、よろしくお願いします」
改善:「withで相性スコアが87%でびっくりしました。『お金の使い方』と『将来の価値観』が一致してたみたいで。休日のお金の使い方って、○○さんはどんな感じですか?」
コメントの核心はいつも同じ。「読んだ」「気になった」「聞きたいことがある」——この3つを10〜30字で伝えること。それだけで、他の100件のいいねより目に留まる。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。