「清潔感があれば大丈夫」の「清潔感」が分からなかった男の話
「清潔感があれば好みじゃなくても大丈夫」と女性は言う。その「清潔感」が何なのか、3年間わかっていなかった。聞いてみたら、思っていたより具体的な話だった。
「顔とかスペックより清潔感があればいい」という女性の発言を、何度も聞いてきた。
じゃあ自分は清潔感があるか。そう問われると、自信がなかった。毎日シャワーは浴びている。歯磨きもしている。洗濯もしている。それで十分じゃないか、と思っていた。
タップルで3ヶ月アクティブに使って、会えたのが2人だった。2人目のデートで食事をした後、「ちょっと聞いてもいい?」と言われた。「プロフィール写真の印象と、実際会った印象がだいぶ違った」。
その日、帰り道に考えた。写真と実物、どっちが原因なのか。
「好みじゃないけど清潔感があれば」を女性に聞いた結果
友人の女性3人に直接聞いてみた。「清潔感って、具体的に何を見てる?」
最初に返ってきた答えは「爪」だった。「手を見ればわかる。伸びてたり、汚れてたりする人は、他も雑な感じがする」。
次に「髪」。「整えられてない髪の人は、鏡を見る習慣がない人かなって」。
「眉毛」という答えも出た。「眉毛が整っていない男性って、意外と多い。そこを整えてるだけで印象が全然違う」。
最後に「服のシワと色の組み合わせ」。「服の量やブランドよりも、シワがあるかどうか。毎朝アイロンかけてるかどうか、着ている服でわかる」。
「毎日シャワー浴びてる」は、清潔感の最低ラインだった。女性が見ている清潔感は、もっと視覚的で具体的だった。
女性が「清潔感がない」と判断する瞬間
写真・デート・メッセージ、それぞれの段階で判断される。
写真での判断:
- 蛍光灯直下の自撮りで顔色が悪い
- 服がよれている、首周りが伸びている
- 背景に洗濯物や食器が見える
- 爪が長く見える角度の写真
デートでの判断:
- 香水なし、または多すぎる
- 食事中の箸の持ち方
- 食後に歯に食べ物が挟まっている
- 靴が汚れている(特につま先)
- 財布や手帳がボロボロ
メッセージでの判断(意外と見られている):
- 誤字・脱字が多い
- 絵文字なし・記号のみの淡白なメッセージ
- 夜中の2時に唐突なメッセージ
写真段階で引っかかれば会えない。デートで引っかかれば次がない。
プロフィール写真前の清潔感チェック15項目
撮影前に全部確認する。一つでも該当したら先に直す。
15項目全部クリアしてから撮影する。
デート当日の清潔感チェックリスト
出発前の最終確認。鏡の前で3分かける。
体臭・香り:
- シャワーは当日朝に浴びたか
- デオドラントを使ったか
- 香水は1〜2プッシュ(手首か首筋)。「香水ついてる?」と言われないくらいがちょうどいい。SHIROのホワイトティーやAesopのタシットあたりは外しにくい
- 口臭:食後はガムかブレスケアを携帯する
服装:
- シワがないか(前日にアイロン、または干す前に形を整える)
- ボタンが全部ついているか
- 靴下に穴がないか(脱ぐ可能性がある場合は特に)
- 靴のつま先の汚れ
手元:
- 爪は短く、白い部分が1mm以下
- 指にバンドエイドが巻いてある場合は外せるなら外す
手荷物:
- 財布がボロボロでないか
- イヤホンのコードが絡まっていないか
これを全部クリアした状態で待ち合わせに行く。
予算別の清潔感投資ガイド
清潔感はお金をかけなくても上げられる。ただし、投資できるなら結果は早く出る。
月3000円以下でできること:
- 爪を切る習慣(爪切り300円)
- ドラッグストアのBBクリームを使う(資生堂のDO SPORTSなら1500円)
- ユニクロのエアリズムインナーを揃える(通気性で体臭が変わる)
- 100均の洗顔ブラシで毛穴を落とす習慣
月1万円以下でできること:
- 眉毛サロンに1回行く(ホットペッパービューティーで3000〜5000円)。通い始めれば2ヶ月に1回で維持できる
- Aesopやルシードのヘアオイル(2000〜3000円)。ドライヤー後に毎日使う
- GUのジャケット一枚(3000〜5000円)。写真用として一枚持つ
- SHIROの香水(4000〜6000円)
1万円以上投資できるなら:
- ヘッドスパ付きのカット(8000〜15000円)。髪のツヤとスタイルが一気に変わる
- ファッションコーディネートサービス(Rcawardなどで1万〜)
- 歯のホワイトニング(クリニックで2〜5万円)。笑顔の写真への影響が大きい
「清潔感がある人」と「ない人」の具体的な違い
同じ顔、同じ服、違う印象になる場合がある。差はここにある。
清潔感がある人の共通点:
- 自分の見た目を確認する習慣がある(鏡を毎朝見る)
- 素材より状態にこだわっている(高い服より、手入れされた安い服)
- 細部が整っている(爪、耳、眉毛、靴のかかと)
- 「香り」を意識している
清潔感がない人の共通点:
- 鏡を出かける前に見ない
- 服を買うが、手入れをしない
- 体臭に鈍感(慣れている)
- 細部を省略している
外見の「清潔感」は、習慣の問題だ。毎朝5分、鏡の前に立つ時間を作るだけで変わる。
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眉毛サロンに初めて行ったとき、施術後の鏡を見て「あ、これか」と思った。自分の顔なのに、別の顔みたいだった。
清潔感は顔じゃなくて、整えたかどうかの証拠だ。
実際のNGメッセージと改善例——「清潔感」はテキストにも出る
デート前後のメッセージも、清潔感の延長だ。言葉の扱いが雑な人は、見た目が整っていても「なんか違う」と思われる。実際にやりがちなNGと、一言変えるだけの改善例を見てほしい。
デート確認のメッセージ
NG:「明日、3時でしたっけ笑」
改善:「明日の3時、恵比寿の南口改札前でお待ちしています。何か変更あれば連絡ください」
「笑」で確認するのは、相手に「ちゃんと覚えてなかったのかな」という不安を与える。約束の時間と場所をこちらから確認する一文は、準備している男の印象を作る。
デート後のお礼メッセージ
NG:「今日はありがとうございました!楽しかったです!また会いましょう!」
改善:「今日ありがとう。代官山のあのカレー、予想以上においしかった。また行きたいな」
感嘆符3連発は、内容のなさを勢いで補っているように見える。具体的な「何が良かったか」を一つ入れるだけで、ちゃんと今日のことを振り返っている人、という印象になる。
返信が遅れたときのフォロー
NG:「すいません、返信遅れました」
改善:「昨日は仕事が長引いてしまった。遅くなってごめんなさい」
「すいません」という表記は誤字。「すみません」が正しい。こういう一字が引っかかる人は引っかかる。加えて、なぜ遅れたのかの文脈があるだけで、責任感がある人という印象が変わる。
清潔感を「習慣」に落とし込む30日プラン
「今日から全部やろう」は続かない。一週間で燃え尽きて、元に戻る。清潔感を底上げするには、一つずつ習慣に組み込む方法が現実的だ。
1週目(習慣1:爪チェック)
日曜の夜、爪を確認して切る。それだけ。アラームを「日曜22時:爪」と設定して、1ヶ月続ける。爪は週1回切れば十分に整った状態を保てる。
2週目(習慣2:ヘアオイル)
洗面台にヘアオイルを出しっぱなしにする。ドライヤーの後に毎日1プッシュ。ルシードのヘアオイル(ドラッグストアで700円程度)でいい。ツヤが出るだけで、「手入れしている人」の印象になる。
3週目(習慣3:洋服のアイロン)
日曜の午前中に、翌週着る服を一枚アイロンがけする。「全部やろう」じゃなくていい。デートや仕事の場で着るシャツを一枚だけ、前日に整える習慣。アイロンが面倒なら、ハンガーに吊るして浴室の蒸気を当てるだけでもシワが伸びる。
4週目(習慣4:鏡の前での最終確認)
家を出る前、玄関の鏡で5秒確認する。「首元・靴・表情」だけ見る。全部見ようとしなくていい。この5秒が、「何か変」に気づくセーフティネットになる。
4週間、この4つだけ。完璧にやろうとしない。続けることの方が、一時的に完璧にやることより、ずっと清潔感の底上げになる。
中目黒を歩く人を眺めていると、顔の造形より「整っているかどうか」の差の方が、目に留まる。整えることに慣れた人の歩き方は、少し違う気がする。自信、というほど大げさじゃないけど。ただ、鏡を毎朝見ている人の顔つきだ。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。