朝のLINEが一番効く、シンプルな理由
「おはよう」だけで、その日一日の印象が変わる。
失敗した、を認めるところから
Pairsで出会った彼に、初めてLINEを送ったのは夜中の11時だった。
「今日ご飯どうでしたか?」——そのひと言に30分かけて、送信ボタンを押した瞬間、もう後悔していた。既読がついたのは翌朝の7時。返信は「美味しかったです!○○さんは?」という丁寧な一文で、やりとりは続いたけど、なんとなくテンポが噛み合わなかった。
当時27歳の私は、マッチングアプリで知り合った相手に「どのくらいの頻度で連絡すればいいんだろう」と毎回悩んでいた。送りすぎると重い。送らなさすぎると存在を忘れられる。そのちょうどいい加減がわからなくて、毎晩スマホを握りしめては迷っていた。
答えを見つけたのは、3ヶ月後のことだった。相手が変わって、状況も変わって、気づいたら朝にLINEを送っていた。
なぜ朝なのか
朝7時のスマホ画面を思い浮かべてほしい。
アラームを止めて、ぼんやりした頭のまま通知欄を開く。ニュースアプリ、ショッピングサイトのセール通知、友人からのグループLINE——その中に、気になる人の名前があったとしたら。
「えー、朝から来てる」
声には出さなくても、口の端がちょっと上がる。それだけで、その日は少し違う色になる。
朝は夜と比べて、感情がフラットに近い。夜11時のLINEは、疲れた状態で受け取られる。仕事のストレス、人間関係の疲弊、眠れない焦り——そういうものが積み重なった状態で読まれる文章は、同じ内容でも少し重く届く。でも朝は違う。まだ何も起きていない時間。ネガティブなノイズが少ない分、シンプルに「この人からだ」という感覚だけが残る。
しかも、「今日最初に通知が来た人」という事実は、無意識に特別感をつくる。心理学的な話ではなく、もっと単純な話。人は一日の始まりに触れたものを、なんとなく覚えている。
「おはよう」を送るときの注意点
毎日送る必要はない。
「毎日おはようって来たら引くかな」と思っている人は多いけど、そもそも毎日送ることは私もすすめない。週に2〜3回が一番自然で、プレッシャーにならない頻度だと思っている。月曜の朝、木曜の朝、土曜の朝——くらいのイメージ。
そしてもうひとつ。「おはよう」だけで送らない、という小さなコツがある。
「おはよう、今日も寒いね」
「おはよう、昨日言ってた報告書終わった?」
「おはよう、なんか今日いい天気だから気分いい」
この添え言葉が、会話の入り口になる。「おはよう」だけだと、返信する側も「おはようございます」で終わってしまう。でも「今日も寒いね」があれば、「ほんとに、マジで布団から出たくなかった」という返しが生まれる。会話が生まれる。
中目黒で2回デートした彼に「おはよう、今日あそこのカフェ混んでるかな」と送ったとき、彼から「行く予定あるの?」って返ってきて、そのまま「今週末どう?」という流れになった。「おはよう」という3文字が、3回目のデートの口実になった。
返ってこなくても焦らない
送ったのに既読すらつかない朝、ある。
胸の真ん中あたりがちょっと冷える感じ。「迷惑だったかな」「ウザいと思われたかな」——でも、落ち着いて考えてほしい。朝は忙しい。電車に飛び乗って、会議の準備して、上司に捕まって——LINEを開く隙もない人は普通にいる。
「届いた」は確かだ。既読がついていなくても、通知として画面に表示された事実は変わらない。
翌日また「おはよう」を送ってみる。2日続けて送ることへの抵抗感があるかもしれないけど、2日分をまとめて謝ったりしなくていい。何事もなかったように「おはよう、今日雨だね」と送る。それだけでいい。
続けることで、存在が日常になる。「この人、たまに朝にLINEをくれる」というインプットが相手の中に積み重なって、気づいたときには"なんとなく近い人"になっている。
with で知り合った男性と、3週間朝のLINEをやりとりしていたとき。ある朝、私が送り忘れた日があった。昼ごろ彼から「今日おはようなかったけど大丈夫?」って来た。
喉の奥に、じわっと何かが広がった感じがした。ああ、存在が日常になってた、と思った。
効果が出やすい人、出にくい人
朝型の生活をしている人に特に響く、というのは間違いない。
6時台に起きて、コーヒーを飲みながらスマホをチェックするタイプの人なら、朝のLINEが届くタイミングとぴったり合う。「生活リズムが似てそう」という印象も与えられる。一緒に生活することをどこかで想像するマッチングアプリの文脈では、これは小さくない。
一方、夜型の人、不規則な仕事をしている人には、朝のLINEが通知の海に沈むこともある。相手のライフスタイルをある程度把握してから試すのが理想で、「夜は仕事してることが多いんです」と言っていた相手より、「朝早いんですよね」と言っていた相手の方が、朝のLINEが刺さりやすい。
それでも、知り合って間もないうちは、試してみるだけの価値はある。返信のタイミングや内容から、相手の生活リズムも自然と見えてくるから。
3文字に込められるもの
「おはよう」は、3文字だ。
でも、その3文字には情報量がある。「今日もあなたのことを思い出しました」という意味が、さりげなく含まれている。大げさでも、重くもなく——ただ「思い出した」という事実だけが、朝の光の中に静かに届く。
夜のLINEが感情的な温度を持つとしたら、朝のLINEは体温みたいなもの。じんわりと、気づかないうちに、相手の中にある自分の存在を温める。
一番重くない言葉が、一番深く届くことがある。
よくある質問
朝のLINEは効果的ですか?好きな人への最適な送信時間は?↓
彼氏や彼女に毎日朝LINEを送るべき理由は?↓
朝メールより朝LINEが効果的な理由は何ですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。