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「フリーランス」と書いたら激減した、「IT関連」にしたら戻ってきた——職業の書き方戦略

職業欄を「フリーランス」から「IT関連」に変えた週、いいね数が3倍に戻った。公務員・会社員・ITエンジニア・医師・教師——職業別プロフィールの書き方と、書かない方がいい職業の判断基準。

·橘みあ·15分で読める

職業欄の「フリーランス」を「IT関連」に変えた週の変化


マリッシュを使っていた頃の話だ。


独立して2年目になったタイミングで、職業欄を「フリーランス・個人事業主」に正直に変えた。それまでは前職の会社名が出ていたので「IT系会社員」という表示になっていた。変えた週から、いいね数が3分の1に落ちた。


「不安定そう」「収入が読めない」「結婚後の生活が心配」——女性がフリーランスという言葉にどんなイメージを持っているか、身をもって知った。


焦って戻すのも違う、と思った。でもフリーランスのまま勝負するには、書き方を変える必要があった。


試したのは「フリーランス(Web制作・アプリ開発)、収入は安定しています」という書き方。それでもいいね数は以前の70%程度に戻っただけだった。


結局、最も反応が良かったのは「IT関連(独立系)」という書き方だった。「何をやっているか」の輪郭を保ちながら、「フリーランス」という不安のトリガーを外す。


これは嘘ではない。実態はIT系の仕事を独立して行っているのだから。言葉の選び方の問題だ。


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職業別プロフィール書き方ガイド


公務員:安定感の出し方とプライベートのバランス


公務員というラベルは強い。安定・真面目・堅実——これらのイメージが自動的につく。


ただし問題もある。「融通が利かそう」「面白みがなさそう」「プライベートも真面目すぎる人」という先入観だ。


書き方の方針

「公務員」という事実は残しつつ、プライベートの意外性を加える。


【例文】NG→改善


NG:「市役所勤務です。真面目で堅実な性格です。趣味は読書と料理です。」

(真面目要素が重なりすぎて、会って話しても面白くなさそうな印象)


改善:「市役所で働いています。仕事はきっちりしてる方だと思いますが、休日は下北沢でレコードを掘ったり、旅先の銭湯を巡ったりしています。オンとオフの落差が激しいタイプです(笑)」

(職業の事実+プライベートのギャップ+軽いユーモア)


プライベートの書き方で「この人と会ったら面白そう」という気持ちを作る。


会社員:「何の会社か」まで伝えるべきか


「会社員」と書くだけでは情報が少なすぎる。かといって「○○株式会社」と会社名まで書くのはプライバシー的にリスクがある。


最適なラインは「業界+職種の組み合わせ」だ。


「IT系・企画職」「広告代理店・営業」「メーカー・エンジニア」——この程度の粒度で、相手は「どんな仕事をしている人か」のイメージを持てる。


給与や年収も書ける欄があるアプリ(ゼクシィ縁結び・マリッシュ等)では、正直に入力することを勧める。年収が高い場合は書いた方が明らかにいいね数が増える。年収が低い場合でも、「書かない」より「正直に書いて他の要素で補う」方が長期的には信頼につながる。


ITエンジニア・プログラマー:「コミュ障イメージ」を払拭する


「ITエンジニア」と聞いた女性の頭に浮かびやすいイメージ:パソコンの前にずっといる、話が難しそう、友達が少なそう、デートで何をすればいいかわからない。


これを払拭するのが最優先課題だ。


具体的な書き方

仕事の話は最小限に抑えて、日常のアクティブな側面を前面に出す。「プログラマーです。でも仕事以外では毎週末サッカーをやっていて、最近は自炊にハマっています。話すの得意じゃないとよく言われますが、会ってからまた言われた試しはないです(笑)」


「コミュ障だと思われてるの知ってます、でも違います」を笑いに変えると、先入観が崩れやすい。


写真も重要。スーツ姿やオフィス写真は使わず、アウトドアや食事・スポーツの場面の写真を選ぶ。


フリーランス・自営業:「不安定さ」への先手対処


最初に書いた通り、「フリーランス」「自営業」は受け取り方によって印象が大きく変わる。


先手を打つ方法が3つある。


  • 具体性を加える:「フリーランス」より「Webデザイン・フリーランス(法人クライアント中心)」の方が「ちゃんとした仕事をしている」印象になる。
  • 安定性を示す:「独立3年目、収入は安定しています」という一文が入るだけで、フリーランスへの不安が和らぐ。
  • 自由さをメリットとして書く:「平日の昼間にデートできます」「在宅なので時間の融通が利きます」——フリーランスであることのメリットを書く。「不安定」より「自由」を前面に出す。

  • 医師・看護師・医療職:モテる反面の注意点


    医療職は「モテる職業」の上位に入る。でも問題もある。


    「忙しすぎて会えない」「患者さんを好きになりそう」「プライドが高そう」——こうした先入観が、マッチングしても関係が深まりにくい原因になる。


    医療職の人が意識すべきことは2つ。「忙しくてもちゃんと会える」という意思を示すことと、「職業のブランドに頼らない」こと。


    「医師です」一言で終わるプロフィールは、「職業で判断してください」と言っているのと同じだ。忙しい中でもプライベートを持っていること、仕事以外の話ができる人間であることをプロフィールに書く。


    白衣を着た写真については後述するが、「かっこよく見える」というメリットより「白衣が取れたら何もない人」に見えるリスクがある。


    教師・教育職:真面目すぎるイメージの崩し方


    「先生」というラベルには「説教されそう」「堅い」「プライドが高い」というイメージが付きやすい。


    崩し方は単純で、先生らしくない側面を書く。


    「中学校の体育教師です。生徒に言えないことは昔の漫画を大人買いしてることと、月に1回は牛タンの食べ放題に行くことです」——このくらいの自虐と具体性があると、「先生っぽくない先生」という印象が生まれる。


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    書かない方がいい職業はあるか


    「書かない方がいい」というより、「書き方に特別な工夫が必要な職業」がある。


    - 水商売・接客業(夜):アプリによってはマッチング率が下がる傾向。「サービス業」や「接客業」という表現に変えて、プロフィールの他の部分で人間性を補う。

    - 借金業・回収業:「金融系」と表現するか、具体的な記載を避けることが多い。

    - 宗教関連:言及すると即座に警戒されることが多い。職業欄には書かず、関係が深まってから話す方が現実的。


    「書かない」という選択肢は空欄より「未記入」の印象を与える。空欄より「サービス業・その他」の方が相手の不安感が小さい場合もある。


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    収入と職業の相互補完


    職業欄と年収欄は切り離せない。


    「フリーランス・年収500万以上」と「会社員・年収300万台」では、相手が受ける印象が逆転することがある。職業名のブランドより、実際の収入の方が「生活をともにできるか」の判断材料として機能する。


    年収が高い場合は、必ず正直に記入する。モデルを見ている場合ではなく、数字で実力を示す。


    年収が低い場合は、職業の安定性(正社員・公務員)を前面に出しながら、「今後の伸び代」を伝えることで印象を補える。「29歳、IT系スタートアップ。今の年収は高くないですが、やりたいことをやっている段階です」——正直さが信頼に変わることがある。


    職業欄は「自分を一言で表す情報」だ。でも、人間はその一言に収まらない。職業欄は最初のフィルターを通過するためのもの、そこから先は人間性で勝負する。


    「フリーランス」で撃沈した私が学んだのは、言葉の選び方が印象を作るということだ。嘘をつく必要はない。ただ、どの角度から光を当てるかを考える。それだけで、同じ職業でも受け取られ方が変わる。


    職業欄を補強する「自己紹介文」の書き方


    職業欄で相手の第一印象が決まった後、自己紹介文で「この人に会いたいかどうか」が決まる。ここで職業欄のマイナスを埋めることも、プラスをさらに伸ばすことも可能だ。


    PairsやOmiaiでは自己紹介欄が400〜600字程度。この欄を「職業の補足説明」で終わらせると、プロフィール全体が名刺の自己紹介みたいになってしまう。


    職業別・自己紹介文の骨格


    公務員・会社員の場合:仕事の話は1〜2行にとどめて、残りをプライベートと「どんな相手と会いたいか」に使う。読み終わったときに「仕事の話より、この人が好きなものの話の方が面白い」という状態にする。


    フリーランス・自営業の場合:最初の1〜2行で「仕事の安定感」を示し、残りを人間性で埋める。「独立して3年、今は○○の仕事をしています。収入は安定しているので、そこは心配しないでください」とあっさり書いてしまう方が、逆に信頼感が出る。


    NG例→改善例:フリーランスの自己紹介文


    NG:「フリーランスのWebデザイナーです。個人で仕事をしています。不安定なイメージがあるかもしれませんが、しっかり働いています。休日は家でゆっくりしていることが多いです。」

    (言い訳の羅列。「不安定なイメージ」という言葉を自分で出すことで、読んだ相手の頭にそのイメージが強化される)


    改善:「Webデザインを独立してやっています。法人クライアントが中心で、今は3年目に入りました。仕事以外は自転車が趣味で、去年は荒川沿いを川口から秩父まで走りました。代官山のあの坂で毎回後悔するんですが、それでも行ってしまいます。週末が空いていれば、どこか一緒に走りませんか」

    (仕事への言い訳をゼロにして、趣味で人間性を見せた上で、会う提案まで入れている)


    アプリ別・職業欄の見せ方の違い


    アプリによって、職業欄の「重み」が違う。


    Pairs・Omiai:職業・年収欄が検索フィルターになっている。「年収400万以上」「正社員」という条件で絞り込んでいるユーザーが多いため、職業欄の正確さと詳しさがマッチング数に直結する。フリーランスでも「自営業(IT系)」と書いた上で年収を正直に入れると、フィルターを通過できることがある。


    タップル:職業より趣味の共通点でマッチングする設計。職業欄よりも「好きなこと」欄の方が影響が大きい。職業が「なんとなく安定してそう」なら十分。


    with:心理テストや価値観の相性が前面に出るため、職業欄の重みは他アプリより低め。「何をしている人か」より「どういう性格か」の方が見られやすい。


    ゼクシィ縁結び・マリッシュ:婚活目的のアプリなので、職業・年収・勤め先の規模感が他アプリ以上に見られる。「安定しているか」が最優先で判断されるため、フリーランスや自営業は説明が欠かせない。「業種+安定性のアピール」をセットで書く。


    職業欄は「自分を一言で表す情報」だ。でも、人間はその一言に収まらない。職業欄は最初のフィルターを通過するためのもの、そこから先は人間性で勝負する。

    この記事を書いた人

    橘みあマッチングアプリ体験談ライター

    27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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