withアプリの「性格診断マッチング」は実際に機能するのか?使ってみた結果
性格診断でマッチングする「with」を3ヶ月試した。科学的アプローチは恋愛に効くのか、正直なレビュー。
withを使い始めたのは、27歳の冬だった。
Pairsで半年間、ひたすら写真を見てはスワイプを繰り返して、なんとなく疲れていた時期。マッチングしても、最初の「はじめまして!」のあとが続かない。会っても「悪い人じゃないけど」で終わる。そういうデートを4回重ねたころ、「そもそも私、何を基準に人を選んでるんだろう」と思った。
「価値観が合う人と出会いたい」——言葉にすると当たり前すぎるくらいシンプルなのに、それをずっとできていなかった。
性格診断テストを受けて、相性スコアでマッチングしてくれるwithの仕組みを知ったのは、友達との吉祥寺のカフェだった。「なんかデータで相性を測ってくれるらしいよ」と彼女が言った。理系っぽくて好きだと思った。直感で好きになって直感で傷つくのに、少し飽きていたから。
実際の診断精度
withの性格診断は、MBTI的な「内向/外向」「直感/感覚」みたいな軸で分類される。質問に答えていくと、自分のタイプが出てきて、マッチング相手との相性スコアが数値で表示される。
最初は「えー、こんなんで人の相性がわかるの?」と半信半疑だった。でも実際にマッチングした人のプロフィールを読むと、確かに「話し方が似ている」「物事の優先順位が近そう」と感じることが多い。スコア80以上の人とメッセージを交わすと、テンポが合う感覚がある。これは気のせいじゃないと思う。
ただ、限界もある。
相性スコアが高い人でも、話が弾まないことは普通にある。「今の自分が恋愛モードかどうか」とか、「最近失恋したばかりかどうか」みたいな、そのタイミングの温度感までは数値に反映されない。スコア85の相手から来たメッセージが「よろしくお願いします!」の一行で終わっていたとき、少し笑ってしまった。どれだけ相性が良くても、会話のやる気は別問題らしい。
あと、診断の結果が「自分の理想の自分」を反映しやすいという問題もある。質問に答えながら、無意識に「こう答えたほうが良さそう」を選んでしまう。私はかなり正直に答えたつもりだったけど、結果を見て「本当にこれ、私?」と首をかしげた部分もあった。
実際に会えた人数
3ヶ月で15人とマッチング。そのうち実際に会えたのは6人。
相性スコアが高い順に声をかけていったら、承認率は体感的にPairsより高かった。向こうも「スコアが高い」という事実を見ているから、安心感があるのかもしれない。知らない人間でも、数値という共通言語があると話が始まりやすい。
6人のうち、2回以上会ったのは2人。そのうちの1人、中目黒で会ったSさんとは3週間くらいLINEが続いた。彼は建築関係の仕事をしていて、本の話が合った。「好きな建築家って誰ですか」という話をしていたら、23時を過ぎていた。スコアは79だったけど、そのとき一番会話が弾んだ。結局、お互いタイミングが合わずフェードアウトしてしまったけれど、あの会話は本物だったと思う。喉の奥がすっと通るような、久しぶりの感覚だった。
「マジで好みの本棚が似すぎてこわい」と彼に言ったとき、「それwithのアルゴリズムに感謝しないと」って返ってきた。少し笑った。
withが向いている人
「なんとなくタイプ」じゃなく「価値観の合う人」を探したい人には、はっきり向いている。写真より先に「この人はどんな軸で生きているか」を知りたい、というタイプの女性に特に刺さると思う。
心理学とか自己分析が好きな人も楽しめる。診断結果を読んでいるだけで、自分について発見があったりする。「あ、私ってこういう部分を重視してたんだ」という気づきが、わりと素直に出てくる。
Pairsで顔写真ガチャに疲れた人——これが一番正直なwithユーザーの入口な気がする。私もそうだったから。
残念なポイント
ユーザー数がPairsの10分の1以下とも言われていて、東京・大阪・名古屋以外の地域だとマッチング自体がほぼ出ない。地方に住んでいる友人が試したら「1週間で3人しか出てこなかった」と言っていた。この規模感は正直きつい。
そして、3ヶ月使い続けて気づいたことがある。
毎日アプリを開いていると、気づいたら相性スコアより「写真」で判断している自分がいる。スコア90の人のプロフィールを飛ばして、スコア70でも写真が好みの人に先にいいねを送る。「価値観重視」と言い張っていた自分が、あっさり視覚に負けている。
「えー、私ってそういうやつじゃん」と思った。いや、人間だもん、仕方ない。でも、それに気づかせてくれたのもwithだった。自分がどこで選んでいるかを可視化してくれるという意味では、面白いアプリだと思う。
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withは普通のマッチングアプリと少し違う。心理テストや価値観診断から入るので、最初の会話のハードルが低い。
もう一つ言うと、5回目のデートくらいになると、相性スコアの話題が出なくなる。最初は「スコア高いですよね、なんか安心する」と話していたのに、会を重ねるうちにその数値はどこかに消えていく。リアルな会話が積み重なれば、アルゴリズムなんて関係なくなる。それって当たり前のことだけど、改めてそう感じた。
結論
withは「面白い」という点では、マッチングアプリの中でトップクラスだと思う。診断を受けるだけで自己分析になるし、相性という切り口があるだけで会話のとっかかりになる。恵比寿で会ったTさんとは「私たちって相性スコア何でしたっけ」という話を延々してしまって、それ自体がデートのコンテンツになった。
でも、メインアプリとして使うには、ユーザー数が足りない。東京に住んでいる私でも、いいねを送れる相手がループしてくる時期があった。選択肢の絶対数はPairsに遠く及ばない。
使い方としては、Pairsをメインに動かしながら、withをサブに置く——この二刀流が一番消耗しない。withでは「この人と話せそうか」の直感を鍛えて、Pairsで母数を確保する。
データが感情を置き換えることはできない。でも、自分が何を求めているかを言語化する手助けをしてくれるアプリは、思ったより少ない。
出会いの数より、出会う前の解像度を上げたいなら、withを一度試してみる価値はある。
数値は嘘をつかないけど、数値だけでは人を好きになれない。その両方が、3ヶ月使って残った答えだった。
よくある質問
withアプリの性格診断マッチングは本当に効果がある?↓
withとペアーズ・Omiai、性格診断マッチングはどう違う?↓
withの性格診断マッチング機能を使うのに料金は別途必要?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。