恋愛体験談
「またどこかで」と言った人から、3日後にLINEが来た
アプリでも職場でもない、ただの飲み会の帰り道。同じ方向というだけで乗った電車の中で30分、なぜかずっと話せた。その偶然が、思いがけない続きを連れてきた。
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アプリでも職場でもない、ただの飲み会の帰り道。同じ方向というだけで乗った電車の中で30分、なぜかずっと話せた。その偶然が、思いがけない続きを連れてきた。
世界が狭すぎて、笑えなかった。でも笑った。
高円寺の古いカフェ、窓際の席、酸味の強いコーヒー。毎週土曜日だけが、完全に自分のものだった時間。その隣に、いつも同じ人がいた。
読書会で隣に座った人が、2時間で別の人になっていた。静かそうだと思っていた。でも、最後に投げかけられたその一言の意味が、吉祥寺の夜風の中でまだわからない。
代官山の蔦屋書店で、偶然を装って会いに行った。本棚の前で並んで、川沿いを歩いて、気づいたら3時間。嘘をついていたのに、最後に見抜かれた。
10月の木曜日、人のいない写真展で声をかけてきた女性と3時間話した。同じ一枚を見て、まったく違うものを受け取った。それがこんなに心地よいと、それまで知らなかった。
終電を逃した12月の深夜、渋谷の裏路地で豚骨ラーメンを食べていた。隣に座ってきた人と、ただそれだけで話し始めた。あの夜の匂いを、まだ覚えている。