30代のマッチングアプリ攻略、20代と何が違うか
30代でアプリを始めた。20代の頃とは、見えているものが全然違った。
告白しよう、最初の3ヶ月は惨敗だった
30歳になった春、Pairsを再インストールした。
27歳の頃に使っていたアプリのアイコンを、懐かしいような気持ちで見つめた。変わっていない。でも私は変わっていた。それに気づくまでに、ちょうど3ヶ月かかった。
最初のひと月、まったくマッチしなかった。正確に言うと、マッチはした。でも最初のメッセージを送った後、会話が続かない。2往復か3往復で止まって、既読がつかなくなる。なんで、と思った。23時のLINEで親友に「もうダメかも」って送ったら「何がダメなの」って返ってきた。うまく説明できなかった。
振り返って気づいたのは、私が20代のときと同じノリでプロフィールを書いていたことだ。「カフェ巡りが好き」「映画もよく見ます」「のんびりした休日が好き」。ふわっとしていて、誰でも言えるようなことしか書いていなかった。
20代の頃はそれでよかった。「なんとなく可愛い」「なんとなく楽しそう」で会える空気があった。でも30代は違う。相手も私も、もう「なんとなく」に時間を使えない年齢になっていた。
30代のマッチングの現実
良いことを先に言う。30代のマッチングアプリには、真剣な人が集まっている。
20代の頃にTimerとかTinderをなんとなく使っていたとき、「今日会える人いる?」みたいなノリの人が一定数いた。あれがない。もちろんゼロじゃないけど、Pairsやwithで30代の男性と話すと、会話の温度が違う。最初のメッセージから「どんな人と結婚したいですか」と聞かれたときは「え、直球」と思ったけど、後から考えたら誠実だった。
お互いに、自分に何が大事かがある程度わかっている。それは確かだ。
難しいのは、条件が増えること。仕事、居住地、収入の安定感、結婚への温度感、子どもをどう考えているか。20代のときにはなかった質問が、自然と出てくる。「同居できる距離に住んでいるか」「転勤の可能性はあるか」。重い、と思う人もいるかもしれない。でも私はむしろ、これがある方が話が早いと気づいた。
ミスマッチのまま5回デートして「やっぱり無理だった」ってなるよりずっとマシ。
プロフィールで伝えるべき「解像度」
3ヶ月目に、プロフィールを全部書き直した。
コツを教えてくれたのは、同い年の友人だった。彼女はOmaiで出会った人と1年後に結婚している。「一緒にいたらどんな感じか、が伝わらないと会ってもらえない」と言っていた。
「安定感」と「一緒にいる楽しさ」、この2つが伝わること。それだけ考えて書き直した。
収入や職業を自慢するのは絶対にしない。それは当たり前として、でも「生活が落ち着いている人」というイメージはちゃんと伝えたかった。だから「平日は21時には帰宅できることが多い」「土日はだいたい自炊しています」という一文を入れた。職業の説明じゃなく、生活の説明。
趣味の書き方も変えた。「映画が好き」じゃなくて、「先月、中目黒のミニシアターで韓国映画を観て、帰りに川沿いを歩きながら友達と2時間しゃべった、あの夜みたいな時間が好きです」にした。
長い。長すぎるかもと思った。でもこれを書いてから、マッチ後の会話が変わった。「あの一文、わかります」「私も同じようなことが好きで」。刺さる人に刺さるようになった。具体的なエピソードは、共通点の引っかかりを作る。ふわっとした言葉には、何も引っかからない。
焦りは顔に出る、プロフィールにも出る
正直に言う。30代でアプリを使うとき、焦りがある。
「もう30だし」「早く決めないと」。友達の結婚報告のたびに、喉の奥に何かつかえる感覚があった。おめでとうと言いながら、スマホを伏せた夜が何度かあった。
その焦りがプロフィールや会話ににじみ出ていた時期がある。メッセージの返信が速すぎた。3回目のデートで「将来のこと、どう考えていますか」と切り出した。相手がちょっと引いた顔をした。
「マジで? 3回目で?」って後から思った。焦っていたんだと思う。
「早く決めたい」オーラは、相手に伝わる。それは確かだ。
見極めを早くするのと、急かすのは違う。早く本質的な話をしたいなら、まず相手に「この人とならちゃんと話せる」と思ってもらう必要がある。そのためには最初の2回か3回のデートで、相手がリラックスできる時間を作ることの方が先だった。
恵比寿で会ったとき、「焦ってた頃の自分」を卒業できた気がした瞬間があった。彼が「吉祥寺の古本屋によく行くんです」と言って、私が「私も井の頭公園の近くの店、好きで」と返したとき、話が止まらなくなった。何も急がなかった。その夜が、ちゃんとした手応えの始まりだった。
「合う人」を見つける唯一の基準
30代になってわかったことがある。外見の好みって、思っているより後回しでいい。
20代のとき、写真を見てときめくかどうかが最初だった。でも今は、「一緒に同じ時間を過ごせるか」を先に考える。生活リズムが合うかどうか。価値観が重なるかどうか。
具体的に言うと、平日の夜に連絡が取れるか、土日をどう使いたいか、外食と自炊の比率がどのくらいか。どこに住んでいるか。下北沢と川崎で週2回会いたい人と、品川と恵比寿の人では、続け方が変わってくる。
「条件で人を見るなんて」と思っていた時期もあった。でも条件って、生活の設計図みたいなものだと気づいた。設計図が似ている人同士のほうが、日常が穏やかになる。
生活リズムと価値観だけを基準にすると、ノイズが減る。写真が少し苦手なタイプでも会ってみたら話が弾んで、3時間があっという間だったことがある。逆に「写真がタイプすぎる」と思った人と会って、沈黙が続いて「えー…」となった夜もある。
外見はリアルで確認すればいい。でも価値観と生活リズムは、プロフィールとメッセージで8割わかる。そこに時間をかける方が、ずっとコスパがいい。
30代のマッチングアプリは、20代より難しくない。ただ、違う。自分のことがわかってきた分、相手に求めるものも解像度が上がっている。それを怖がらなければ、出会いは意外とちゃんと来る。
焦りを手放した人のところに、縁は静かに近づいてくる。
よくある質問
30代でマッチングアプリを始めるのは遅い?↓
マッチングアプリで30代と20代の出会いやすさの違いは?↓
30代がマッチングアプリで成功するコツは?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。