失恋直後のマッチングアプリは、なぜうまくいかないのか
「傷を癒すために動き始めた」と思っていたが、実はただ逃げていた。失恋後のアプリ使用で学んだこと。
失恋した翌週に、アプリを入れた。
3年付き合っていた人と別れた、11月の終わりだった。終わり方は静かだった。「もう向いている方向が違う気がする」と言われて、私が「そうかもしれない」と言った。吉祥寺のカフェで、ミルクたっぷりのコーヒーが冷えていくのを横目に見ながら話した。
その夜、アパートに帰って一人でいるのが怖くて、スマホを触っていた。気づいたらアプリをインストールしていた。「新しい出会いで傷を癒そう」と思っていた。実際は逃げていた。静けさが怖かった。
失恋直後に動いた結果
マッチングして、毎日LINEした。話しているあいだは、考えずに済んだ。相手は私のことを「元気な人」だと思っていたかもしれないけど、内側は空虚だった。
会った人もいた。下北沢のバーで、2時間話した。「悪くないな」と思いながら、気がついたら元カレの話をしていた。「最近別れたんですよ」と。「そうなんですね」と相手が言ったとき、空気が変わったのがわかった。2回目はなかった。
2人目と恵比寿で会ったとき、似たようなことが起きた。「前の彼が〇〇で」と話し始めた自分に、話しながら気づいた。でも止められなかった。
なぜうまくいかなかったか
今の自分より、過去の人を探していたからだ。
「前の彼より優しい人」「前の関係よりうまくいく人」「あの人が持っていなかったものを持っている人」。比較していた。新しい人を「新しい人」として見られていなかった。目の前にいる人を、前の恋愛のフィルター越しに見ていた。
それは相手に失礼だし、自分にとっても損だった。
「動き始めてもいい時期」の目安
いつから動き始めるべきか
正解はないが、「前の恋愛の話をしなくていい状態」になってから、が目安だと思っている。
失恋を「笑い話にできる」「そういえばそんなことあったな、と思える」くらいになってから。自分の中でその恋愛に対して、一通りの感情が収まってから。
「まだ引きずってる自覚がある間は動かない」という友人もいる。それも正解だと思う。引きずっている自覚がある状態で出会いに出ると、相手を踏み台にしてしまう可能性がある。
私の場合は、動き始めてから実際に「ちゃんと動けている」と思えるようになるまで、2〜3ヶ月かかった。最初の動きはまだ「逃げ」だった。
再起動したとき
前の恋愛の記憶がまだあるのに、「でも目の前のこの人が面白い」と思えた瞬間があった。
新宿のカフェで、普通に話していた。気づいたら前の彼のことを思い出していなかった。話しながら、目の前の人に対する純粋な興味があった。その瞬間が来たとき、ちゃんと動ける時期になったんだと思った。
傷の上に絆創膏を貼っても、傷は癒えない。先に傷を洗った方が、早く回復する。
失恋直後にアプリを入れて消耗した経験は、無駄ではなかった。「まだ早かった」とわかったのも、動いたからだ。タイミングを学ぶのに、少し遠回りしただけだった。
よくある質問
失恋直後にマッチングアプリを始めるのは悪い?↓
失恋後のマッチングアプリで失敗する理由は?↓
失恋から立ち直るにはマッチングアプリより何をすべき?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。