失恋からの回復に、正しいスピードはない
「1ヶ月でもう次に行ってる、早すぎ」と言われた。回復のペースは人それぞれで、正解はない。
失恋して1ヶ月で、Pairs を入れた。
友人に「早くない?」と言われた。「もう立ち直ったの?」とも言われた。答えに困った。立ち直っている、と言えば嘘になる。でも前を向こうとしている、は本当だった。正直に「どっちとも言えない」と言ったら、少し心配された。
別れたのは、3年付き合った相手とだった。忘れた頃にぶつかるくらい些細なことの積み重ねで、気づいたら話し合いですら面倒になっていた。終わりはあっけなかった。「しばらく連絡しないようにする」と言って、それが最後になった。
部屋に帰って、一人で夕飯を食べながら、「静かだな」と思った。悲しいとか、怒りとか、そういうはっきりした感情じゃなくて、ただ静かだった。その静けさが、数日後には重くなった。
回復のペースに「正解」はない
失恋の重さは、期間だけで決まらない。3ヶ月付き合って別れた人に、1年分の感情を使っていることもある。逆に、2年付き合っても、終わった時点で気持ちが整理されていることもある。別れた後に「あ、これが終わりか」とすぐ受け入れられる人もいれば、半年経っても夢に見る人もいる。
「〇ヶ月経ったら次に進んでいい」という正解はない。他人に言われた「早い」「遅い」は、その人の基準であって、自分の基準じゃない。
私が早く動こうとしたのは、「動くことで気持ちが整理される」タイプだったから。止まっていると考えすぎる。動いていれば、少しずつ前向きになれる。趣味でも、仕事でも、出会いでも、何かに集中している間は沈まないですむ。
それは誰かに当てはまるやり方だし、当てはまらない人もいる。
「早すぎた動き方」で学んだこと
実は入れて最初の2週間は、うまくいかなかった。
マッチングした相手と会ったとき、無意識に元彼との比較をしていた。「この人、気遣いが全然ない」という言葉が浮かんで、でも元彼だって最初は違ったはずで、それは比較じゃなくて記憶補正だと、帰り道の電車の中で気づいた。
「最近別れたんですよ」という話を、2人目のデートで喋ってしまったこともある。向こうは引いていたと思う。2回目はなかった。
アプリを「ちゃんと使える」タイミング
「前の恋愛の話をしなくていい状態」になってから、が目安だと思っている。
失恋を「笑い話にできる」「そういえばそんなことあったな、と思える」くらいになってから。自分の中でその恋愛に対してフラットになってから。
私の場合は、アプリを入れてから実際にちゃんと動けるようになるまで、2〜3ヶ月かかった。最初の1ヶ月は「動いているようで、動いていなかった」期間だった。
一方で、「しっかり悲しんでから動く」という人もいる。悲しみを十分に感じないと、次に進んだように見えても、どこかでまた浮かび上がる、という考え方もある。どちらが正しいかは、自分の性質によると思っている。
動けるようになった瞬間
前の恋愛の記憶がまだあるのに、「でも目の前のこの人が面白い」と思えた瞬間があった。新宿のカフェで話していた相手の言葉に、素直に反応している自分がいた。比較じゃなくて、「この人に興味がある」という純粋な気持ち。
その瞬間が来たとき、ちゃんと動ける時期になったんだと思った。
回復のペースは、自分で決めていい。「もう準備できた」という感覚を、自分が一番よく知っている。他人の「早い」「遅い」より、自分の「今動きたい」「まだ待ちたい」を信じた方がいい。
傷の上に絆創膏を貼っても、傷は癒えない。先に傷を洗った方が、早く回復する。それだけのことだった。
よくある質問
失恋から立ち直るまでにどのくらいの期間がかかる?↓
失恋の回復が遅い場合は異常?↓
失恋後すぐに次の人と付き合うのは早い?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。