元カレに似た人にマッチしてしまった話
別れた相手と同じような人を選んでいた。そのことに気づくのに、3人かかった。
別れてから半年後、Pairsを始めた。
最初にマッチした相手のプロフィールを読んでいて、「あれ」と思った。趣味が映画と読書で、仕事はメーカー系で、文章が丁寧でユーモアがある。元カレと、ほとんど同じだった。
偶然だろうと思った。でも2人目も、3人目も、似たような属性の人を「なんとなくいいな」と思っていた。
なぜ同じタイプを選び続けるのか
心理学的には「慣れ親しんだ相手像」に引き寄せられる、という話がある。過去の恋愛で「安心できた」「楽しかった」という感覚が残っていると、似たパターンを持つ人を「直感的にいい」と感じる。
でも厄介なのは、「楽しかった部分」だけが記憶に残っているから、「うまくいかなかった部分」は似ていても見えにくいことだ。
元カレと「何が合わなかったか」。別れる直前の決定的な場面は覚えている。でもマッチングアプリで候補者を見るとき、そこまで思い出さずに「なんとなく好きな感じの人」を選んでいた。
気づいた瞬間
3人目とのデートの帰り道に、友達に「また同じタイプじゃん」と言われた。
「そう?」と聞いたら「仕事、年齢、話し方、全部一緒」と言われた。そう言われて初めて、自分がどれだけパターン化していたかに気づいた。
胸のあたりがぐっと重くなった。似た人を選び続けることで、「また同じ失敗をする」という可能性を全然考えていなかった。
意識的に「タイプ外」を試してみた
4人目に、意識的に「今まで選ばなかったタイプ」の人のいいねを返してみた。
年齢が少し離れていて、クリエイター系の仕事で、趣味がアウトドアスポーツ。元カレとは全然違う。最初のメッセージのやりとりでは「話し方の感覚が違う」と感じた。でも、その違和感がだんだん面白くなっていった。
会って話してみると、会話のテンポが新鮮だった。同じ話題でも、全然違う角度から反応が来た。
「タイプ」とは何か
この経験でわかったのは、自分が思っていた「タイプ」は、相手の性質そのものよりも、「一緒にいる時の自分の居心地の良さ」だったかもしれないということ。
同じタイプを選ぶことが悪いわけじゃない。ただ、「このタイプが好き」という確信が本物かどうか、一度くらい疑ってみる価値はあった。
元カレに似た人を選ぶとき、私は元カレを探していたのかもしれない。でも私に必要だったのは、次の誰かだった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。