恋のアーカイブ
マッチングアプリ攻略

恋愛で大事なことを、全部やって気づいた一つのこと

プロフィール、メッセージ、デート、全部工夫した。その上で気づいた、結局一番大事なこと。

·橘みあ·6分で読める

全部やってみた春


Pairs を始めたのは、27歳の誕生日を迎えた翌週のことだった。


プロフィールを3回書き直した。友達に「正直に言って」と頼んで写真を撮り直した。メッセージの書き方を調べて、最初の一文に2時間かけた。デートは恵比寿か中目黒、外れのない店をGoogleマップで念入りにリストアップした。話す内容も準備した。「相手の話をよく聞く」というアドバイスを読んで、聞き方まで変えた。


全部やった。本当に、全部。


マッチング数は増えた。with でも Omiai でも、メッセージのやりとりが続くようになった。月に4〜5人と実際に会えるようになって、「なんか、うまくなったな」と思った。渋谷のカフェで待ち合わせをして、笑いを取って、「楽しかったです」と言ってもらえる。次のデートの約束もとれる。


なのに。


帰り道、ひとりで下北沢の改札を抜けながら、どうしても浮かない気持ちがあった。



「うまくいってる」のに、何かが違う


5回目のデートを終えた夜、仲のいい友達にLINEした。「なんか、楽しかったけど楽しくなかった」。


「マジで意味わかんない」って返ってきて、私も笑った。でも本当にそういう感じだったのだ。技術的には「いいデート」だった。会話は弾んだ。お互い笑った。彼も悪い人じゃなかった。なのにタクシーが走り去るのを見ながら、胸の中が静かすぎた。


次また会いたいか、と聞かれたら。


正直、わからなかった。


「なんかいいかも」という理由で続けていた。相手のことが好きかどうかより、「うまくできているかどうか」の方を気にしていた。デートが終わるたびに採点していたのは、自分の出来栄えだった。相手への気持ちじゃなくて。


気づいたとき、喉の奥に何かがつかえた。



技術は、確率を上げるだけだ


プロフィールをきれいに書けば、会える人は増える。それは本当だ。


メッセージが上手くなれば、続くやりとりも増える。デートの場所を工夫すれば、「楽しかった」と言ってもらいやすくなる。全部、嘘じゃない。でも技術が上げてくれるのは「人に会える確率」だけで、「この人ともっといたい」という気持ちは、どこにも売っていない。


23時のLINEに気づいて、返信する前にふと考えた。「私、この人のこと好きかな?」


答えが出なかった。3秒考えて、出なかった。


そこで初めて、ちゃんと向き合った。好きかどうかわからないまま会い続けることで、相手の時間も、自分の時間も、どちらも消費していた。「なんとなくいい感じ」を育てようとしていたけれど、育てられるのは好意であって、好きという感覚そのものじゃない。


それは最初からあるか、ないか。それだけだった。



基準を一個に絞った


それから、判断の軸を一つだけにした。


「この人のこと、好きかどうか」。


メッセージが3週間続いても、「好きかな?」という感覚がなければ会わない。会ってみて、「また会いたい」という気持ちが起きなければ、次を作らない。相手がどれだけ条件が良くても、どれだけ「いい人」でも、その感覚がなければそこで止める。


友達には「もったいない」と言われた。「条件いいじゃん、なんで?」って。


「なんか、好きじゃないから」と言ったら、「えー」という間があった。


でも、それだけだった。理由は、それだけでよかった。



数が減って、初めてわかったこと


出会う数は減った。月に4人が、1人か2人になった。


でも変わったことがある。会う前の感覚が、全然違う。「うまくやらなきゃ」じゃなくて、「会いたいから会いに行く」になった。吉祥寺の待ち合わせ場所に向かうとき、ちゃんと足が軽かった。


デートが終わって帰る道でも、タクシーが見えなくなるまで見送りたいと思った。


「また会いたい」という気持ちで動けるようになって、初めて気づいた。これが普通だったんだ、と。今まで自分で自分の感覚に蓋をして、「うまくやること」に集中しすぎていた。


付き合った後も、確認を続けている。「今も好きか」。今もこの人と一緒にいたいか。それを確かめることを、やめないようにしている。



技術が生きるとき


勘違いしてほしくないのは、工夫をやめたわけじゃない、ということ。


プロフィールは今も丁寧に書く。メッセージも考える。デートの場所だって、相手が喜びそうな場所を選ぶ。技術は使う。ただ、順番が変わった。


好きという感覚が先にある。そこに技術を乗せる。


逆だったとき、技術は空回りしていた。「うまくいっているのに、楽しくない」という夜を、何度も繰り返していた。好きという土台がないまま技術を積んでも、積み上がるのは「うまいデート」であって、「好きな人との時間」じゃない。


読者の方に、すぐ試せることを一つだけ挙げるとしたら。


1. 次にメッセージを返す前に、3秒だけ止まってみて。「この人のこと、好きかな」と、声に出さなくていいから、心の中で聞いてみる。答えがすぐ出るなら、それが答え。出なかったとしたら、それも答え。


それだけでいい。難しいことは何もない。



結局、一番シンプルなことだった


恋愛の技術を全部やってみて、たどり着いたのは、一番最初に聞くべきだった問いだった。


好きかどうか。


それが明確なとき、技術は全部生きる。写真も、メッセージも、デートの場所も、全部意味を持つ。それがないとき、どんなに丁寧にやっても、帰り道がずっと静かなままになる。


好きな気持ちは、作れない。でも気づくことはできる。


気づいた瞬間だけが、本当のスタートだった。

よくある質問

恋愛で本当に大事なことは何か
恋愛で最も大事なことは、相手を思いやる心と誠実さです。プロフィールやメッセージの工夫も重要ですが、その根底にある相手への真摯な向き合い方こそが、長続きする関係を作ります。
恋愛でプロフィール工夫しても上手くいかない理由
プロフィールやメッセージを完璧に工夫しても、相手との相性や信頼関係がなければ効果は限定的です。技術より、相手を理解し受け入れる姿勢が恋愛成功の鍵になります。
恋愛で失敗しないために大切なこと
失敗を避けるより、相手と向き合う過程で自分たちの価値観や相性を確認することが大切です。デートやメッセージを通じて、相互理解を深めることで自然と良い関係が築けます。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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