「妥協しない」と「条件に縛られる」の違い
「妥協しない」という言葉の裏に、本当は会えない理由を作っていた。
「妥協しない」と言い続けていた。
25歳からアプリを使い始めて、27歳になるまでの2年間、誰とも付き合わなかった。年収、学歴、職種、身長、住んでいるエリア。条件のリストが長くて、マッチングした人のほとんどが当てはまらなかった。
当てはまる人とは会った。でも会って話したら「なんか違う」と思って、また次を探した。
2年間で20人くらい会って、ゼロ。「妥協しないのに出会えない」という状態が続いた。
「何かが間違っているんじゃないか」と思い始めたのは、27歳の誕生日の少し後だった。
「本当に必要な条件」と「なんとなく入れた条件」を分ける
条件のリストを一つずつ見直した。「この条件、なんで必要なの?」と自問した。
「年収〇〇万以上」→なぜ?「生活水準を保ちたい」→でも相手が倹約家なら年収が低くても問題ないのでは?「でも安定してほしい」→それなら「自立していること」の方が正確では?
「職種はこれじゃないと」→なぜ?「話が合わないから」→でも会ったことがないのに話が合うかどうかわからなくない?「話が合う人の職種がたまたまそこが多かっただけでは?」
「身長175cm以上」→なぜ?「なんとなく」→なんとなくか。
一つずつ考えると、「本当に必要な条件」と「なんとなく入れた条件」が分かれた。
残した条件と外した条件
残した条件:
- 誠実さ(嘘をつかない、約束を守る)
- 一緒にいてラクである
- 価値観の根本が合う(お金・家族・将来への考え方)
外した条件:
- 職種(「話が合う職種」ではなくて、「話が合う人」を探すことにした)
- 学歴(話せばわかることで、学歴で判断するのをやめた)
- 身長(「高い方がいい」は希望にして、「絶対」から外した)
- 年収(「自立していること」に変えた)
変えてから何が変わったか
会う人が増えた。「この人、面白い」と思える人が増えた。「条件リストからはみ出していても、会ってよかった」という出会いが増えた。
中野で会ったフリーランスのエンジニアは、年収は聞かなかったけど話が面白くて、3時間気づかなかった。以前の条件では弾いていた相手だった。
「妥協」と「条件の見直し」は違う。誠実さや価値観の一致に妥協しない。でも「なんとなく入れた条件」を外すことは、妥協じゃなくて、正直になることだった。
何に妥協しないかが重要だった。人格や誠実さに妥協しない。でも「条件」は希望と必須に分けて、希望に外れても会ってみる。
それが「妥協しない」と「条件に縛られる」の差だった。2年間、私は後者をやっていた。
よくある質問
妥協しないことと言い訳の違いは何ですか↓
条件に縛られて行動できない理由は↓
妥協しないのに人間関係がうまくいかないのはなぜ↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。