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最初のメッセージで差がついた夜。後悔した送り方と正しい法則

「はじめまして、よろしくお願いします」を送った瞬間に、実は勝負はもう決まっている。マッチングアプリ攻略で最初のメッセージが返ってくる人と来ない人の、たった一つの法則を30分かけた失敗体験から具体的に書く。

27歳・女性の体験
·橘みあ·6分で読める

「はじめまして、よろしくお願いします」と送ったのに、5人中4人が無視した。


マッチした瞬間、すでに差はついている


マッチングした後、最初のメッセージに30分かけたことがある。


「はじめまして」「よろしくお願いします」「プロフィール拝見して、とても素敵だと思い」——全部打って、全部消した。何度消しても、画面に残るのは似たような言葉ばかり。スマホを持つ手が少し汗ばんでいたのを覚えている。


結局送ったのは「プロフに伊勢丹の写真あったんですけど、あれ食料品売り場ですか?」という一文だった。


翌日の14時過ぎ、通知が来た。「そうなんです、地下のチーズコーナーです笑 よくわかりましたね」。喉のあたりがすっと軽くなる感覚。そこから付き合うまで4ヶ月かかったけれど、後に彼が「最初のメッセージが面白くて、返さないと損な気がした」と言った。「返さないと損」。その言葉が、ずっと頭の片隅に残っている。



テンプレメッセージが死ぬ理由


Pairsを日常的に使っている人は、「はじめまして、よろしくお願いします」を1日に何通受け取るか、想像したことがあるだろうか。5通? 10通? アクティブなユーザーなら、多い日で20通を超えることもある。


全部同じ書き出し。全部同じ温度。


誰から来ても区別がつかないメッセージは、読まれる前から既読スルーの候補に入る。問題は「内容がつまらない」ことじゃない。「全員に同じことを送っている」というサインが、相手に丸見えだということだ。


「この人、私のプロフを読んでいない」と伝わる。もっと言えば、「自分を特別に思っていない人だ」と受け取られる。マッチングした瞬間の、あの小さな期待感を、テンプレは静かに消していく。



気づいたのは、失敗したあとだった


withを使い始めた最初の2ヶ月、私はほぼ全員に同じ書き出しを送っていた。「はじめまして、プロフィール拝見しました。趣味が近くて気になりました」。


マッチ率に比べて返信率が異様に低い。なんとなく気づいていたのに、何が問題なのか言語化できなかった。


転機は、友人に画面を見せた時だ。「えー、これ私が受け取っても返信しないかも」と、あっさり言われた。「なんで?」と聞いたら、「だって、何を見て連絡してきたのか全然わからないじゃん」。


刺さった。


プロフィールに中目黒のカフェの写真を載せていた彼に、私は「趣味が近くて」と送っていた。どの趣味が? どこに共感した? 何も書いていなかった。



効くメッセージの3条件


返信が来るメッセージには、共通した構造がある。気づいてからは、この3つを意識するようにした。


一つ目は、プロフィールの具体的な部分を引用すること。「旅行好きなんですね」では弱い。「奄美大島の写真、海の青がすごくて二度見しました」まで言うと、「ちゃんと見てくれた」が伝わる。人は、自分のことを細かく見てくれた相手に悪い気はしない。


二つ目は、質問で終わること。ただし答えにくい質問はNG。「趣味は何ですか」より「あの写真、夕方に撮ったんですか?」のほうが答えやすい。会話の入口を、狭くしない。


三つ目は、短いこと。3行以内が目安だと思っている。長すぎると、それだけで圧がある。初対面でいきなり長文を送ってくる人に、どこか構えてしまう感覚。あれと同じだ。


プロフィールを読んだ、気になった、一つだけ聞いてみた。その構造だけで十分。



実際に使えるパターン


具体的に言うと、こういうメッセージが機能する。


「プロフの○○の写真、気になりました。どこのお店ですか?」

「○○と○○どっちも好きなんですか、なかなか珍しいですね」

「写真の背景、吉祥寺の井の頭公園ですか?私もよく行くので気になって」

「○○やってるって書いてましたけど、いつから始めたんですか?」


ポイントは、相手のプロフィールを読まないと絶対に送れない内容にすること。「この一文を読んだ時、私はあなたのプロフをちゃんと見ていた」という証拠になる。それが伝わるだけで、同じ日に届いた30通の中から抜け出せる。


逆に言うと、どのプロフに送っても成立するメッセージは、どのプロフにも刺さらない。



「面白い」より「ちゃんと見てくれた」が勝つ


よく「最初のメッセージは面白くないといけない」と言う人がいる。でも私の経験上、それは少し違う。


下北沢のライブバーが好きな男性に「下北のどのあたりのお店が多いですか?私もたまに行くので」と送った時、返信は30分以内に来た。「マジですか、じゃあ○○って知ってますか?」って。「面白い」返しじゃない。ただ、彼のプロフを読んで、知っていることを正直に書いただけだ。


最初のメッセージに求められているのは、笑いでも気の利いたジョークでもない。「あなたのことを、ちゃんと見ました」という一言分の誠実さ、だと思っている。



伊勢丹の話の続き


最初に書いた彼の話に戻る。


付き合って3ヶ月が経ったころ、恵比寿のワインバーで「あの最初のメッセージ、なんで送ったの?」と聞かれた。「なんか、写真の構図がマニアックで、このチーズが好きなんだろうなって思って」と答えた。「そう、大好きなんですよ」と彼は言って、少し嬉しそうに笑った。


最初のメッセージは、会話の始まりじゃない。「私はあなたを見ていた」という、最初の表明だ。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:メッセージ攻略

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