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電車で孤独だった夜、後悔してPairsを開いた話

渋谷の終電、社会人1年目の6月にPairsをダウンロードした。学生の頃の友達がだんだん忙しくなって、新しい知り合いの作り方がわからなくなっていた。時間のない社会人1年目がマッチングアプリを続けるコツと、最初の半年で学んだこと。

27歳・女性の体験
·橘みあ·4分で読める

正直に言う。社会人1年目の終電でアプリを開いたのに、変わった。


理由はシンプルで、「学生の頃の友達がだんだん忙しくなって、新しい知り合いをゼロから作る方法がわからなくなっていた」からだ。残業が終わって0時過ぎに電車に乗って、1時間かけて帰る。その間に、プロフィールを書いた。


「社会人1年目」と書こうか迷った。若すぎると思われるかな、と思った。でも正直に書いた。「4月に社会人になったばかりです。仕事に慣れながら、話せる人を探しています」と。翌朝、2件マッチングが来ていた。


社会人1年目がアプリを使う難しさ


時間がない

残業、研修、覚えることの多さ。「デートに行く」という選択肢を作るのが難しい。土日の予定を入れても「やっぱり疲れた」で流れることが多かった。土曜の午後に「今日会いませんか」と誘った相手に「ごめんなさい、体が動かなくて」と返信したことがある。本音だったと思う。


疲れていてメッセージが続かない

仕事が終わってスマホを開くと、メッセージを送る気力がない日がある。「今日は無理だ」という夜が週3回くらいある。送れたとしても、短い返信になる。「今日どうでした?」に「普通でした。お疲れ様」みたいな返しをしてしまって、会話が終わることがあった。


会社の人と出会えない

配属されたばかりの部署は年齢層が幅広く、同年代の独身がいない。社内は最初から期待しない方がいいと思った。


続けられたコツ


電車時間をメッセージタイムにした

通勤・退勤の電車、合計1時間。ここだけメッセージを返すルールにした。「今返します」という習慣が、相手への「誠実さ」になった。「返信が遅い」という印象を持たれることが減った。


デートは土曜昼に設定した

平日夜は無理。土曜は午後から空いていることが多かった。「土曜の12時〜15時」という短いデートを何度か重ねた。「2〜3時間だけ」と決めると、「疲れてても行ける」という気持ちになりやすかった。


量より質に絞った

同時に話す相手を3人以内に絞った。多いと全員に「薄い」メッセージになる。「返信が丁寧」という印象を持ってもらえると、会う前から信頼関係が生まれやすい。


半年で気づいたこと


6人と会った。付き合いには至らなかったが、「仕事の話を全くしない時間」の大切さがわかった。仕事のことばかり考えている毎日で、「今日どんな一日だったか」を話せる相手がいるだけで、気持ちが楽になった。


吉祥寺のカフェで2時間、好きな音楽の話だけした夜があった。帰りの電車の中が、珍しく空っぽじゃなかった。仕事の心配ではなく、「あの人ともっと話したいな」という気持ちで頭が埋まっていた。


社会人1年目のアプリは、恋愛の前に、人の話を聞く練習だった。仕事以外の話をする時間が、脳のどこかをリセットしてくれていたのだと思う。


品川駅のホームで感じた、孤独の正体


社会人1年目の4月、品川駅の山手線ホームで帰宅ラッシュに揉まれながらPairsを開いた。画面の中には笑顔の人たちが並んでいる。でも自分の周りには、誰も話しかけてこない大人ばかりだった。


大学のときは黙っていても誰かが隣にいた。社会人になった途端、意識して動かないと誰にも会えなくなった。その事実が、胸の奥をじわじわと締め付けた。


研修期間が終わって配属された部署は5人だけの小さなチーム。全員10歳以上年上で、飲み会の話題は住宅ローンと子どもの学校のこと。自分だけ別の惑星にいる感覚だった。


仕事に慣れてからの方が、アプリはうまくいく


最初の3ヶ月は無理だった。メッセージを返す余裕がなかった。残業で22時に帰宅して、風呂に入って、スマホを開く頃には目がかすんでいた。返信が遅れて、何人かにフェードアウトされた。


半年経って仕事のリズムが掴めてから、改めて使い始めた。新宿のルノアールで日曜の午後にプロフィールを見直した。「社会人1年目」と正直に書いた。背伸びしなくなってから、手のひらの汗が引いた。等身大でいいんだと、ようやく気づいた。


1年目を乗り越えたから言えること


社会人2年目になって、ようやく余裕が出てきた。恵比寿のカフェで週末にPairsを開く時間が取れるようになった。1年目に焦って使って失敗した経験が、今の自分のペースを作っている。心臓がバクバクするけど、あの品川駅の孤独を知っているから、一歩踏み出せる。手のひらの汗は相変わらず。でも、それを恥ずかしいと思わなくなった。代官山の蔦屋書店で撮った新しいプロフィール写真は、1年前より少しだけ自信のある顔をしていた。


孤独だったのに、誰かといる時間の価値がわかった。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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