SNSを交換するタイミングを間違えた話
3回目のデート帰りに「インスタ交換しませんか」と言ったとき、彼女に「少し間」があった。気づかなかった。翌日にはフォローを外されていた——SNS交換のタイミングを間違えたマッチングアプリ攻略の失敗談と、正解の見つけ方。
3回目のデートの帰り際に、「インスタグラム、交換しませんか」と言った。
彼女は少し間があってから「あ、うん、いいですよ」と言った。その「少し間」に気づかなかった。
翌日、インスタを開いたら彼女のアカウントが消えていた。フォローを外されたのか、アカウントを非公開にしたのかはわからない。翌々日にPairsのメッセージを見ると、「少し考えたいことがあって」という一文だけが来て、それ以降は返信がなかった。
SNS交換のタイミングの難しさ
マッチングアプリ内でのやりとりから、SNSやLINEへの移行は「距離が縮まった証拠」のように感じられる。でも相手によっては「アプリ外に出るのはまだ早い」という判断をする人もいる。
特にインスタグラムは、日常の写真が全部見えてしまう。どこに行っているか、誰と一緒にいるか、どんな生活をしているか。アプリのプロフィール以上の情報が一気に公開される。
3回会って「まだお互いのことをよく知らない」段階で、その情報量を受け入れる準備ができていない人もいる。
今思えば、あの「少し間」がすべてだった。一瞬だったけど、確かにあった。会話の流れで「あ、この人、迷った」と感じた。なのにそのまま進んでしまった。その判断をしなかった自分を、翌朝のアカウントが消えた画面を見ながら思い出した。スマホを持ったまま、しばらくそこから動けなかった。
SNS交換のベストタイミング
アプリ外に出るのはLINEが先
インスタグラムより、LINEへの移行の方が心理的なハードルが低い。「連絡取りやすい方法で」という理由でLINEを交換した後、しばらくやりとりして関係が深まってからSNSに移るのが自然だった。
LINEはメッセージの場所だ。インスタは「生活を見せる場所」だ。その違いは思ったより大きい。LINEに移れても、インスタはまだ早い、という人は一定数いる。
3回以上会ってから
3回会う前のSNS交換は、相手によっては「ストーキングされそう」という警戒につながることがある。特にインスタグラムは過去の投稿まで見えるため、早い段階での公開は慎重な方がいい。
インスタを交換した瞬間、相手は自分の3年分の日常を見られることになる。友達との旅行写真、飲み会の様子、ひとりでいる日常のスナップ。それを全部見せてもいい相手かどうかを判断するのに、3回のデートは短い、と感じる人もいる。
「相手から提案してもらう」まで待つ
LINEもSNSも、「交換しませんか」と言うより、相手から「連絡先交換しましょうか」と言われるのを待つ方が、相手の準備ができているタイミングで動ける。
自分から言いたい気持ちはわかる。「この流れで言わなかったら、また今度言えるかな」という焦りも。でも「待つ」という選択肢は、相手に「あなたのペースでいい」というメッセージでもある。
SNSを教えない人の本音
インスタを教えてくれない人が「距離を置いている」とは限らない。シンプルに「SNSはプライベートな空間」という価値観を持っている人もいる。付き合ってからも、恋人にインスタを見せない人は普通にいる。
「インスタ教えてくれないのはなぜ」と聞くより、「LINEで話せればそれでいい」という感覚の方が、関係は長続きした。
その後の教訓
次の相手とは、LINEの交換はアプリ内で「そろそろアプリ外で話しましょうか」という流れができてから提案した。インスタグラムは相手から「見てみたい」と言われるまで交換しなかった。
関係の進め方には相手のペースがある。自分の「早く知りたい」という気持ちは、相手の「まだ早い」という感覚と折り合いをつける必要がある。
インスタを消された翌朝の、スマホを開いた瞬間の感覚は、しばらく忘れられなかった。あのとき「少し間」に気づいていれば、という仮定はやめた。でも、次に同じ瞬間が来たとき、今度は止まれると思っている。
SNSを見ずに会った人との違い
その後、インスタを交換せずに会った人がいた。恵比寿のカフェで初めて会ったとき、純粋にその人を知ることに集中できた。事前情報がないから、一つひとつの言葉が新鮮だった。「へー、そうなんだ」が自然に出た。心臓がドクンと跳ねる感覚。SNSで予習していたら、この驚きはなかった。先入観ゼロで会うことの気持ちよさは、一度体験するとやめられない。手のひらの汗が、期待の汗だった。
SNSを事前に見ないと決めてから、出会いの純度が上がった。代官山のカフェで新しい人と会うたびに「この人はどんな人だろう」というワクワク感がある。インスタのフィルター越しじゃない、生の表情と声。心臓がドクンと跳ねる。手のひらが汗ばむ。それが恋の始まりの正しい感覚だ。先入観のない出会いの贅沢さを、恵比寿の帰り道に噛み締めた。SNSは付き合ってからでいい。まずは目の前の人を、自分の目で見ること。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。