週末デートの計画を間違えた夜、後悔した相性の話
Tinderでマッチした彼女と2回目のデートを計画していた。「どこでも大丈夫」「なんでも」「合わせます」が3往復続いた。否定的なことは何も言っていない。でも計画するプロセスで、もう相性がわかっていた話。
「土曜日どこか行きませんか」と提案したのに、相性がわかってしまった。
Tinderでマッチした彼女との2回目のデートを計画していた。「渋谷か恵比寿近辺でどうでしょう」と打ったら、「どこでも大丈夫ですよ」と返ってきた。
「何が食べたいですか」「なんでも」「何時がいいですか」「○○さんに合わせます」という流れが3往復続いた。
否定的なことは何も言っていない。でも「この人と一緒に何かを計画するのは難しいかも」という感覚がじわっと広がった。
デートの計画で見えること
自分の意見を出せる人かどうか
「どこでもいい」「なんでも」は一見配慮のように見えるが、一緒に何かを決める能力とは別の話だ。デートの計画段階から「私はこれが食べたい」「ここには行きたくない」と言える人の方が、付き合ってからの対話がしやすい。
正直に言うと、最初はそれがわからなかった。「相手に合わせる人なんだな」と思っていた。でも3回目、4回目も同じパターンが続いたとき、「あ、これは合わせているというより、意見がないのかもしれない」という感覚に変わった。違いは微妙だけど、一緒にいるとその差は大きくなる。
「なんでもいい」の後に「でも、イタリアンはちょっと苦手で……」と続く人と、本当にどこでも何でもいい人では、全然違う。後者には少し戸惑う。
好みや制約を教えてくれるかどうか
「実はお酒が苦手で」「その日は夕方以降に別の予定があって」という情報は、計画を立てるうえで役に立つ。こちらに情報を与えてくれる人は、一緒に物事を決める気がある人だ。
「なんでも」と言いながら、食事の途中で「実は辛いものがあまり……」と言い始めた人がいた。それは言ってほしかった、と思った。計画を立てるとき、「この人はどんな人か」を一緒に教えてもらいながら進みたい。自分だけが頑張って場所を決めるのは、少しだけ疲れる。
返信のテンポと内容
「土曜日のランチはどうですか」と聞いて「いいですね!どこのエリアですか、私は新宿か渋谷が行きやすいです」と返ってくる人と、「どこでも大丈夫です」と返ってくる人では、一緒にいるときの感覚が変わってくる。
「決めてほしい」スタイルは悪いのか
そうは思わない。「計画はリードしてほしい」という人もいて、それ自体は問題じゃない。
問題は「意見がない」ことと「意見を言えない」ことを混同することだ。「引っ張ってほしい」と「何も考えていない」は違う。聞いたときに「それはちょっと遠い」「この系統の店が好き」という反応があれば、意見はある。
「なんでも大丈夫」が返ってきたとき、「それ以外に何か気になることはありますか」と聞いてみると、隠れていた本音が出てくることがある。
あのTinderの彼女も、後から聞いたら「駅から遠い場所はちょっと……」という話が出てきた。それ、最初から言ってほしかった。言いにくかったのかもしれないけど、言ってもらった方が絶対に計画しやすい。
週末デートを成功させる計画の作り方
提案は「選択肢を2つ出す」スタイルが機能した。「恵比寿のイタリアンか、代官山のカフェランチならどっちが気分ですか」という聞き方にすると、「大丈夫です」が来にくくなった。
2つの選択肢を出すというのは、相手に「どっちかを選ぶだけでいい」という構造を作ることだ。「どこでもいいですよ」と言いたい人も、2択なら選びやすい。「どちらかといえばイタリアンかな」くらいの返しが来て、そこから会話が広がる。
もう一つ試してみて良かったのは、「エリアだけ決めて、当日ぶらぶらしながら決める」という形だ。「恵比寿・代官山エリアで、気分でどこか入りましょう」と言うと、「なんでもいい」でも「一緒に決める」という感覚が生まれる。当日、並んで歩きながら「あ、この店どうですか」と言い合う時間が、意外と仲を縮める。
計画を一人で抱え込まなくていい。一緒に決める過程が、デートの前からすでに始まっている。
デートの計画で揉めなくなったコツ
結局落ち着いたのは、「提案は2つ出して選んでもらう」方式だった。「渋谷の映画と吉祥寺の散歩、どっちがいい?」と聞く。選択肢があると、相手も意見を言いやすい。恵比寿のカフェで思いついたこの方法は、彼にも好評だった。「決めてくれるのも嬉しいけど、選べるのがいい」と言われた。心臓がドクンと跳ねた。相手の意思を尊重しつつ、自分もリードできる。そのバランスが、デートの空気を軽くしてくれた。
計画は大事だけど、心臓が跳ねる瞬間は計画の外にあった。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。