結婚相談所に行く前に、アプリをやめるべきか悩んだ
Omiaiで2年間婚活して、結果が出なかった。結婚相談所の無料カウンセリングに行った帰り道、銀座の交差点で立ち止まった。アプリをやめるべきか、並行すべきか。両方を経験した33歳の判断基準を書く。
銀座の結婚相談所を出たのは、平日の午後3時だった。
無料カウンセリングを受けた帰り道、並木通りの交差点で足が止まった。入会金33万円、月会費1万6千円。年間にすると50万を超える。スマホを開くと、Omiaiの通知が3件。胃のあたりが重かった。「どっちにすればいいんだろう」。2年間アプリを使って、真剣交際に至ったのはゼロ。でも結婚相談所に50万払う覚悟も、まだなかった。
Omiaiで2年、何が起きていたか
28歳から始めたOmiaiは、最初の半年は順調だった。いいねは平均して週に15件。マッチングして、メッセージして、会う。月に2〜3人と会えていた時期もあった。
でも1年を過ぎたあたりから、同じパターンの繰り返しに気づいた。3回目のデートまでは進む。でもそこから先に行けない。「良い人なんだけど」と言われて終わる。相手からも、私からも。30歳を超えてから、焦りが滲み出ていたのかもしれない。プロフィールに「結婚を前提に」と書くようになった。それが逆効果だったのか、マッチング率が目に見えて下がった。
友達に相談したら、「相談所も見てみたら」と言われた。最初は抵抗があった。結婚相談所って、もう自力では無理ですって認めるみたいで。喉の奥がきゅっと詰まる感覚があった。でも32歳の誕生日を迎えたとき、ケーキのろうそくを吹き消しながら思った。このまま同じことを続けて、結果が変わるのか。背筋がすっと冷えた。
無料カウンセリングで聞いた、アプリとの決定的な違い
銀座の相談所で担当してくれたのは、40代の女性カウンセラーだった。受付で名前を書いたとき、手が震えた。ここに名前を書くこと自体が、何かを認めることのように感じた。
「アプリと相談所の違いって何ですか」と聞いたら、即答された。「本気度の担保です」。
アプリは誰でも無料か数千円で始められる。だから「なんとなく」の人が混ざる。相談所は入会金だけで数十万。その金額を払った時点で、「結婚したい」という意思が確認されている。
「でも、お金を払えば本気とは限らないですよね」と返したら、カウンセラーは少し笑って「そうですね。でも、払わない人よりは本気です」と言った。否定できなかった。
もう一つ大きかったのは、仲人の存在だった。アプリでは自分で全部やる。プロフィール作成、写真選び、メッセージ、デートの約束、関係の進展。全部一人で判断する。相談所では、仲人が間に入ってフィードバックをくれる。「お見合い後、お相手は好印象でしたよ」「もう少し質問を増やした方がいいかも」。第三者の目が入ることで、自分では気づけない癖がわかる。
「アプリで2年やって結果が出ないなら、やり方を変えるか、場所を変えるかのどっちかです」。カウンセラーの言葉が、みぞおちに刺さった。帰りの丸ノ内線の中で、ずっとその言葉を反芻していた。
結局、両方やった3ヶ月間の記録
アプリをやめるか迷った末に、両方やることにした。Omiaiは続けつつ、相談所にも入会した。
正直に言う。最初の1ヶ月は地獄だった。相談所のお見合いは月に2回。Omiaiでのやりとりも並行する。週末がデートで埋まって、平日の夜はメッセージの返信に追われた。手が震えるほど疲れた日もあった。金曜の夜、恵比寿のマンションに帰って、玄関で座り込んだ日がある。靴を脱ぐ気力もなかった。
でも2ヶ月目から、はっきりと違いが見えてきた。
相談所で会う男性は、最初から「結婚」を前提に話してくる。年収、住みたい場所、子どもの希望。アプリでは3回目のデートまで聞けなかったことが、お見合いでは30分で出てくる。最初は面食らったけど、無駄がなかった。合わないとわかれば、お互い次に行ける。お見合いの帰り道に「あ、この人は違う」と5分で判断できるのは、ある意味楽だった。
Omiaiの方は、相談所と比較することで冷静に見られるようになった。「この人、本気で婚活してるのかな」という目線が加わった。プロフィールの読み方が変わった。
3ヶ月目に、相談所で出会った男性と真剣交際に入った。恵比寿のイタリアンで食事をしたとき、「僕は35歳までに結婚したいと思ってます」とはっきり言われた。心臓がドクンと跳ねた。こういう言葉をアプリで聞いたことは、一度もなかった。
費用対効果を正直に比較する
Omiai2年間の費用は、月額4,800円×24ヶ月で約11万5千円。その間に会った人数は約30人。真剣交際ゼロ。
相談所3ヶ月の費用は、入会金33万+月会費4万8千円=約48万円。お見合いした人数は6人。真剣交際1人。
数字だけ見ると相談所の方が圧倒的に高い。でも「結果」で見ると、話が変わる。
私が出した結論はこうだ。アプリは「出会いの量」に強い。相談所は「出会いの質」に強い。どちらが正解かは、自分が今どの段階にいるかで変わる。
「まだ恋愛経験が少なくて、いろんな人と会ってみたい」ならアプリがいい。「ある程度の経験があって、結婚相手を絞りたい」なら相談所の方が効率的だった。1人あたりの単価で計算したら相談所の方が高いけれど、「真剣交際に至った確率」で見ると、相談所の圧勝だった。
「やめるべきか」の答えは、意外なところにあった
三軒茶屋のカフェで友達にこの話をしたら、「で、どっちが良かったの」と聞かれた。
「どっちも必要だった」と答えた。アプリで2年間もがいた経験があったから、相談所で出会った人の良さがわかった。比較対象があるから判断できる。アプリの2年は、無駄じゃなかった。
結婚相談所に行くべきかどうかは、「アプリに疲れたから」で決めない方がいい。「自分が何を求めているかが明確になったかどうか」で決めた方がいい。私は2年かかってそれがわかった。もっと早く気づいていたら、お金も時間も節約できたかもしれない。
でも、遠回りしなければ見えない景色もある。銀座の交差点で立ち止まったあの午後があったから、今の私がいる。
迷った時間の分だけ、選んだ道は確かになる。
よくある質問
結婚相談所とマッチングアプリの費用差はどのくらいですか?↓
アプリと結婚相談所を並行するのは大変ですか?↓
結婚相談所に向いているのはどんな人ですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。
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