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ビデオ通話で「会わない」と決めた夜。写真より先に見えたもの

Omiaiで3週間やりとりした人とビデオ通話をした。15分で「この人とは会わない」と決めた。写真と違ったわけじゃない。声のトーン、間の取り方、目線の泳ぎ方——画面越しに見えたものを書く。

27・女性の体験
·橘みあ·9分で読める

ビデオ通話を始めて15分で、「この人とは会わない」と決めた。


Omiaiで3週間やりとりした32歳のIT企業勤務。メッセージは毎日続いていて、映画の話で盛り上がっていた。写真は清潔感があって、プロフィールも丁寧に書いてあった。


「会う前に一度ビデオ通話しませんか?」と私から提案した。相手は「いいよ」と即答した。


27歳、看護師。夜勤明けの日曜日、三軒茶屋の自宅でiPadを立てた。



最初の30秒で感じたこと


画面に相手の顔が映った。写真と同じ人だった。それは問題なかった。


問題は、声のトーンだった。


「あ、はじめまして」——声が思っていたより高くて、早口だった。文字のメッセージでは「落ち着いた大人の男性」という印象だったのに、画面の中の人は少し違った。


それだけなら気にしなかった。声と文字のギャップはよくある。



5分目に気づいた違和感


「最近どんな映画見ました?」と私が聞いた。相手が答えている間、目が画面の右上をずっと見ていた。


カメラじゃなくて、別の画面を見ている。


最初は「緊張しているのかな」と思った。でも5分経っても、こちらを見る時間が短い。私が話しているとき、何度かカタカタとキーボードの音が聞こえた。


ビデオ通話中に、別のことをしている。


胸の奥が少し冷えた。3週間毎日メッセージしていた相手が、15分の通話に集中してくれない。



10分目——遮られた


私が仕事の話をしていた。途中で「あー、それ俺もわかるわ。俺の場合は——」と遮られた。


1回なら気にしない。でも10分の間に3回遮られた。こちらの話が終わる前に、自分の話を被せてくる。


メッセージでは、ちゃんと私の話を受けてから返してくれていた。テキストなら「書き終わるまで待つ」が自動的にできる。でもリアルタイムの会話になると、その人の「本当の聞き方」が出る。



15分で通話を終えた理由


通話の最後に「今度会いましょうよ」と言われた。


「……ちょっと考えさせてください」と答えた。


通話を切ったあと、ソファに座ったまま10分くらいぼーっとしていた。悪い人じゃなかった。でも「会いたい」と思えなかった。


3つの違和感:目が合わない、別のことをしている、話を遮る。どれも小さいことだけど、15分の通話で集中してもらえない相手と、2時間のデートで楽しめるだろうか。


翌日、「ごめんなさい、恋愛としてのイメージが持てませんでした」とメッセージを送った。



ビデオ通話で見るべき3つのポイント


この経験から、ビデオ通話で確認すべきことを3つに絞った。


1. 目線:カメラを見ているか


こちらの話を聞いているとき、カメラ(=こちらの目)を見ているか。別の画面を見ている人は、会っても同じことをする。


2. 傾聴:話を最後まで聞くか


テキストでは見えない「リアルタイムの聞き方」がわかる。遮る回数を数える。3回以上なら注意。


3. 表情:笑いが自然か


口だけ笑って目が笑っていない場合、営業的なコミュニケーションの可能性がある。自然に目が細まる笑い方をしているかを見る。


ビデオ通話は「写真の確認」だけじゃない。「会ったときの空気感」を先に味わえるツール。画面越しに見えるものを、信じていい。



ビデオ通話で「会いたい」と思えた人


全員がダメだったわけじゃない。6人とビデオ通話して、3人とは会った。


会いたいと思えた人の共通点は「通話中に笑えたかどうか」。画面越しでも自然に笑える人は、会っても自然に笑える。


三軒茶屋のカフェで会った4人目の人は、ビデオ通話で猫が画面に入ってきて2人で爆笑した。会ったときも、同じように笑った。


ビデオ通話は「ふるいにかける」道具じゃない。「会いたい気持ちを確認する」道具だった。



ビデオ通話を提案するタイミングと言い方


メッセージが10〜15往復続いて、「そろそろ会おうか」の手前がベスト。


言い方は「会う前に一度声を聞きたいんですけど、ビデオ通話しませんか?」が自然。「確認したい」ではなく「声を聞きたい」。前者は面接、後者は好意。


恵比寿のカフェで友達のユキに聞いたら「私は毎回ビデオ通話してから会うようにしてる。10分でいいから」と言っていた。10分で合わない人と2時間のデートをする無駄がなくなる。


画面越しの10分は、カフェでの2時間より正直な時間だった。


あの夜、ビデオ通話で「会わない」と決めたことを後悔したことは一度もない。15分で見えたものは、2時間のデートでも同じだったと思う。むしろ2時間分の時間と交通費とメイク時間を節約できた。画面越しの15分を、信じていい。


会う前に見極められる時代だからこそ、「会わない判断」も立派な選択肢になった。

よくある質問

マッチングアプリで会う前にビデオ通話をすべきですか?
安全面で強くおすすめします。写真詐欺の確認だけでなく、話し方・間の取り方・表情から「この人に会いたいか」を判断できます。体験談では「ビデオ通話で違和感を感じて会わなかった」人の多くが「正しい判断だった」と振り返っています。
ビデオ通話で何を見ればいいですか?
写真との一致度より「会話の心地よさ」を見てください。目が泳いでいないか、こちらの話を遮らないか、笑い方が自然か、の3つが重要です。15分あれば判断できます。
ビデオ通話を断られたらどうすべきですか?
「恥ずかしい」という理由なら無理に求めなくてOKです。ただし「ビデオ通話は嫌だけどすぐ会いたい」と言われた場合は、安全面で注意してください。写真と実物が違うことを避けたい人が拒否する場合もあります。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

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