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好きだけど、何かが引っかかる。初デート後の違和感を無視しなかった話

withで出会った人との初デート。楽しかった。笑った。でも帰り道、胸の奥に小さな引っかかりがあった。言語化できない違和感。それを無視せずに行動した結果と、直感が正しかった話。

27・女性の体験
·橘みあ·8分で読める

楽しかったのに、帰り道に胃が重かった。


withで出会った31歳の営業マンと、表参道のカフェで2時間話した。会話は弾んだ。共通の趣味も見つかった。笑った回数は数えきれない。


でも東横線に乗って座席に座ったとき、胸の奥に小さな石が入っているような感覚があった。楽しかったはずなのに、体が「楽しくなかった」と言っている。


27歳、出版社の編集アシスタント。この「言語化できない違和感」を、10人との初デートで3回経験した。



違和感の正体——3回の経験


1回目の違和感:相手の「聞き方」


表参道のカフェでの初デート。彼は私の話をよく聞いてくれた。でも「聞き方」に引っかかった。


私が仕事の話をすると、「それって年収どのくらい?」と聞いてきた。趣味の話をすると、「お金かかりそうだね」。住んでいる場所を言うと、「家賃高いでしょ」。


全部お金に繋がる。悪意はないのかもしれない。でもデートの会話でお金の話が3回出ると、体がこわばった。肩に力が入っていた。


2回目のデートには行かなかった。友達のマユに話したら、「それ、値踏みされてたんじゃない?」。その一言で違和感の正体がわかった。


2回目の違和感:笑い方


下北沢の居酒屋での初デート。楽しかった。本当に楽しかった。でも彼が笑うとき、目が笑っていなかった。口は笑っているのに、目が冷静。


営業スマイルだ。仕事で毎日やっている笑い方と同じだった。


2回目のデートに行った。やっぱり同じだった。目が笑っていない。3回目はなかった。


3回目の違和感:距離の詰め方


渋谷のレストランでの初デート。彼は最初から距離が近かった。カウンター席で膝が触れる。手が当たる。2時間で3回、肩に手を置かれた。


嫌じゃなかった。でも「早くない?」と体が反応した。みぞおちのあたりがきゅっと縮んだ。初対面で肩に手を置く人は、距離感のセンサーがずれている可能性がある。


2回目は断った。



違和感を無視した1回


4人目の人に対しては、違和感を無視した。


「この人は大丈夫だろう」と頭で判断した。条件が良かった。年齢も合う、仕事も安定している、メッセージも丁寧。初デートの違和感は「緊張のせい」だと思い込んだ。


3回デートして、4回目で彼の本性が出た。店員への態度が横柄だった。恵比寿のレストランで、ウェイターに「遅いんだけど」と言った声のトーンに、背筋が凍った。


初デートのとき、私の体はこれを感じ取っていた。でも頭が「大丈夫」と上書きした。


直感は、頭より先に答えを出している。体が「何か違う」と言ったら、それは答えだった。



違和感を「データ」にする方法


10人の初デートを経て、自分なりの「違和感チェックリスト」を作った。


帰り道にスマホのメモアプリに3つだけ書く。「楽しかったこと」「引っかかったこと」「体の反応」。


表参道のカフェの帰り、中目黒の居酒屋の帰り、下北沢のレストランの帰り。毎回書いた。


「引っかかったこと」が空欄の人とは、全員2回目以降も楽しかった。「引っかかったこと」に何か書いた人とは、全員どこかで終わった。


直感を「気のせい」で終わらせない。メモにすると、それは「データ」になる。


体が出す答えは、頭より正確だった。



違和感がなかった人


10人中3人だけ、違和感がゼロだった。そのうちの1人が今の彼氏。


吉祥寺のカフェで初めて会ったとき、2時間があっという間だった。帰り道、井の頭公園の前を通ったとき、胃が重くなかった。胸の奥の石もなかった。代わりにあったのは「もう少し話したかったな」という、軽い寂しさだけ。


違和感の不在は、気づきにくい。「何もない」ことに気づけるのは、「何かある」を3回経験したから。

よくある質問

初デート後に違和感を感じたら2回目に行くべきですか?
違和感の種類によります。「緊張していただけ」なら2回目で解消される可能性がありますが、「相手の言動に引っかかった」場合は直感を信じたほうがいいです。体験談では、初回の違和感を無視して後悔したケースが多いです。
言語化できない違和感はどう判断すればいいですか?
友達に「楽しかったけど、何か引っかかる」と話してみてください。言葉にする過程で違和感の正体に気づくことが多いです。それでもわからない場合は「もう1回だけ会って確認する」のも手です。
直感と相性の違いをどう見分けますか?
直感は「体が反応している」状態です。胃が重い、肩に力が入る、笑っているのに楽しくない。相性の問題は「頭で考えて判断できる」ことが多いです。体の反応に注目してください。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:初デート体験談

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