33歳でバツイチになって、1年後にwithを始めた。怖かったことと、想定外だったこと
離婚届を出した帰り道、西早稲田の蕎麦屋で一人で食べた。翌年の同じ季節に、withで出会った人とランチを食べていた。「バツイチ」を話すタイミングと、話した後の相手の反応について。
離婚届を出した帰り道、西早稲田の古い蕎麦屋に入った。
ざる蕎麦とビール小瓶。食べながら、これで終わりなのか始まりなのか、どっちでもない感じがした。33歳で離婚して、「人生のやり直し」という言葉が似合わない気がした。大げさすぎる。でも「なかったこと」にもできない。
withを始めたのは1年後だった。
プロフィールに書くか書かないか
「バツイチ」をプロフィールに書くべきかどうか、2週間悩んだ。
書かなかった。でも「早めに話す」と決めた。プロフィールで先に伝えるより、実際に会って話した方が、相手の反応を見ながら話せると思ったから。
最初の2人は3回目のデートで話した。「実は離婚経験があって」と言ったら、1人目は「そうなんですね」で終わった。2人目は「うち、親が離婚してるんですよ」と言われた。思ったほど驚かれなかった。
3人目の反応
3人目が違った。
「バツイチなんですね」と言ってから、「どんな人と結婚してたんですか」と聞かれた。
質問されたのが初めてだった。「離婚したんですね→次の話題」ではなく、「どんな人と?」という方向に来た。
少し戸惑いながら答えた。元夫のことを、できるだけ悪く言わないように話した。「価値観が合わなくなった。悪い人じゃなかったと思う」と言ったら、「一回結婚した人は、結婚の現実を知ってるじゃないですか。そこが強みだと思う」と言われた。
そう言われたのが、初めてだった。
弱みだと思っていたものを強みと言われて、目の奥がじわっとした。泣かなかったけど、泣きそうだった。
離婚経験が活きていること
元夫と一緒にいた6年間で、わかったことがある。
どんな場所で一緒にいたいか、どんな会話ができる人がいいか、どういう価値観の違いが自分には辛いか。全部、経験で知っている。「失敗から学んだ」というより、「払ったコストで手に入れた地図がある」という感覚に近い。
「バツイチって、強みだよね」と言われた言葉が、今も頭にある。強みかどうかはわからない。でも「弱みだけではない」ということは、今は思えている。
離婚した帰り道に食べた蕎麦は、あまりおいしくなかった。でも今はそれでいいと思っている。あの日があって、今がある。それだけ。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。