福岡でPairsをやったら、半径3kmに知り合いが4人いた
福岡でPairsを始めたら、いいねの中に前の会社の上司がいた。地方のアプリは「知り合いに会うかもしれない」という怖さがある。でも、その怖さを乗り越えた先にある出会いの話。
福岡でPairsを始めたら、いいねの中に前の会社の上司がいた。
画面をスクロールして止まった。間違いじゃなかった。3年前まで一緒に働いていた人の顔があった。プロフィールに「真剣にお付き合いできる方と」と書いてあった。
スクロールを続けた。
小さい街でアプリをすること
福岡は人口160万人の都市で、決して小さい街じゃない。でも「知り合いに会うかもしれない」という感覚は、東京でアプリをやっている友達と全然違う。
初めて使った週に、いいねをくれた人の中に知り合いが4人いた。前の会社の上司、大学のゼミの同期、近所のコンビニで見かけた人、一度だけ合コンで会った人。
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「もうやめよう」と思った夜から3週間後の話
6ヶ月間Pairsを使い続けて、11月の深夜に退会した。疲れたからやめた。それだけのつもりだった。3週間後に起きたことが、予想と全然違った。
4人全員にいいねを返さなかった。でも「バレた」とは思っていなかった。お互いに見えている。それだけのことだ、と思うことにした。
東京と何が違うか
東京でアプリをしている友達に「それは怖いね」と言われた。
確かに怖い。でも違う見方もある。東京のアプリは、知り合いに会う確率が低い分、相手の情報も薄い。福岡のアプリは、知り合いに会うリスクがある分、マッチングした相手の情報が濃い。共通の友人がいることが多い。「あの人と知り合いなんですね、実は私も」ということが起きる。
マッチング数は東京より少ない。でも会うまでが早い。「どこ住んでるんですか」ではなく「博多駅の近くですか、じゃあ今週末に」という展開になる。共通の文脈がある分、距離が縮まりやすい。
出会った人の話
3ヶ月後に、大濠公園の近くに住んでいる人とマッチングした。
初デートは中洲の近くのバーで、話し込んで気づいたら終電になっていた。福岡の中心部を歩きながら「ここ、昔何があったか知ってる?」という話になった。同じ地図を共有している人と話す感覚は、何か違う。
「知り合いに会うかもしれない」という怖さを乗り越えた先に、「会ったことはないのになんか知ってる感」のある出会いがあった。東京の匿名性より、福岡の顔の見えやすさの方が、私には合っていたと思っている。
地方のアプリは怖い。でも怖いのは最初だけで、始めてしまうと意外とそのまま動いていく。
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。