40歳で離婚が成立した夜。1年後にPairsを始めた、後悔のない話
40歳の誕生日に離婚が成立した。区役所の帰りにラーメンを食べた。味がしなかった。1年後にPairsをインストールした。「41歳でアプリ」を自分に許可するまでに1年かかった話と、天神のカフェで出会った人の話。
正直に言う。40歳で離婚したのに、また恋したかった。
40歳の誕生日に、離婚が成立した。別に狙ったわけじゃない。たまたまそうなった。区役所の窓口で書類を受け取って、帰り道に博多駅近くの一蘭に入った。チャーシューが厚くて、スープが少し塩辛いはずだった。でも味がよくわからなかった。口の中にものが入ってくる感覚だけがあって、舌が何も拾わなかった。
Pairsをインストールしたのは、1年後だった。
「41歳でマッチングアプリ」を自分に許可するまで、1年かかった。許可というより、「もうここしかない」という感覚に近かった。職場での出会いは望めない。友達の紹介も限界がある。行動しないまま45歳になることの方が、ずっと怖かった。
最初に驚いたこと
年齢設定を「40〜50歳」にした。
表示されるプロフィールを見て、最初に思ったことは「みんな、いろいろあったんだな」だった。バツイチ、子供あり、子供なし、再婚希望、まだわからない。20代の頃のアプリとは全然違う。でも「いろいろあった人同士」という前提が、最初から共通していた。
いいねが来たのは予想より少なくなかった。年齢でフィルタリングされることは覚悟していたけど、それより「真剣に探している人の密度が高い」ことの方が印象的だった。
53歳の男性との会話
最初にマッチングした人が53歳だった。
「歳が離れすぎかな」と思いながらメッセージを返した。最初の会話で、お互いの離婚歴と、その後どう生きてきたかを話した。初めて会う人なのに、なんか楽だった。重い話なのに、重くなかった。
「失敗を知っている人同士」の会話は、どこか違う感じがした。
その人とは2回会って、恋愛にはならなかった。でも「また探してみよう」という気持ちになれた。
3ヶ月後に出会った人
45歳の男性で、子供が一人いる人だった。
プロフィールに「子供のこと、早めに話せる人がいい」と書いてあった。正直だと思った。初デートは天神の西通り沿いにあるカフェで、3時間話した。窓の外を歩く人たちを眺めながら、コーヒーが冷めていくのも気にならなかった。
「なんで離婚したんですか」と聞いたとき、少し止まって、「価値観が合わなくなったんだと思います。私が変わったのか、相手が変わったのか、まだよくわからないです」と言われた。
その言葉を聞いて、「この人なら話せる」と思った。胸の少し上あたりが、じわっとあたたかくなった。喉の奥がきゅっとして、鼻の奥がツンとした。泣きそうになったけど、カフェだったから我慢した。
今も付き合っている。
40代でアプリをやることについて
「もう遅い」という言葉を何度か聞いた。
でも40歳の誕生日に離婚して、41歳でアプリを始めた私が言うと、遅いかどうかは始めてみるまでわからない。確かに20代より制約は多い。でも目的が全員はっきりしている分、無駄が少ない。
「もう遅い」と言う人は、たいてい始めてない人だった。始めた人は、「もっと早くやればよかった」と言う。
遅いかどうかは時計が決めるけど、始めるかどうかは自分が決める。
最初のマッチング
Pairsに登録して1週間、いいねは3件だった。20代の頃なら落ち込んでいたと思う。でも41歳の自分には、3件が十分だった。
最初にやりとりが続いたのは、同じ40代の女性だった。プロフィールに「日曜は近所の喫茶店でモーニング」と書いてあった。天神の喫茶店。それだけで親近感が湧いた。
メッセージのやりとりは穏やかだった。返信が来るのは夜の21時頃。子どもを寝かしつけた後だと言っていた。バツイチ同士。「前の結婚の話、聞いてもいいですか」と聞いたら、「聞いてほしいです」と返ってきた。
大濠公園の近くのカフェで初めて会った。12月の午後、窓から入る光が柔らかくて、彼女の白髪交じりの髪が少し光っていた。コーヒーの湯気の向こうに見える表情は、写真より少し疲れていて、でもそれがリアルだった。
「離婚して、ラーメンの味がしなかった日があったんです」と言ったら、彼女は目を見開いた。「私もです。カレーの味がしなかった」と返ってきた。
同じ体験をした人がいた。それだけで、胸の奥の結び目が少しほどけた気がした。
40歳が終わって41歳が始まったけど、答えはまだ出ていない。
よくある質問
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40代のマッチングアプリはどれがおすすめですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。