「もう遅い」と思いながら31歳でPairsを始めた。4ヶ月後に彼氏ができた話
31歳の誕生日をコンビニのケーキで一人で過ごした夜にPairsをインストールした。「いまさら感」を飲み込んで始めたアプリが、20代のそれと全然違うゲームだった。
31歳の誕生日、ケーキは一人で食べた。
コンビニの小さなショートケーキ。ろうそくを立てるほどでもないと思って、立てなかった。スプーンで崩しながら食べていたら、テレビでPairsのCMが流れた。
インストールしたのはその夜だった。
「いまさら感」を飲み込んだ。アプリで出会うって、なんか必死に見られる気がして、ずっと避けていた。30代でアプリって、焦りが透けて恥ずかしいと思っていた。でも31歳でコンビニのケーキを一人で食べていた自分を振り返ると、何が恥ずかしいんだと思った。
20代のアプリと全然違った
最初の1週間は試しにいろんな人のプロフィールを読んだ。
30代男性のプロフィールが、想像と違った。「将来は家庭を持ちたい」「お互い尊重し合える関係を」「長く付き合える人と出会いたい」——目的がはっきりしていた。20代の頃にアプリを少し触ったことがあって、そのときは「趣味はカフェ巡りです!」みたいなプロフィールが多かった記憶がある。比べると明らかに違う。
マッチングした相手からの最初のメッセージが、「趣味は何ですか?」じゃなかった。「読書が趣味と書いてありましたが、最近読んでよかった本は何ですか?」だった。
来た瞬間、この人と話したいと思った。
「夏物語、川上未映子」と返信した。「読みました。あの小説って、なぜ女性の身体の話をここまで書けるんでしょうね」と来た。
午前2時まで話した。
初デートの話
中目黒のカフェで待ち合わせ、土曜の昼。テーブル席に向かい合って、最初の5分は普通だった。どこに住んでいる、仕事は、という会話。でも気づいたら「10年後どんな生活をしたいか」という話になっていた。
え、こんな話するの初デートで、と思いながら、答えた。「ちゃんと料理できるようになりたい。本を読む時間をもっとつくりたい。夜に急いでいない生活がしたい」と言ったら、「夜に急いでいない生活、わかります」と返ってきた。
胸の少し上あたりが、じわりとした。
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ランチが終わって、「もう少し歩きませんか」と言われた。目黒川沿いを歩きながら、また話した。帰り道に「また会えますか」と聞かれたとき、「はい」と言うのに0.5秒もかからなかった。
「遅すぎた」は本当か
付き合えた。インストールから4ヶ月後に。
「30代でアプリって遅い?」という問いに答えるとしたら、遅くない、と言う。むしろ目的がはっきりしているぶん、20代より早い部分がある。20代のうちに始めなかったことを後悔したことは一度もない。
30代以上のアプリは、お互いの条件確認より方向性の確認が早い段階で出てくる。結婚観、将来像、生活ペース。これを「重い」と感じる人は20代向けのアプリに行けばいい。でも私には、それが楽だった。
31歳の誕生日の夜にインストールした自分を、今は少し好きだと思っている。あのとき、ケーキを一人で食べていてよかった。そうじゃなかったら、始めなかった。
よくある質問
30代からマッチングアプリを始めるのは遅いですか?↓
30代でマッチングアプリを使うのは恥ずかしくないですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。