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30代でマッチングアプリを始めた夜、後悔しなかった話

30歳になっても「アプリは自分には関係ない」と思っていた。32歳で仕事に打ち込んだ先に誰もいなくて、Pairs / Omiaiをダウンロードした春。30代からのマッチングアプリ、年齢は不利じゃない。使い方が変わるだけ。

32・女性の体験
·橘みあ·5分で読める

正直に言う。30歳になった時、私はマッチングアプリを見下していた。


「アプリで出会う人」というカテゴリが、自分には関係ないと思っていた。20代のうちに仕事に打ち込んで、気づいたら32歳になっていて、職場にも合う人がいなくて、ようやくPairsをダウンロードしたのは3月の終わり、新宿御苑のそばのカフェで友達に「そろそろ真剣に動いた方がいいと思う」と言われた翌日だった。


最初の2週間、マッチングが全然来なかった。


写真1枚、自己紹介2行。「仕事が好きです。趣味は映画です」。これで伝わると思っていた自分が、今は信じられない。でもその頃は本当にそれが「必要十分」だと思っていた。


30代の強みをプロフィールで使う


30代が20代に対抗するためにやること、というフレームで考えると間違える。30代には30代の売り方がある。


具体的に何が武器になるか。「安定感」じゃなくて「解像度の高さ」だ。好きな映画の話、行きたいお店の名前、週末の過ごし方の具体性。「旅行が好き」ではなく「年に2回、国内を一人でうろつくのが好きで、去年は松本と尾道に行った」。これが30代の書き方だ。


写真は3枚以上。絶対に。1枚で勝負しようとするのは20代の発想で、30代が写真1枚だと「情報を隠したい人」に見える。顔がわかる正面写真、日常が伝わるもの(カフェや本棚でいい)、少し笑っているもの。それだけで「人間感」が出る。


結婚意向はOmiaiかゼクシィ縁結びで明示的に書く。Pairsでは「数年以内に」程度で十分。最初から「婚活です」と全面に出すと、相手にプレッシャーを与えて出会いの幅が狭まる。


「会うまで時間をかけすぎる」問題


32歳の春、初めてマッチングした相手と17往復のメッセージをして、会う前にフェードアウトした。向こうが原因だったのか私が原因だったのかわからない。でも今思えば、メッセージが長すぎた。


お互い忙しい。30代はそれが顕著だ。残業、会食、週末の予定。メッセージを丁寧にやりとりしている間に熱が冷める。経験上、5〜8往復で一度会う提案をした方がいい。「よかったら今週末か来週、お茶でも」と言える雰囲気になったら迷わず動く。


会ってからわかることの方が、メッセージからわかることより圧倒的に多い。


アプリの選び方:目的別のリアルな評価


Pairsは間違いなく母数が多い。でも女性は無料なのでいいねが大量に来る。男性側は課金しているから、ある程度真剣度はある。30代男性を探すコミュニティ機能を使うと絞り込みやすい。


Omiaiは30代が動きやすい空気がある。プロフィールが細かく書けるため、「ちゃんとした人」が集まりやすい。真剣な婚活としてスタートするならOmiaiから入った方がいい。


ゼクシィ縁結びは結婚前提が全面に出ているため、「結婚したいのかどうか自分でも曖昧」な段階では少し重い。でも「もう決めた」なら一番効率がいい。


マリッシュはバツあり・シングルパパ/ママへの偏見が少ない環境として設計されている。30代後半からの再出発に向いている。


条件の絞りすぎが出会いを殺す


最初、私は相手の年齢を「28〜33歳」に設定していた。身長は「170以上」。年収は「500万以上」。


3ヶ月後、その条件を全部外した。


残したのは「住んでいる場所(都内か神奈川)」「タバコを吸わない」の2つだけ。


そうしたら、それまで会ったことのないタイプの人に会えるようになった。36歳で手取りは普通だけど話が面白い人。28歳で年収は低いけど誠実さが伝わる人。条件外の人が、条件内の人より全然よかった。


「条件」は結婚してから困らないための基準として必要だけど、「出会いのフィルター」として使い始めると可能性を自分で潰す。30代は、選ぶ力もある代わりに、選びすぎる罠にはまりやすい年代でもある。


結局、32歳から始めて34歳で今の人と出会った。Pairs経由だった。条件外のコミュニティから話しかけてきた人だった。


戦い方が変わる、というのは本当のことだ。でも変えた先に、ちゃんと出会いはある。


30代だからこそ持てる武器


焦りは敵だけど、経験は味方だ。20代のときは知らなかった「聞き上手の価値」を、30代になって身につけた。恵比寿のカフェで会った人に「話しやすいですね」と言われたとき、心臓がドクンと跳ねた。若い頃は自分の話ばかりしていた。今は相手の言葉を待てる。新宿の帰り道、手のひらの汗が引いていることに気づいた。落ち着いている自分がいた。30代のマッチングアプリは、スピード勝負じゃなく、深さ勝負だった。


30代の出会いを始めたのに、20代より濃かった。

この記事を書いた人

橘みあマッチングアプリ体験談ライター

27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。

このテーマを読む:婚活体験談

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