「今は1人に絞れない」と言われた。待つか引くかを決めた基準
4回目のデートの帰り道、「正直に言うと、今は1人に絞れない」と言われた。好きだった。でも「待つ」のか「引く」のか、判断しなきゃいけなかった。2週間迷った記録と、出した答え。
「正直に言うと、今は1人に絞れない」
4回目のデートの帰り道、代官山の坂道で言われた。11月の夜、21時。息が少し白かった。
Pairsで出会って2ヶ月。4回会って、毎回楽しかった。3回目のデートで手をつないで、4回目は中目黒のイタリアンでワインを飲んだ。「もうすぐ付き合えるかも」と思っていた。
その直後の、この言葉。
好きだった。だからこそ、胸の奥に冷たい石が落ちた。
「1人に絞れない」の意味を聞いた
立ち止まった。坂道の途中、街灯の下。
「……それは、他にも会ってる人がいるってこと?」
「うん。もう1人、2回会った人がいる。正直に言いたかった」
声が小さかった。彼も言いづらかったんだと思う。でも正直に言ってくれたことは、ありがたかった。
「私と、その人と、どっちが……」
「それがわからないんだ。ごめん」
改札の前で別れた。手を振って、振り返らずに歩いた。東横線のホームで、涙をこらえた。泣いたら負けだと思った。何に負けるのかわからなかったけど。
2週間の「迷い」
帰ってから2週間、毎日迷った。
待つ理由: 好きだから。4回のデート、全部楽しかった。手をつないだとき、心臓がうるさかった。この感覚は簡単に手に入るものじゃない。
引く理由: 「もう1人」がいる状態で待つのは、自分の時間を相手に預けること。相手が選ぶのを待つ間、自分は他の出会いを止めることになる。
友達のサチに相談した。下北沢のカフェで。
「待つのは1ヶ月まで。それ以上は消耗するだけ。あと、待ってる間に自分のアプリは消すな。相手が絞れないなら、あんたも絞る必要ない」
正論だった。でも感情はそう簡単に割り切れない。
2週間後に出した答え
2週間後、LINEを送った。
「あれから考えたんだけど、私は待てない。待ってる間、他のことが手につかなくなってるから。もし選んでもらえるなら嬉しいけど、時間をかけて迷われるのは私にはつらい」
送信ボタンを押した。手が震えた。スマホをテーブルに伏せて、天井を見た。三軒茶屋のワンルーム、夜22時。外を走る車のヘッドライトが、天井に筋を描いた。
1時間後、返信が来た。
「……わかった。正直に言ってくれてありがとう。俺、もう少し考えたかったけど、それはお前に失礼だよな。ごめん」
それきりだった。ブロックはされなかった。でも、もうメッセージは来なかった。
選ばれなかったけど、後悔はしていない
あの2週間、待ち続けていたらどうなっていたかはわからない。もしかしたら選ばれていたかもしれない。でも「選ばれるのを待つ」という状態が、自分には合わなかった。
待つことと、自分を後回しにすることは違う。
1ヶ月後にPairsで別の人と出会った。最初のデートで、その人が言った。「他に会ってる人いるけど、正直あなたが一番気になってる」。同じ状況だった。でも「一番気になってる」があるかないかで、全然違った。
「絞れない」と言った人を責めるつもりはない。でも、絞れないと言われた側には、待つ義務はない。
「選ばれなかった」の先にあったもの
あれから半年。今の彼氏は、2回目のデートで「他の人とのやりとり、全部止めた」と言ってくれた。
あのとき「1人に絞れない」と言った人を恨んでいない。正直に言ってくれたことで、私は「自分を後回しにしない」と決められた。
選ばれるのを待つ恋愛は、もうしない。
代官山の坂道で「絞れない」と言われた夜の冷たい空気を、今でも覚えている。息が白くて、街灯の光が彼の横顔を照らしていた。あの瞬間、心臓が冷えたのは、好きだったからだ。
でも好きだからこそ、「2番目」で待つのは自分を壊す。1番じゃないなら、自分で1番の場所を探しに行く。それが、あの夜に学んだこと。
よくある質問
「1人に絞れない」と言われたらどうすべきですか?↓
相手が同時進行していることを許容すべきですか?↓
待つと決めた場合、どのくらい待つべきですか?↓
この記事を書いた人
27歳・東京。Pairs・with・Tinder・Omiai・タップルを延べ3年間使用。マッチングアプリで3人と出会い、2回失恋した経験をもとに執筆。失恋した夜に誰かのブログで楽になった経験から、このサイトを始めた。